自由ポータルZ 2019年1月11日

予備のトイレットペーパー攻防戦・ずんだまみれの仙台旅行~自由ポータルZ

あけましておめでとうございます!石川です。
年末年始企画の関係でこのコーナーはつごう2週間お休みしていました。皆さん元気にお過ごしでしたか。ちなみに今年の初投稿は、山田窓さんでした。おめでとうございます(?)。

では2019年最初の自由ポータルです。



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【もう一息】 【平成最後の】そうだ、公衆便所に行こう。

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[投稿者]千徒馬丁さん (十目一ハ研究所 ~ミルニング部~
[コメント] 公衆便所の魅力の一部をダイジェスト版でお送りしました

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石川大樹のコメント

予備のトイレットペーパーを使われないための攻防戦。サンプル数も多いですし解釈もよくされていて、かつ「このトイレのどこに置くべきか」という提案までできています。書き手の予備ペーパーに対する造詣の深さがうかがえました。

惜しい点としてはまずタイトルで内容がわからないところでしょうか。「予備のトイレットペーパーを使われないための攻防戦」みたいなタイトルにしておくと、読者は最初からそのつもりで読んでくれるので話が頭に入りやすいです。現状だとだいぶ読み進めないと何の話か分からないので。

あと一部、意味を取りにくい文章がありました。長い文を一文にそろえる、あと、この記事の締めで説明しますが、前から修飾しすぎないようにするとよいと思いました。

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古賀及子のコメント

アドバイスはすべては石川が述べたとおりです。

予備のトイレットペーパーに着眼した上に、置かれ方だけではなく「予備のトイレットペーパーというものはなのになぜか使われがち」という目線で語れているのが一歩先行ってました。

「絶対容器感」とか、バチっと決まった言い回しもあってつかまれます。

後半、包み紙にテーマが変わるのも贅沢でした(もったいないのでエントリ区切ってもよかったかもしれないですね……!)。

 

【もう一息】崩されまくるタイ語と、それを利用し他国語に”擬態”するケースについて

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[投稿者]ペレ岸さん (素人の研究社
[コメント] タイの文字が読めるから色んな文字から面白みが発見できるんだ~、ではなく、文字が単なる崩れた「文字」ではなく「動機」として働いてる点に着目していただけると嬉しいです。思想は強いかもしれません。

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石川大樹のコメント

タイの文字は不思議だなと前々から思ってたのですが、こんなに変幻自在だったとは。いろいろなパターンが網羅されていて面白かったです。デイリーでも海外記事が増えていますが、こうやって日本や日本語の絡んだ内容だと、外国に興味がない人でも楽しめていいんですよね。

内容はよかったのですが、話の流れが少しわかりにくいところがありました。たとえばタイ語の話をしているときにソルティライチの写真が急に出てきて、「話が逸れてしまった。3ヶ月ほどタイ語を勉強して…」と別の話をした後に、「ソルティライチはタイ・チェンマイの…」って説明が出てきますよね?写真と説明はできるだけ近づけた方がいいです(デイリーはそのためにキャプションをつけてます)。

あと、ソルティライチはタイ語風日本語なので、終盤の演歌の王国のところで一緒に紹介したほうがいいと思うんですよね。タイ語の変幻自在さ(コーラ)→日本語風のタイ語→英語風やハングル風も(Lay'sもここでは?)→逆バージョンのタイ風日本語、という流れにした方がシンプルだと思います。そして各パートに小見出しをつけて、なんの話をしているか明示する。これだけでだいぶ読みやすくなります。

 

【もう一息】 4泊5日で17ずんだ。ずんだまみれの仙台旅行。

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[投稿者]山田窓さん (文化系シナプス
[コメント]初投稿です。山田窓と申します。「ずんだ」をテーマに4泊5日の旅行をむりくり1つの記事にまとめたので、予想以上にボリューム感が出てしまいました。けれどその分情報量も多いので、仙台を訪れるすべての方々に読んでほしい!と思っています。古賀及子さんや玉置標本さんの食べ物記事が特に好きで、参考にさせていただきました。(つもりです)

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林雄司のコメント

懐かしい夏の雰囲気があっていいですね。特にいいなと思ったのはここです。

> 一口食べた瞬間、あっ!と心の声が出た。できるだけ言語化してみたい。口に入れるとふわっと香りが鼻へと抜けていった。みずみずしい新緑そのものを食べ物にしたら、こんな感じになるんじゃないか。

おいしい!うまい!というストレートな表現がネットに溢れるなか、やっぱりこういう味をきちんと表現している文章には惹かれます。爽やかな香りが伝わります。

かと思えばこんな感情を抜いて行動だけを描いた文もスケッチのようで魅力的です。

>店員さんを呼び止め、「ずんだサイダーは、ありますか?」と聞いた。店員さんは奥で店主らしき人と二三話した後戻ってきて、「ずんだサイダーは、売り切れです」と言った。

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古賀及子のコメント

単純にすごくずんだが食べたくなりました。写真もきれいで、長い文章の終始嫌味が無くて読んでいて気分がいいです。

ずんだを食べまくるのが記事としての売りですが、そもそもはご友人を訪ねる仙台旅行記です。もっとガチっとずんだにフォーカスしてまとめると企画記事企画記事するのでちょっとやきもきはしたんですが、旅行記だからこそ企画に振り回されていない余裕を感じて良かったです。

冒頭もとぼけてるのに共感があってて好きでした。

>「ずんだ餅」という言葉を聞くと、陸上短距離走を思い浮かべる。

 

【もう一息】 氷の花を探しに高尾山へ

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[投稿者]ねおみのるさん (私立ねお学園
[コメント] 年末の高尾山へ氷の花と呼ばれるシモバシラを探しに行きました。大晦日の高尾山、静かで趣がありました。

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林雄司のコメント

これはいいものですね。テンション上がるのもわかります。

>僕はすれ違う人、全員に「今シモバシラ、めっちゃ綺麗ですよ!」と教えたい気分だった。

最後のこの一文が効いてます。

珍しい自然現象って詳しい人は知ってるけど有名ってわけじゃないからネタの宝庫ですね。自然科学をネタの宝庫呼ばわりするのも下品ですが。

ちょっと前半が長いかなというのはあります。この作品はシモバシラだけにしてキャッチーさを出して、2018年の振り返りはブログの常連の読者に読んでもらうように別のエントリにするのはどうでしょうか。 

 

前から修飾しすぎない

たとえば千徒馬丁さんの記事からの抜粋ですが、

「使われてしまい巻きの少なくなった絶妙な厚みの、丁度ホールドするジャストサイズの予備をチョイスしてください。」

この文。

「使われてしまい巻きの少なくなった絶妙な厚みの、丁度ホールドするジャストサイズの」が全部「予備」に係ってきます。そこまで読み進めないとこの文を処理できないので、脳内の一時メモリがあふれるんですよね。これをたとえば

「丁度ホールドするジャストサイズの予備をチョイスしてください。使われてしまい巻きの少なくなったものとか。」

こうすると被修飾語の「予備」がけっこうすぐ出てくるので、わかりやすいですよね。
また、「絶妙な厚みの」と「ジャストサイズの」は意味が重複するので削りました。こうやって余分な修飾語も減らすと読みやすくなります。

ではまた来週!

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