短い記事
2021年11月15日
東京都文京区には古代遺跡みたいな児童公園がある

東京都文京区、水道橋駅と御茶ノ水駅の間に小さな公園がある。
昭和5年(1930年)に開園した元町公園だ。
これが古代遺跡みたいで非常にかっこいい。
平成元年生まれ。令和から原始まで、古いものと新しいものが好き。
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まるで南米の遺跡に迷い込んでゆくかのような佇まいだ。
1923年に作られたあの有名な帝国ホテル(こちらは世界的な建築家フランク・ロイド・ライトが設計。現在明治村に正面玄関部分が保存されている)にも似た雰囲気がある。

関東大震災で壊滅的な被害をうけた東京において、帝都復興事業として作られた52ヶ所の復興小公園のひとつがこの元町公園である。

そのほとんどは現代的に改修され面影を失ったが、ここ元町公園は1985年までの改修工事で復元的に修理され、開園当初の面影を今にのこしている。
そんな超貴重な場所なのだ。


何にでもジブリっぽさを見出しがちな人は、是非ここにきてほしいと思う。












復興小公園は当時としては貴重な鉄筋コンクリートの小学校とセットで、防火帯&避難場所の役割をもって作られた。
実際に上野では同様の復興小学校(小島小学校)が壁となり、空襲の延焼被害を食い止めた例もあるようだ(今もその一角には戦前の木造建築がちらほらある)。


まったく古く感じないかもしれないが、それも当時最先端のモダンデザインを取り入れたから。
先取りされた普通なのだ。




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