はい。以上いかがでしたでしょうか、今週の「今夜の夕食は、コロッケやね」。これを機に、手間がかかる割には手間を感じてもらえないコロッケの魅力を再確認していただけたら幸いです。ではまた失礼いたします。
我が愛犬の柴犬ももだが、この茶色具合が、かつて
焼きたてのパンに見えて仕方がなくなり、
「柴犬パン」を作ってしまったことがあった。
また一方、ももを見ていたら、その茶色具合が、醤油をかけた大根おろしに見えて仕方がなくなり、
また一方、ももを見ていたら、その茶色具合が、醤油をかけた大根おろしに見えて仕方がなくなり、
「柴犬おろし」を作ってしまったこともあった。
が最近、あらためてまじまじ見ていると、今度は柴犬ももが、
が最近、あらためてまじまじ見ていると、今度は柴犬ももが、
コロッケに見えて仕方がなくなってきた。揚げたての美味しそうな色合いが、まさに柴犬の茶色具合と同じなのである。
そこで今回は、柴犬をコロッケにした「柴コロッケ」を作ってみたいと思う。
そこで今回は、柴犬をコロッケにした「柴コロッケ」を作ってみたいと思う。
「え、なに言ってんの?」
愛犬がつい食品に見えてしまうのは、サイコパス飼い主あるあるだと言えるだろう。
ちなみにコロッケと言えば、作るのに手間がかかるうえ、揚げてる最中に崩壊しがちで、
愛犬がつい食品に見えてしまうのは、サイコパス飼い主あるあるだと言えるだろう。
ちなみにコロッケと言えば、作るのに手間がかかるうえ、揚げてる最中に崩壊しがちで、
無難な丸型のしか作りにくいという、厄介食品の象徴である。そんなコロッケで、柴犬の形のなど作れるのであろうか。でも作ることにしたので、やる。
では材料を用意して作業開始。今回は、変な形にしても崩れにくいコロッケ作りのコツも伝えていくので、ぜひ参考にしてほしい。とはいえ参考にする人などいないことは十分わかっている。
●(1)「ゆでる」
まずはジャガイモを
適当な大きさに切って、
ゆでる。だいたいでいい。
●(2)「炒める」
続いて
続いて
ひき肉を炒める。だいたいてでいい。
ちなみに、ももって台所で料理をしてるといつも、何かおこぼれを狙ってそばに寄ってくる。
ちなみに、ももって台所で料理をしてるといつも、何かおこぼれを狙ってそばに寄ってくる。
「ねぇ何作ってるのねぇ何作ってるのねぇ何作ってるのねぇ何作ってるのねぇ」
圧がすごい。無視してやっていく。
圧がすごい。無視してやっていく。
●(3)「混ぜる」
そして両者を混ぜて、
そして両者を混ぜて、
タネを作る。冷めてからでないと熱い。助言が雑で参考になるまい。
この際に、つなぎを強力にする隠しアイテムとして、
この際に、つなぎを強力にする隠しアイテムとして、
片栗粉も一応投入。してもいいよ。
そして
そして
タネを空気抜き。
バチコーン!バチコーン!と。ハンバーグでも作るかのように。
タネの中に空気が潜んでいると、あとで揚げる際に熱で膨張して、崩壊時限爆弾になるので、できるだけバチコーン!やっておこう。
タネの中に空気が潜んでいると、あとで揚げる際に熱で膨張して、崩壊時限爆弾になるので、できるだけバチコーン!やっておこう。
●(4)「いじる」
なんかグロテスクなタネが誕生。ぶつぶつでキモイ。これを、
ももを見ながら、成形開始。まるで貧相な陶芸家であるが、このタネをいじりまくって、
耳やおでこ、鼻の突起を作っていく。ってその時、あ、ももちょっと!
ひき肉のいいにおいがするのか引き寄せられている!ちょっと食うなって! ってすでにペロッとなめてしまった、気がする。もういい。
あと、ももの黒い目と鼻を具現化すべく、
あと、ももの黒い目と鼻を具現化すべく、
レーズンを
ぶち込んでおこう。だいたいでいいや。
●(5)「冷やす」
さぁこれを揚げよう、とみせかけて、ウェイティング。ここでコツが! ここで冷やすのである、
冷蔵庫で! 冷やすことでよりタネが固くなり、後で崩れにくくなるのである! それはそうと冷蔵庫にいろいろ入っていすぎ。さすが実家である。
●(6)「かける」
小一時間冷やしたら、取り出す。ここからは通常のコロッケのように、パン粉をつけるための接着剤となる小麦粉と
小一時間冷やしたら、取り出す。ここからは通常のコロッケのように、パン粉をつけるための接着剤となる小麦粉と
卵をつけることに。この両者を一緒に
ダマなく混ぜておくことがわりとコツかも。で、タネに
びちゃーっとかけて、ここにパン粉を
ばしゃーっと散布。しかし
なんだこの絵は。メルヘンな沼に現れた化け物のようになっている。まぁいい。
●(7)「揚げる」
これをついに油で揚げることに! 崩れないよう油に投入するが、
これをついに油で揚げることに! 崩れないよう油に投入するが、
ココでポイントとしては、投入の際の油の温度は
180度が理想。なんでかは知らない。油料理温度計を使うといいかもね。100均で売ってるよ。
そして「ターミネーター2」のラストのように、グツグツ煮えたぎる油の中に沈めていく。
そして「ターミネーター2」のラストのように、グツグツ煮えたぎる油の中に沈めていく。
柴コロッケのタネが、「アイルビーバック」とシュワちゃんのような勇壮さを醸し出している。今さらシュワちゃんもない。高温の中で揚げられていくが、
ももの顔だけに罪悪感が出てくる。断腸の思いで手は差し伸べない。熱いから。
そして色味が変わってきた! そう、今回目標とした、柴犬のようなこんがり茶色にッ!
で、コロッケって短時間で一気に揚げるのが大切。長時間入れすぎるとバルス並みに崩壊するので、
で、コロッケって短時間で一気に揚げるのが大切。長時間入れすぎるとバルス並みに崩壊するので、
一気にサルベージ!! 柴犬の形のまま、崩れないでよかった!
では最後にハムでベロも追加して、これにて! 本当に誕生してしまった、柴犬がコロッケになった「柴コロッケ」がこれだ!!
おぉ柴犬!
…なんか貧相だけど、柴犬!
揚げたての茶色具合も、とりあえず柴犬のそれを再現したと言えるだろう!
揚げたての茶色具合も、とりあえず柴犬のそれを再現したと言えるだろう!
左ホホのみいつしかエグれてしまってたのは、目をつぶってくれたまえ。
どうだい、もも、って思ったら、
どうだい、もも、って思ったら、
ももまたハムに急接近!
!! 食った!食いよった! ベロのハムのみ先に食われた!ホンマにこの犬ったら!
と、ベロは一瞬で消え去ったが、もうあきらめるとして
と、ベロは一瞬で消え去ったが、もうあきらめるとして
いざ合わせると、老犬っぽい点も目をつぶってくれたまえ。
そして、そういやこれコロッケなので、一応どんな味か調べるべく、パックンチョしてみたところ…
そして、そういやこれコロッケなので、一応どんな味か調べるべく、パックンチョしてみたところ…
!! 味しねぇ!! 噛みしめると、ありのままのジャガイモとひき肉の味がッ!!
そりゃそうだ! 犬の形を作ることに集中しすぎて、塩・コショウで味付けするのを抜かしていた!
そりゃ味せんわ!いっけねぇ!!
と、ケアレスミスにへこんだわけだが、あ。塩とか何も入ってないってことは、犬が食べてもたぶん問題なさそうである。
そこで、いざももにも食べさせようとしたところ、
そりゃ味せんわ!いっけねぇ!!
と、ケアレスミスにへこんだわけだが、あ。塩とか何も入ってないってことは、犬が食べてもたぶん問題なさそうである。
そこで、いざももにも食べさせようとしたところ、
「くれくれくれくれ」 もも食いつきすぎ。
「くれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくれくれ」 欲がエグいが、そのまま
パックンチョ。事実上、共食いの絵にはなったが、美味しそうなのでよかった。
まぁもも、何食べてもおいしそうなので詳細は知る由もないのだが。
というわけで、柴犬自身も一応喜んでくれた「柴コロッケ」無事完成ということで、みなさんも参考にして作ってみていただけたらと思います。よろしくおねがいいたします。
というわけで、柴犬自身も一応喜んでくれた「柴コロッケ」無事完成ということで、みなさんも参考にして作ってみていただけたらと思います。よろしくおねがいいたします。
さぞ満足そうな犬。