はい、以上いかがでしたでしょうか、今週の「俺たち変質的柴犬クリエイター」。他にも「柴コロッケ」「柴モチ」「柴ギョウザ」「柴アイス」「柴大根おろし」「柴パン」も作れるのでぜひ。
スイートポテトが好きである。
甘くて芋っぽいスイーツとして、俺たちOLはおしなべて好きであろう。
そんなスイポテを食べながら、ふと我が愛犬もも(柴犬)を見ていたその時。
柴犬のその茶色加減が、スイートポテトに見えて仕方なくなってしまったので今回は、前代未聞の「柴犬スイートポテト」(というか結果的には「柴芋」に!)を作ってみたいと思うよッ!
そんなスイートポテト。
あの適度なスイートさがたまらないが、もうビジュアルからして
おいしそう。で、すでに見切れているが、我が愛犬ももを、共にガン見していたところ、その茶色加減からして、これもう柴犬がほぼ
スイートポテトに見えてきた。ほんわか焦げてる茶色いっぽい感じが、まさにそれ。こうなっては「柴犬=スイートポテト」!ってことで、変質的柴犬クリエイターとしては、もう柴犬スイートポテトを作らざるをえないであろうッ!
ちなみにアレ実は、わりと簡単に作れるうえ、しかもアレ作れると女子力も爆上がりなので(偏見)、作り方も説明しながら、作っていきたいと思うわよッ!!
まず、言うまでもないが、スイートポテトは普通
サツマイモを使う。適度な甘みがあるからね。柴犬の茶色っぽい部分は、サツマの黄色味を焼き焦がしていけば具現化できる気がする。ただ柴犬の顔には、困ったことに白い部分がある。口周りとか。
ならその部分は、芋は芋でも、白色味を出せるジャガイモにて、具現化してしまおう!
と、この時点で、スイートポテトとしてはもう迷走。不穏な予感。は否めないが、広義ではポテト(芋)の範疇だし、事実上スイートポテトとして、気丈にやっていこう。
ってことで、すでに切り刻んでいるが、今回の材料は完成サイズ的に
サツマイモ2個
ジャガイモ2個でやっていく。覚えておこう覚えておきたい人のみ。
ではまず、普段は固体なイモたちを柔らかくすべく、いくつかにぶった切ったものを、水に沈めていく。いったん皮はそのままでもいい。
後でぺロッて剥けるから(わりとペロッと剥けなくて面倒だったのは内緒)。で、これを蒸す。肉まんとかあんまんとかの際にやるやつだね。だいたい20分ほどで、箸とかをぶっ刺して、
ぶっ刺せるくらいの柔らかさになったら出してOKだぜッ!! で、
アチチアチ、言いながら、皮をなんとか剥いて、それっぽい棒で
ぶっ潰す。容赦なくグッチャグチャに。犬もヒくほどに。
あ、一応スイートポテトだけに、そういや味、のレシピも紹介だ!
まずは
砂糖。少しでも茶色味を求めて今回は黒糖だが、これを適量。あと
バターを適量。あと、
牛乳(が、なかったので)豆乳だが これを適量。
「適量」過ぎてレシピになってないことには気づいた。ごめん、覚えてないんだ。だいたいでいい。そしてこれをまた混ぜるべく、
ぶっ潰す!!息の根を止めるべくグチャグチャに。犬もヒくほどに。
で一方、柴犬の白い部分を表現すべく投入されたジャガイモだが、
このプロセスだと、ついポテトサラダになってくるのはやむをえず、
油をどん。あ。そして
塩をどん。あ。さらについ、
マヨネをどん、あ。で、盲目的に潰しに潰したら、あらやだ。もろ
ポテサラビジョンに。この時点で、スイーツ感は瓦解したと言える。白色部分はソルティーに。
そして茶色部分はスイーティーに。
これ合体したら一体どんな味になっちゃうのだろう。もう知らん。
では粘土状のダマは両方完成したので(一方はポテサラ爆弾だが)、
まず白イモで、口周りをイメージしつつ土台を固める。その上に覆いかぶす形で、茶色イモで顔をイメージしつつ、
粘土的に塑像していこう。…と、作業をしていると、なんかもらえるかと期待して、すぐそばで
ガン見しているもも。さすがの卑しさだが、柴犬の顔がどうなってるのか参考になって助かった。…それにしても顔っぽくなるにつれ、禁忌的なモノを錬成してるような気がして、罪悪感は芽生えた。
あ、そういえば。ここで、柴犬の目と鼻を忘れてたことに気がついた。柴犬の目と鼻って、そういや黒い。困ったことに黒い。
はてさて、今さらどうしよう。どうせなら芋ポテトでなんとかしたいので、新たな芋として、芋業界の超いぶし銀的存在、
自然薯! Z・I・N・E・N・J・O! 突然ジネンジョ来たが、
これを、ももの目や鼻の形になるように切り出し、ストーブ使って
焼きまくって、
真っ黒けに焦がして、目と鼻として
ぶち込もうぜ! いずれにせよもうスイーツの次元は越えていると言える。味とかはもういいとして(いいの?)もう芋、総動員である。
ではこの異物をこんがり焼いていくわけだが、その前にあるコツが。その表面に、卵の卵黄で
コーティングすると、ツヤも出てイイ感じで焦げてくるのでオススメやでぇッッ!! 誰にススメているのかはわからない。
それが終わったら、お待ちかね、
オーブンにぶち込もうッ!そして紅蓮の炎で、
焼き尽くすッ!!「紅蓮華」と「炎」を聴きながら焼くのがオススメだ。温度は適当で、焦げつかない程度で焼き尽くしておこう、煉獄さんへの思いを胸に…!
ではそんなプロセスを経てついに! 完成してしまった柴犬スイートポテト、というか「柴芋」の全貌が、これだ!!
!!! あらまぁ!! 柴犬っぽい!!やや黄色味だけど、ギリ茶色っぽい感じで!!
ちなみにヒゲ部分はゴマを使ったよ。うふふ。今までも柴フードいろいろ作ってきたが、今回はだいぶ粘土状だったので、今までで一番
イメージ通りできたと言える!(ピンとこないであろう自画自賛。)
まぁスイートポテトに見えないのは事実だが。ただ、もも的には
クリソツ!これはご本人登場レベルであろう。ふとFITさせてみても
YES!! すり替えてもいけそう!!
なほどのクオリティーになっていたのであった。
そしてさらに、なんとなく、食卓の方に置いておいたところ、
!!? もも、なんだか
拝んでいた。どういう状態これ。犬、よくわからないのであった。
ではこの異物、いちおうスイートポテトと銘打っているが、実際の味は、一体どんなことになっているのであろうか!?
ついに実食!ってことで、まずは茶色くて、一番スイポテっぽい所を
すくいあげ、いざ、おそるおそるパックンチョしてみると…
お!! いわゆるスイートポテト部分は、よき! うまし! 決して甘すぎず、分量適当だったわりには絶妙な塩梅で、ちょこっと入れたバターもすごく効いていてる感覚!やったぜ!!
と、いったんよかったが、今回最も気になる要注意点と言えるのが、スイートポテトとポテトサラダとジネンジョが交わり合っている
このジャンクション部分。もう食べたくないが、やむなく一体どんな味なのかと、勇気を出してパックンチョしてみたところ…
!!? スイートポテトの甘みとポテトサラダの辛みが混ざり、お互いを打ち消し合ったうえ、ジネンジョの無味さがそれを後押しし、トータルでは、プラマイゼロの味!! ただ何かを食べたという事実のみが残る感じに! やったぜ新感覚!
と、味的には十分食べらるものであったが、ただ、
なにぶんももの顔ゆえ、食べていくにつれ、また罪悪感が募っていったのであった。ももごめん。でも罪悪感をなんとか乗り越え、全部食べ終えるのに数日かかったけど、とりあえず
スイートポテト、というか柴芋、が無事、堪能できたのであった!おつかれさまでした!
というわけで、ぜひみなさんもコレを参考に、柴犬スイートポテト作ってみて頂きたいですが、くれぐれも、ポテトサラダは別枠にしておきましょう。ではまた、ごきげんよう。
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