楽器である以上は演奏技術が存在するわけで、どの楽器もちゃんと弾こうと思うとそれなりに修練が必要です。
でも民族楽器は大半の人にとってなじみが薄いだけに、下手であってもそのインパクトだけで楽しめるものがけっこうあります。
音楽としては不真面目な態度ではありますが、そうやって楽しむことからのめり込む道もあるかもしれません。まずは体験してみてください!
口琴(アジア、シベリア、ハンガリーなど)
竹製や金属製などいろいろ種類があり、アジアを中心にいろんなところに分布している不思議な楽器です。日本にもアイヌ民族のムックリという口琴があります。
枠の中に弁がついている構造で、楽器を枠ごと口にくわえます。弁を指ではじいた音を口の中に共鳴させて、「ビヨヨヨ~~ン」という音を鳴らします。
古い例ですが、ど根性ガエルのオープニングの頭の「ビヨ~ン」って音、あれが口琴です。
いわゆる「楽器」ときいて想像する音とはとにかく違いすぎる。口の形を変えると音色が変わる…ということでディジュリドゥに近い感覚なんですけど、これはただ「ビヨヨヨ~ン」って単音で鳴らすだけでもコミカルです。ウケます。
こんな感じの楽器
さらに鳴らしながら息を吸ったり吐いたりするとさらなる変化もあり、追求しようとすると奥が深い。金属製とか竹製とか、種類がたくさんあるのも収集欲を刺激してくれます。楽器屋ではあまり見かけませんが、アジア雑貨屋にポロっと売ってたりします。
テクニカルな演奏の例
楽器である以上は演奏技術が存在するわけで、どの楽器もちゃんと弾こうと思うとそれなりに修練が必要です。
でも民族楽器は大半の人にとってなじみが薄いだけに、下手であってもそのインパクトだけで楽しめるものがけっこうあります。
音楽としては不真面目な態度ではありますが、そうやって楽しむことからのめり込む道もあるかもしれません。まずは体験してみてください!
<もどる | ▽デイリーポータルZトップへ | |
▲デイリーポータルZトップへ | バックナンバーいちらんへ |