寿司イズビューティフル
やりきった。この一言に尽きる。達成感と満腹感で満たされている。
なぜかわからないが、なにかしらの自信になった気がする。5人前寿司を食べきった人間として胸を張って生きていこうと思う。
一日2食以上連続してお寿司を食べる経験なんて、後にも先にもこの1回きりだろう。向こう半年分くらいのお寿司は摂取できた。そう思っていたのに、この原稿を書いている今日、スシローに行ってしまいました。寿司は人生の友だから、いつでも食べたいのだ。
お昼ご飯として食べていたので、夜までおなかを休ませる。
与太郎と長めの散歩に行って腹を慣らし、再びお寿司と向き合う。
最初は「この大きい桶の寿司を一人でいいんですか!?!?」とうれしさでいっぱいだったのに、「みんなは桶寿司をシェアして食べているのに……」とだんだんとさびしくなってきた。
お寿司をひとりじめすることは、無職のときの情緒と似ている。
無職1日目は「わたしはいつまででもだらつけるのに、みんな働いてやんの~!」と思っていたのに、3日目くらいから「みんな働いているのに……」と不安に駆られるようになる。
それでもおいしいのは変わらない。時間を置いたことで食欲がリセットされ、2回戦がかなり好調であった。
お風呂に入るなどの休憩を経て、寝る前に3回戦を行った。
翌朝の胃腸を思うと大変酷なことをしているという自覚はあったが、寝る前にお寿司を食べていいという環境は人生で初めてだったし、なにより戦いに勝ちたいので迷いはなかった。 いつの間にか戦いになっています。
この日は涼しかったのでネタが傷む心配はしていなかった。 しかし時間の経過で水分が飛び、赤身がしっとりしている。これはこれで熟成されたみたいでおいしい。
いくらとエビは2トップの好物ネタだ。こんなにもお腹いっぱいなのに、好きなものを最後に食べたいという卑しい気持ちが残っていた。でも最後って楽しく終わりたいじゃないですか。
いくらを堪能し、エビで締める。死ぬ前のご飯もこれがいいな。
やりきった。この一言に尽きる。達成感と満腹感で満たされている。
なぜかわからないが、なにかしらの自信になった気がする。5人前寿司を食べきった人間として胸を張って生きていこうと思う。
一日2食以上連続してお寿司を食べる経験なんて、後にも先にもこの1回きりだろう。向こう半年分くらいのお寿司は摂取できた。そう思っていたのに、この原稿を書いている今日、スシローに行ってしまいました。寿司は人生の友だから、いつでも食べたいのだ。
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