――12月掲載記事「やきいも専門店に行ったら品種が多すぎて目ん玉飛びた」が、好評でした。
鈴木
記事を読んだらやきいもが食べたくなったというコメントをたくさんいただいて、皆さんの芋欲を掻き立てられてよかったです!
――予想をうわまる「いも」のラインナップでした。
いもの話をする前に、タイトルの「目ん玉飛び出た」について伺いたいのですが、記事のなかで目ん玉飛び出なかったですよね!?
というのも、鈴木さんは若いのに「なかなかいい古い表現を使うよね」と編集部で話題になったんです。
鈴木
話題にあげていただき光栄です…!
好きなアーティストやカラオケで歌う歌もズレがあるようで、よく年齢作業疑惑が持ち上がります。
本当に1988年生まれ(現在30歳)です。
――会うと見かけは若いのに、たまに30歳とは思えないでんですよ。
鈴木
ちなみに江ノ島さんと同い年です。

――昭和っぽいいい表現を挙げさせていただきますね。
たとえば…
・パンダの次はパンダうなぎがきます
こちらが港で噂のパンダうなぎ
・魅惑のご当地グルメ たまごふわふわ
林さんにもそう紹介していた。やっちまった!
・うなぎ屋のまかない食べ歩き
ひぇ~初めて知った!!勉強になります!!大きくなり過ぎたうなぎも、味が劣るんですか?
・牛舎でできたカフェは牛のにおいもしないし都会に負けないほどおしゃれ
入った瞬間満席モー牛牛(もうぎゅうぎゅう)!
わたしはデイリーポータルZに2年近く記事を寄稿し続けているが、たった今、これまでで一番恥ずかしいキャプションを書いた。
・男子歓喜!?艶めかし過ぎる「女体の森」に行ってみた
タイトルを見て思わず記事をクリックした男子諸君、ようこそ。女子も恥ずかしがらなくても良いのよ。
鈴木
昭和感出てますかね…
――いい感じの古さが出ていますよ。
鈴木
昭和63年11月生まれなので、あと少しで平成生まれになったのですが、お褒めいただき救われました。
――記事でお母様や御祖父母さんも登場するし、ご家族との仲の良さが原因のひとつかもしれませんね。
鈴木
母や祖母の言葉を無意識に使っているかもしれませんね。
母はネッシーさんの記事に、祖母はバーバ語録の記事に、父も音響の記事に登場しています。家族を出し過ぎたかもしれません…!
・浜松の「たくあん入りお好み焼き」のことを現地の人に聞いた
・バーバ語録を披露します
・音響マンが教えるマイクのベストな持ち方は「松山千春」
――音響マンのお父様も出てくださりましたね。
デイリーポータルZで大きいものを作ってくれる、バッタネイション岩沢さんが、お父様に会ったとツイートして驚きました。
鈴木
いきなり岩沢さんのTwitterに父の写真が載ってきてびっくりしました。

――出すぎてるって意識はなかったですが、そういわれるとわりとご家族が出てますね。
鈴木
家族もデイリーの記事を毎回楽しみにしてくれているのでうれしいです。
――好意的でありがたいです。
あともう1点。
実際会うととってもかわいらしいのに「あえて」でしょうか、面白い表情の写真をつかってますか。というか、表情が豊かなんですかね。
鈴木
初めの頃はわかりやすい表情をした方がいいかなと思い、大きく表現していた時もありました。若気の至りです…
――サービス精神が旺盛なんですね。
鈴木
でも途中で「ナチュラルに」というアドバイスをいただいて、今は普段通りの顔で撮影しています。
読者の皆さんからもよく「鈴木さんはおいしそうに食べるな~」というコメントをいただくのですが、
今は素の状態なので本当においしいとあの顔が出ますね。プライベートでも出ます。
――めちゃくちゃ美味しそうに食べてます。
自然に出てるっていうのがさらに最高です。
鈴木
目が三日月になっていると本当においしい証拠です。
――そして幸せそう。
ガソリンスタンドで販売しているかき氷を紹介した記事は、6個のかき氷を紹介。編集部内で「これ全部鈴木さんが食べたのかな?」とざわつきましたが、同行者がいたようで安心しました。
鈴木
同行者を完全に消し去ってしまいました。全部食べられてたらかっこいいですよね。
――体調悪くなってたら気の毒だなー、と心配したので、同行者の存在を聞いて安心しましたよ。
せっかくなので、やきいもの話しましょう。どれが一番美味しかったでしょうか。蜜漬冷やしやきいものビジュアルは最高でしたね。

鈴木
冷やしやきいももやきいももどれもおいしかったのですが、あまりに美味しくて今でも思い出してよだれが出てしまうのが、干し芋ですね。
「燻製冷やし干し芋 男のお芋」

――今、思い出しても干し芋なんですね。
鈴木
記事には書きませんでしたが、正直今まで食べた干し芋の中でダントツにおいしかったですね。
お芋っておいしいけど、少し喉につまるというか、モッサリしたイメージがありませんか?
それもあって今まで一気にたいらげちゃうということはなかったんですが、この干し芋は気づいたらなくなっていましたね。食べちゃっただけですけど。
――ダントツですか。
「気づいたらなくなってた」って、相当なおいしさですね。食べちゃっただけですが、あっという間になくなっちゃった。
鈴木
ただのいち客ですが、お年賀で編集部とライターの皆さん、読者の皆さんに配りたいレベルです。
あと目ん玉飛び出た理由は、事前にHPをチェックした時は取り扱い品種が20種類弱しか載っていなかったんですが、行ったらその倍の40種類以上あったので、それで目ん玉が飛び出ました。
HPに多めに書くのはわかりますが、行ったらそれより多いという、まさかの逆パターンでした。
――なるほど!今、しっくりきました。確かに多く書くほうが多いですよね。
鈴木
目ん玉飛び出た事実だけ掲げてしまいました。
――目ん玉飛び出たくらい美味しかったのかなーと、自己消化してしましたが、理由がきけて良かったです。
お茶やさわやかのハンバーグ、うなぎと、東海地方ならではネタを書いている鈴木さん。引き続き東海地方ネタも、もちろん地域に関係ないネタも!お願いいたします。
鈴木
東京の皆さんに負けないよう、引き続き地方から発信していきます!
最後に、記事で使用しなかった未公開写真をもらったので紹介します。



やきいもキッシュは美味しそうなので食べてみたいですね。