「鳴く」のにも勇気がいる
「初心者はむやみに鳴くな」という教えを全員で守ったため、ほとんど他人の牌を取らずに引きの運だけの対戦となった。鳴くと初心者に必須の役「リーチ」が使えなくなることが主な理由らしい。
唯一、佐伯さんが「鳴いてみようかな…」と言いながらおそるおそる「ポン(鳴きの一種)」していたのが初心者感あふれていて良かった。
最低限の流れがわかったのでデモプレイは終了し、ちゃんと打ってみることにした。
色々もがきながら打っていると、
佐伯さんが捨てた牌で唐沢さんがロン(直前の人が捨てた牌で役が完成して上がること)を宣言!2戦目も唐沢さんが揃えた。強すぎる。勉強しているときから唐沢さんが得意そうな予感は薄々していたのだが的中した。
手元を隠してもそれぞれ自力で何とかゲームの形を保てるようになった!この調子で何回か打って慣らしてみよう。
何戦目か、最初に手元の牌を開けるとこうなっていた。
国士無双とは、字牌7種類と「ピンズ」「ソーズ」「マンズ」のそれぞれ1と9を揃える役のこと。字牌がほぼ揃っているので、頑張れば国士無双になるかもしれない。「字牌が揃っているから」という理由だけで目指せる役ではないのだろうが、ものは試しで狙ってみることにした。
ところが、手元を揃えきる前に佐伯さんがロンを宣言!
なんか…なんかみなさん強いな…!!
ちなみに佐伯さんはわたしが何か役を作ろうとしているのを察し、上がるのをためらっていた(優しい)。初心者特有の忖度麻雀だ。
上手い人はおそらく狙っている役が作れないと判断したらすみやかに別の役にシフトできるが、初心者にはそれが難しい。役は多すぎるのですべて完璧に覚えるのはハナからあきらめてしまったけれど、役をマスターした状態で手札を見ると全く見え方が違うんだろうな。
ゼロからのスタートだったが、一夜漬けの知識でもかなり楽しめた。知識不足がもどかしかったけどその分上手い人の思考回路がなんとなく想像できて、ちゃんと勉強したらもっと面白いはずだと確信した。いつか詳しくなってこの記事を読み返し、ミスを見つけたい!
「初心者はむやみに鳴くな」という教えを全員で守ったため、ほとんど他人の牌を取らずに引きの運だけの対戦となった。鳴くと初心者に必須の役「リーチ」が使えなくなることが主な理由らしい。
唯一、佐伯さんが「鳴いてみようかな…」と言いながらおそるおそる「ポン(鳴きの一種)」していたのが初心者感あふれていて良かった。
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