特集 2023年2月5日

「手ぶらで行ける国」おすすめベスト3(選者:地主恵亮)

【第1位】

メキシコ

――ぜんぶ南米だとは思いませんでした。メキシコも治安悪いですよね。

地主:危ないイメージのある国ですね。ただ行ってみるとそんなことはないかな、と感じました。寄生虫にやられたので、そのような意味では危ないと感じましたが、治安はそこまで問題ないようでした。

――よけい怖いな。

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現地の病院で苦しんでいる写真です!

地主:日本からの直行便も飛んでいます。ただトランジットで行った方が安いです、当たり前ですが。陽気ないい国でした!

――手ぶらでいくのにおすすめの理由は?

地主:手ぶらで行ける最大の理由は、クリーニング屋が多いことです。とにかく便利。夜出せば朝にはできています。日本のクリーニングのように、コートはいくら、Yシャツはいくら、という感じではなく重さで値段が決まります。それもそんなには高くはありません。

――それは普通に良いですね!

地主:戻ってくると海外の柔軟仕上げ剤の匂いがします。苦手な人はいると思いますが、私は気にしないタイプなので、メキシコにいる間はめちゃくちゃ使いました。

割とふかふかで戻ってくるんですよ。日本にもこのタイプのクリーニングがあれば、洗濯する手間が省けるのに!

――ちょっとうらやましくなってきました

地主:あと私が寄生虫にやられたので、着替える元気もなく、ずっと同じ服を着続けていたのもあります。寄生虫にやられると人は服を着替える元気もなくなるんです。いくら不衛生だとしても、とてもじゃないけど体を起こすことなんてできないんです。現地の病院に行ったら入院を勧められるレベルでした。10キロくらい痩せて日本に帰ってきました。

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だいたいこの格好でいました!

――やっぱりうらやましくなかった…

地主:さらに寄生虫を調べるためのエコーで胆嚢にポリープがあることもわかり、全てがどうでもよくなったから、もう服なんてどうでもよかった気もします。どうでもよくなると手ぶらでよくなるんです、人は、たぶん。


――このランキングを信じていいものが心配になってきましたが、服がなくてもなんとかなるという主張はちょっとわかった気がします。

地主:ですよね。結局は服なんだと思います。薬とかも持っていきますが、寄生虫湧いたら、薬とかのレベルではないですし。

――まあそれはそうですね

地主:ポケットに解熱剤と整腸剤は入っていますが、カバンに入れるほどは持っていきません。ホテルに荷物を置いて歩いている時の自由な感じ。あれを旅をしている間中、感じたいので手ぶらでいけるなら手ぶらがいいと思います。

もっとも私の場合は、せっかく荷物を減らしても、もう一台カメラを持っていくか、とかをやっているので、現実的には手ぶらは難しいですね。しかも、最近はカメラをフルサイズにしたので、大きくてかさばるんです。

――仕事でいくとそこはしょうがないですね

地主:もっと自由でありたいものです。ナチュラルでありたいものです。夜は文字通り、自由でナチュラルに寝てはいるんですけどね。服は持っていかないことが多いので。

――自然を感じるんですね。どうもありがとうございました。読者の皆様は、参考にされる場合はくれぐれも自己責任でお願いします。

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