はい、以上いかがでしたでしょうか今週の「こんな家族はイヤだ」。家族には感謝していきましょう。
100均ですごく気になるゲームが売られていた。
それが「罰ゲームすごろく」。
罰ゲームだなんて、なんともヤングな下世話さで、ぜひやってみたいが、そんなの一緒にやってくれる、友達はいない。コロナ禍でなかったとしても、いない。
となると、家族でやるしかない。
というわけで、そんな下世話な「罰ゲームすごろく」を、罰ゲームなど相当そぐわない高齢家族が行うと、一体どんな壮絶なことになってしまうのか!?その一部始終を、とくとご覧あれ!!
そんな100円で買えた「罰ゲームすごろく」。
パッケージからして下世話だが、いざ開けてみると…
!? え、
ビ、ビニール製!? ゲームだけに、さすがに最低限ボード的なものを想定していたが、ビニールとは。
いわゆるレジ袋並み。この原価コストを切り詰める姿勢が100円という低価格を実現させたのであろう。いざ広げてみると、
下世話さが満開に。さらに親切なことに、コマも一応ついており
家族でやっていくにあたり、わかりやすくすべく
名を表記したのだが、ぜんぶ
吉田であることに気づく。ミスったのであった。
では、各マスを見ると、やらされると、特に高齢家族がやらされると、マジ罰な悲劇が待っているようだが、
やむなくやってみよう!!
(ちなみに家族ゆえ、愛犬ももも当然のように参加にて。)
ではまずば僕から、サイコロを振ってみよう。すると、
2。で進んでみると、あ、
モノマネをしろと! ぎゃっ。いきなりの地獄。あいにくモノマネとかそういう芸風ではない。いきなりのガチ罰である。なぜこんな目に。でも仕方がないので、やむなく、
IKKO。手を突き出して、チョコプラばりに。息子からの本イキの「どんだけ」かとの問いかけに
困惑する父。どんだけでもないだろう。これはなかなかに壮絶なすごろくだが、気丈にやっていこう。
続いては父の番、サイコロを振ると、
早口言葉「東京特許~」を言え、とのこと。親による早口言葉。
あまり早くはない。何より言われても困るのであった。
(※ちなみに謎の背景は別業務のものゆえ気にしないでください。)
続いては母の番、サイコロを振ると
1。う…この手のすごろくで、何もないマスだとそれはそれで虚しい
続いては、家族ゆえ、当然のように参加している愛犬ももの番。だが、もも、サイコロ振れない、どうしよう…と思ったがとりあえず
頭に載せて、そこから落ちたのを、
出た目として振ったことにしよう。そんな謎プロセスの末、出たのは
6。そこでは、
左隣の人から3つほめてもらう、とのこと! あら、いいじゃない。そこでちょうど左に居たのは母、から、ほめられることに。
全員犬バカゆえ、ホメ連発。しょうがないが、後者2点は飼い主的に解せない点はあった。
ではこんな(ひどい)調子で、熱戦が行われていくのであった!!
そして進んでいき、父の番になった時、たどり着いたマスは、
大笑い7秒しろと。これは悲惨。そしてやむなく
大笑いする父。永遠のような7秒。壮絶だが、とりあえず笑っている場合ではないだろう。
そして、ももの番、サイコロ振って(落として)、着いたのが、
次の番まで正座しろ、と。ではもも、1ターン回ってくるまで正座をしてもらうが、
? しているのか、これ。ただのお座りでは。もうヨシとしよう。
そして僕の番だが、
!! くしくも、犬同様、僕もこの正座マスに。僕も1ターンの間
正座。いい年して怒られている気分。いろいろ自戒してしまい
正座の先輩が誇らしく見えた。
そのように、家族を巻き込みながら、すごろくは進んでいき、やがてまた僕の番にて、たどり着いたのは、ん?
全員からしっぺ、と。え、なぜそんな目に。それゆえ、いい年して
親からの体罰。
親ハラだ。そして
犬にまでも。なぜこんな前時代的な目に。僕何か悪いことしたっけ。
そして一方、ももの番にては、
好きな芸能人の名前を言え、とのことだが、
なんか言っていた。
一同そんな目にあわされながら、すごろくは中盤へ。泥仕合は続く。
そして僕の番にて、たどり着いたのが、
全員から拍手される、ことに。もうよくわからないが、7マス移動
拍手をされながら。息子をオベーション。
犬までも。まぁ一家団欒でよき。
そして、母の番にて、サイコロでたどり着いたのが
ランニングマンをしろ、と。三代目のおなじみのアレだが、微妙な古さ的にもハズい。母は「ランニングマシン?」と言っていたが違う。そして説明した後、壮絶な
ランニングマン。何代目 J SOUL BROTHERSであろうか。
そして一方、僕がたどり着いたのは、このマス
秘密を告白しろ、と。あらまあ。そこでやむなく、
ポッと恥じらいながら秘密を告白
ポッとする告白でもない。
そして一方、父親の番、たどり着いたマスでは、
酔っ払いモノマネをしろ、と。なかなかの罰だが、父も下戸だから
酔っ払いに慣れてない。ギリギリの酔っぱらいステレオタイプだった
そして一方、母が止まったのが、
四字熟語を言え、と。もう罰なのかもわからないが、
と。さすが親世代な、人生経験に裏打ちされたセレクトだと言える。
そして父の番、サイコロでたどり着いたのが、
エアギター! これはなかなかの罰であるが、父やむなく、立ち上がって、エアーのギターをかき鳴らす!のだが、普通はエレキのはずが
だいぶアコースティックギターだった。
そして試合も終盤、僕の番だが、
サイコロでたどり着いたのが
尻文字で書け、と。普段、尻文字とかやらないタイプゆえ、なかなかの罰だが、やむなくお尻で
「ヨ」・「シ」・「ダ」と書いている。
もももやりたそうだった。
そして、ゴールが近づくなか、父の番にて、
サイコロで出た結果、たどり着いたマスが、
変顔5秒間しろ、と。なんとも引きのあるマスに止まりがちな父、高齢者らしからぬ
表情筋を駆使。よく見たら眉毛が変に。が、肝心のマスクでようわからず。たぶん変顔なのだろう。もうよい。
そして母の番だが、
サイコロを振った結果、
5、が出て、GOAL!! となったのであった!が、ゴールしてもなお、サッカー的な罰が課されるようで、最後の罰として
カビラ並みに、みごとゴールとなったのであった!おめでとう!!!嬉しそうでよい。
というわけで、壮絶な死闘の末、無事ゴールを迎え、すごろくは大団円を迎えたわけだが、家族一同
各自何か大切なものを失ったようで、空気は重かった。
ただ、これからの高齢化社会に向けても、やや壮絶にはなるけど、家族団らんには最適なので、そんな「罰ゲームすごろく」、みなさんのご家庭でも、よかったらぜひ。ではまた。
はい、以上いかがでしたでしょうか今週の「こんな家族はイヤだ」。家族には感謝していきましょう。
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