特集 2015年6月6日

5月の記事ベスト5&「さか本そばの世界」

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こんにちは、編集部の橋田です。

6月になりましたね。南からどんどん梅雨入りしていますね。梅雨の時期は履く靴に困りますよね。雨で長靴を履いていくと、途中から晴れて長靴意味ないなーってなります。このくらいの雨なら靴でいいかと靴を履いていくと、大雨になったり。そんな悩みながらの1か月になりそうです。

さて、今月も先月5月の記事を振り返りましょう。
インターネットにラブとコメディを振りまく、たのしいよみものサイトです。

前の記事:スマホを昭和のSF風に、トキパックの牛乳 人気記事まとめ

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PVランキング

今月話題になった記事は、ファミマ入店音のタイトルを決めた記事。作曲した方が演奏してくれているのですが、楽しそうで良かったです。

2位のタコウィンナー、フォトジェニックですね。
あのファミマの入店音の作曲者、稲田康さんにインタビューした。
赤いタコのウインナーをフランス料理の手法「コンフィ」で作ってみたらどうなるだろう。
3年前クビになった会社に立ち寄ってみる。そのとき食べるべきパンを決めたい。
ロマンあふれるタッチのイラストでスマートフォンを描くとすごく未来に見えるのだ。
パウチパック状の日本酒が売られていて便利だ。ほかのお酒にも応用できないか。

SNSランキング

つづいては、TwitterやFacebookで話題になった記事ランキングです。

1位はPVランキングでも話題のファミマ入店音の記事です。

タイのお坊さんのフィギュアの画像は迫力ありますよね。思わずシェアしたくなる気持ちわかります。
あのファミマの入店音の作曲者、稲田康さんにインタビューした。
シワの一本一本からホクロまで事細かに表現。タイで売られるお坊さんフィギュアがすごい。
ロマンあふれるタッチのイラストでスマートフォンを描くとすごく未来に見えるのだ。
パウチパック状の日本酒が売られていて便利だ。ほかのお酒にも応用できないか。
墨田区にある長さ1.1kmの団地。これを筆頭に「日本四大防壁団地」をご紹介したい。
次はライター大北さんへのインタビューです。
いったん広告です
同名の店があっちこっちにある「さか本そば」。いったいどういうことなんだ。

時間を盗まれた

藤原「5月の記事は『おれたちのさか本そばのなぞ』と『香具師風にサードウェーブ系男子をご説明いたしましょう』でした」

大北「そうだっけ。メガネを洗濯バサミにからめとられたときの心理測定じゃなかったか」

藤原「それ去年ですね」

大北「そうなんだ…。ここはそういう世界か、よしわかった」

藤原「なぜか悲しそう…。でもそういう世界なんです」

大北「時間旅行しすぎてすぐわからなくなる。よく時間泥棒さんに時間盗まれるので」
これは去年の記事です。
藤原「じゃあいまの大北さんは メガネを洗濯バサミ に絡め取られたころの大北さんなんですか」

大北「来年のぼくはそういう記事を書いていますか」

藤原「そうですね、このおよそ1年後にはそば屋の実態を追求しています」

大北「健さんは…高倉健さんはお元気なんですか!?」

藤原「高倉健さんは亡くなりました」

大北「ああ…なんてことだ…」

藤原「寒い日でした…」
話がこんがらがっておりますが、その間にさか本そばのさか本丼を御覧ください。
話がこんがらがっておりますが、その間にさか本そばのさか本丼を御覧ください。
大北「松谷みよ子さんは? 松谷さんはお元気なんでしょう??」

藤原「松谷みよ子さんも亡くなりました」

大北「ファック! すいません汚い言葉を…ああ、なんてことだ」

藤原「しかし良いニュースもありますよ」

大北「…なんですか?」

藤原「イギリスではウイリアム王子とキャサリン妃の間に子供が生まれました。」

大北「ウィリアム王子に? それはすばらしいことだ…。 聞いてください、私は安心しました」

藤原「よかった」
もう一つどうぞ
もう一つどうぞ

さか本そばはジョイポリス

藤原「あともう一つ良いニュースとしては、大北さんが1年後に書く『おれたちのさか本そばのなぞ』は大人気の記事でした。1年前の時点ではさか本そばどうですか(強引にもどす)」

大北「今真実の玉にふれたところ記憶が完全にもどりました」

藤原「それはよかったです。同じ過ちを繰り返さないよう全部載せます。」

大北「それがいい。私たちが前へ進むためにも…」

藤原「さか本そばはよく行くんですか」

大北「誰かが来たときに行きますね。地元じゃない人が来たときにこんなおもしろい店あるよ的に」

藤原「アミューズメント感覚ですね」

大北「ジョイポリスみたいな感じかな」
これがさか本そば
これがさか本そば
藤原「たしかにあの店に連れて行ってもらったらたのしそう」

大北「巨人帽かぶり放題ですから。あと先代の遺影拝み放題」

藤原「ブルーボトルコーヒーには遺影ないですからね。サードウェーブコーヒーよりもさか本そば」

大北「『ブルーボトルコーヒー 遺影』で検索したけどなさそうですね。実は行ったことなくてよく知らないんですよ」

藤原「僕もなんか最近話題だぞ、ということくらいしか知らないのですが」
先代の遺影も拝み放題のさか本そば
先代の遺影も拝み放題のさか本そば
大北「さか本そばの遺影もカーネル・サンダース像みたいな感覚かもしれないし、ブルーボトルコーヒーにもあるかもしれない。

で、ブルーボトルコーヒーに行ってみたらさか本そばの先代が飾られてたりする。えっ!?と思う。さか本そばとはそういう店なんです」


藤原「世界に偏在しているのがさか本そばなんですね」

大北「世界は人々の意識が幾層にもかさなりあってできてるんですけど、それがふとした拍子にずれてしまう、世界の地肌が見えるわけです。そこにさか本そばがある。
あっ、と思うんですね。こんなところにもさか本そば店、と」


藤原「なるほど。つまりさか本そば店は世界の存在自体に気づくきっかけとなりそうですね」
さか本そばがあるらしき場所
さか本そばがあるらしき場所

さか本そばをのぞく時、さか本そばもまたこちらをのぞいている

大北「あとは優先席付近で携帯を使うなと怒ってる人、ああいう人はずっと見えてる可能性がある。さか本そば店を。

よくきいているとたまに『車内でそば屋さんを開業しないで』と言ってるときがある」


藤原「ニーチェが発狂したきっかけもさか本そばを見たことだった気がします」

大北「馬じゃなかったのか」

藤原「誤訳だと思います」

大北「世界のさか本そばというよりさか本そばの世界、的な店ですね。
ニーチェがさか本そばの『店内は広いのでご休憩にお使いください』という張り紙を見た瞬間に…」


藤原「『気をつけなくてはならない。深淵(さか本そば)をのぞく時、深淵(さか本そば)もまたこちらをのぞいているのだ』

……あの言葉、そうか、そういうことだったのか…」


大北「効率よくさか本そばを監視するモデルとかあった気がするな…」

藤原「パノプティコン…」
一望監視塔パノプティコン
一望監視塔パノプティコン(Wikipedia
大北「パノプティ丼というメニューあった気がするな。

丼のふちにびっしりうずらの卵がならべてあって真ん中に目玉焼きというパノプティ丼」


藤原「全部たまご…!」

大北「本店のさか本丼は玉子とじなのにうずらの卵入ってるんですよ。けっこうインパクトあります」

藤原「写真ありましたね。卵イン卵。

さか本そばは、そこらへんあまり気にしてなさそうです(卵に卵が入っているということを)。」
たまご イン たまご
たまご イン たまご
大北「むとんちゃくなのかな。味としては奇想!という味しました。こういう人が一番でかいことをやらかすんだな、という味」

藤原「社会に変革をおこす味ですね」

大北「ジャンヌ・ダルク的なとこあるから、さか本には」

藤原「神の啓示に従ってやってる感じですね」

大北「(さか本よ…うずらの卵を煮るじゃろ…そして玉子とじにするのじゃ…)と巨人帽から流れてると思うんです。

たまに小さいラジオを耳元できいてるんです。巨人戦だと思ってたけど啓示なのかもしれない」


藤原「教会みたいなところかもしれませんね、さか本そば。結婚式を挙げよう」

大北「店内は広いので結婚式にお使いください、って書いてたと思うんですよね」

藤原「僕まだ一度も行ったことがないのでぜひ行ってみたいと思います」

大北「ぜひ、世界各地にあるので。サザエさんの各地のOPに毎回出てくるから」
次は、ライターヨシダプロさんのインタビューです。
いったん広告です
料理画像を撮るのがうまくない。「美味しんぼ」っぽくすれば美味しそうにみえるのではないか
橋田「本日はTwitterのDMで対談となりました。よろしくお願いします。
先月の記事「ひどい料理画像も「美味しんぼ」っぽくすれば美味しそうになる」も好評でしたね!」


ヨシダプロ「あ、そうだったのですか。ありがとうございます。でももう終わったことです」

橋田「ずいぶん前向きなんですね、さすがです。
家族の協力があっての記事でしたよね。以前にもありましたよね。これとか。
ご家族はデイリーポータルをご覧になっているんですか」
愛犬モモも協力的
愛犬モモも協力的
ヨシダプロ「親も見させてもらってますよ。帰省するたびに変なことをする息子に付き合ってくれて、感謝しています。もしかしたら変わった親なのかもしれませんね。
橋田さん、打つの速いですね。さすがOLですね」


橋田「ありがたいですね。いい記事を提供してくださっているので、編集部からも感謝を述べたいです。今度菓子折りを持って伺いたいです。
OLとか女性タレントさんとかに敏感ですよね。先週の記事もそうでしたが。
アンテナ張ってて、素晴らしいと思います」


ヨシダプロ「意識高い系と戦っていくのが僕の人生の至上命題です」

橋田「そうそう、前々から思っていましたが自炊してて偉いですよね。自炊好きですか?」

ヨシダプロ「自炊は好きですよ。クックパッド見て、評価の低いメニューを作るのが好きです。おいしくなかったらそのせいにします」

橋田「昔、ラジオで編集部員やライターさんが、お邪魔したことありましたよね。料理ふるまってスゴイと思っていました(ラジオ)」

ヨシダプロ「いえいえ。あれは楽しかったねぇ。ちなみにいまやってる料理ドラマ「天皇の料理番」って超面白いのでぜひ見てください。
ところでこれって何の対談なんでしたっけ? 記事についてでしたっけ?」


橋田「そうでした! (ドラマチェックします。OLとしてチェックがもれていて恥ずかしいです。)」

ヨシダプロ「俺たちOLにはマスト番組です」

橋田「『美味しそう』 ってタイトルだと、美味しそうにみえますよね。と感心しました。 タイトル読みながら『あー、美味しそうねー』ってなりますよ。 そのまま伝えるのって大事です」

ヨシダプロ「そうですね。昔アスカも「言葉は心を越えない」って言ってました。 もっとそのまま伝えていきたいです。
ちなみに父親も出ていた「美味しんぼ」の記事では、父親の着ているセーターの黄色があまりにまぶしかったのでぜひ出てほしかった、というのもあります」


橋田「黄色!いい黄色ですね。これ、着替えてもらったのではなくて、これ着用していたんですか。確かに出てもらいたくなりますね。表紙映えする色」

ヨシダプロ「では未公開画像としてやたらそんな父親がやたらデカいバージョン画像を添付いたしますね」
黄色ピカー
黄色ピカー
橋田「いいものもらっちゃいました、ありがとうございます。オムライス隠れちゃってますね」

ヨシダプロ「オムライス好き」

橋田「私も好きです、オムライス!
もうそろそろ、終わりなんですが何か伝えたいことありましでしょうか」


ヨシダプロ「告知?」

橋田「告知でも大丈夫ですよ」

ヨシダプロ「そんな僕ですが、とある会社で働きながらも、デイリーに大変お世話になりつつ、
日経エンタ ライブビューイングコラム
ジョブセンスリンクぷらす
いぬネコマガジン愛犬モモの黒い歴史
AOLニュース映画記事
受験サポートNEWS公式ツイッター
などもやってまして、疲弊しきってますが今後ともよろしくお願い致します」


橋田「働きまくりじゃないですか。くれぐれも無理などなさらないよう、ご自愛ください」

6月の予定

友の会「夏のキャンペーン」実施中です。(こちら

6月、7月、8月に松会員のみなさんにいいグッズ(夏を楽しく過ごせるようなグッズ)を送る予定です。
会員が増えるほど赤字になっちゃうんですが、大丈夫でしょうか。大丈夫だといいです。

その他のお知らせは、制作日記TwitterFacebook等でお知らせしますので、チェックしてくださいね。 それでは、また来月に!
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