林雄司(禁酒勢)
ステイホーム環境下で酒量が増加、ノンアルコール飲料を片っ端から試しておりこの世界にはかなり詳しい。最近、健康診断の結果が悪すぎ医者に酒を止められていよいよ本格的な禁酒中。
推す飯 第13回(ノンアルコール・低アルコール飲料編)
「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
登場人物
橋田玲子(禁酒勢)
これまでの飲酒量が体に合わなくなってきたのを感じ昨年から禁酒、成功。外食などの機会があれば飲む。飲み物はどんな種類であれ常温派。
スズキナオ(節酒勢)
酒場をレポートする仕事に定評がある。酒を愛しまた酒からも愛されし者。
ただ最近、以前のように量が飲めなくなってきたためノンアルコール飲料を取り入れ節酒している。
古賀及子(節酒勢・進行役)
一時なんとなくの気持ちではじめた禁酒に成功するも、またなんとなく飲み始めて毎日第三のビールを飲み続けている。少し減らしたい。
「龍馬1865」のレモン味
古賀
続いて、最近ノンアルコール飲料を研究している林さんからのおすすめ、「龍馬レモン」いきましょう。変わった名前ですよね。
橋田
果汁が入ってるんですね。3%。
ナオ
おっ、ここへきてカロリーがある。
古賀
ほんとうだ。いままで頑として0キロカロリーだったのが。100ml 19kal。パッケージがおだやかでちょっとこれまでの2種類と方向性が違う感じしますね。
ナオ
ノンアルコールビールの「龍馬1865」は飲んだことあって結構本格的な味がしました。あれのシリーズなんですよねこれ。でもこっちは素敵なパッケージですね。
林
ビールのほうの「龍馬1865」は、やぼったいパッケージなんですよね。坂本龍馬の顔もプリントされてて。
林
それがレモンテイストにして、雰囲気もぜんぜん変えて、だからもう「龍馬」って名前はとればいいのに、まだ書いてあるんですよね。
古賀
異常に小さく「龍馬」って書いてある。
ナオ
書くことに意味があるのかというくらい小さいですね。
もうビールをあきらめた感じ
古賀
飲んでみましょうか!
橋田
かおりがいい、ジュースっぽい!
林
そう、もうビールをあきらめた感じなんですよ。
ナオ
あきらめてますね!
橋田
嫌な感じがまったくしない。
古賀
酒のいやなところ、「まずみ」を再現するのがノンアルコール飲料だというのがこれまでの我々の見解だったのに!
これ、アルコールの代替えを意識しているのかな……「ノンアルコールビール」とは書いてあるんですね。
林
ノンアルコールビールってどうやってもまずいから。もういいや! ビールに近づけるのあきらめて、おいしくしよう! って感じですよね。ビールっぽくない。
古賀
レモネードをかっこよくした味みたいな。
橋田
大人用の。
古賀
ジャーマンモルトって書いてある。麦芽が入ってるは入ってるんですね。こういうビールありそうですね。
林
レモンビールってありますよね。
禁酒会の外の世界にも教えたい
林
これネットではケースでしかなかなか買えなくて。みんなケースで買ってもらいましたが大丈夫でしたかね。
橋田
ぜんぜん大丈夫です!おいしい。
古賀
淡々とおいしいですよね。
橋田
ちょっといいもののような気がしますね。「国内製造」とかいろいろこだわりもあるみたい。
古賀
ちょっとおしゃれなうまいジュースですよね
林
だから早く「龍馬」って名前をとればいいのに……。
ナオ
ノンアルに興味ない人も飲みそう。
古賀
アルコールを抜きたくて私たちみたいに集合して話し合ってるような人たちじゃなくて、おいしい飲み物を探している人にもすすめたいですね。
林
禁酒会みたいな集まりじゃなくてね。
橋田
カフェとかにあってもよさそう。
古賀
おみやげ物特集の味ですね
橋田
そうねそうね。
龍馬はバービカンだった
林
意外にえびの刺し身にも合いますよ。(※収録はZOOMで、各自つまみを携えております)
ナオ
のり弁の唐揚げにもぜんぜん合ってます。のり弁が万能なのか。
林
そうですね(笑)。
古賀
カフェっぽいから焼き菓子とかケーキとかも良さそう。
林
甘いものでもいいかもしれないですね。
ナオ
ジュースじゃ甘いものに合わせるには甘すぎるけど、これだったらいいですよね。
古賀
甘くない、かつほんのちょっと甘いのがいい。
ナオ
酒、足したくなるな~~。
橋田
確かに……おいしいカクテルができる。
ナオ
割ざいとしていける。
林
あっ! 「龍馬1865」って元が「バービカン」(※ローアルコール飲料の元祖的存在)なんだ。
橋田
えっ!
林
「バービカン」改め「龍馬1865」って。
古賀
大胆に名前変えたな。
林
改めも改めましたね。
古賀
坂本龍馬が長崎で初めてビールを飲んだと言われている1865年にちなんだ名称だと、ウィキペディアにありますね。
ナオ
でも確かにはじめてあの龍馬のパッケージみたときに、味にこだわったんだろうなあという感じは受けました。本格派! っていう。
医者から「すぐやめろ」って
古賀
これケースでしか売ってなくて誰が見つけて買ってるんだろう。林さんどうして知ったんですか?
林
酒をやめようと思ってノンアルビールを買いあさっていたころに買ってみたんですよね。ノンアル飲料、去年かなり買ってて。
「龍馬1865」がナチュラルローソンで売ってて知ってて、そのレモン版だって楽天で12缶ずつセットのがあったんですよ。
古賀
林さんは酒抜きストーリーどんな感じですか?
林
もう完全に、医者から「すぐやめろ」って。
ナオ
そうなんですか!
林
「飲んでいいですか?」って聞けるレベルじゃないそうです……。
去年から抜き始めてはいて、でもまた飲んでを繰り返してたんですよ。でも去年の暮れから今年の初めにかけてすごい飲んでて。家でワインとか、ビールみたいなスピードで飲んじゃうから。
橋田・古賀
わかるわかる
古賀
ほら、私たち飲むスピードが早いから。
橋田
そうそう、アルコール度数低いやつしか飲んじゃだめなんですよ。
林
きゅーっと飲んじゃって。
橋田
あのゆっくり飲むっていうのがわかんないんですよね。
林
それでむちゃくちゃ体の具合悪くなって。自分でも酒がおいしくなくなって、健康診断の数字悪いだろうなと思ったら過去最悪の結果をたたき出し。尿酸値が高くて、「でも痛風じゃない、まだ足痛くないですよ?」 って聞いたら、それは発作が起こってないからだって、キラキラしたやつは十分血液に入ってるって。
橋田
! あのとげとげしたやつだ!
ナオ
痛風の素質がもうある!
古賀
待ったなしだ。
林
尿酸決勝が血管にやすりをかけて、そこに悪玉コレステロールがきゅってはさまって、動脈硬化になるって。
ナオ
負の連鎖がはじまってるんですね……。
林
この中性脂肪の数は、いつ脳の血管が詰まってもおかしくないって。
古賀
よ、よかったですね! 健康診断行って!
林
最近はもう毎日ZOOMで自分の顔見るじゃないですか。むくんでるなーと思ってはいたんですよ。脳の血管詰まるのかーと思ったら、近所のでかい家とか見ても、こんな家住んでても脳の血管詰まったらもうな……と思って。
橋田
富を持っていたとしてもね……。
古賀
健康でなければね……。
本物の断酒会ですね
林
おれは、生まれつき酒が受け付けないという設定で生きていこうと思ってます。
橋田
みんなは林さんが結構な酒飲みだってことは知ってますけどね。
ナオ
生まれつき酒が飲めなくて、ノンアルコールは好きな人っていますかね。
林
いるかな!?
橋田
私たちは酒が好きでこれを代わりにしてるけど……確かに聞いてみたい。
古賀
我々はこれでしのいでるわけですけどね。
林
でも酒はずっとやめたかったんですよ。医者が止めてくれないかなーとは思っていたんで。
橋田
そうそう。やめたいなという気持ちはずっと私もありました。
古賀
友達と会ったり、外でごはん食べたりするときは飲むけど、家では飲まないんだっていう人に憧れませんか。
橋田
それ!
古賀
ハレの時だけでいいのよ。ケのときはいらんのよ。でも飲んじゃうのよ。
ナオ
飲んじゃう飲んじゃう。
林
半年前くらい、もうまずいなーと思いながら飲んでたんですよ。これはだめだーと思って。
橋田
私も最後のころそうでした!
ナオ
これは本物の断酒会みたいになってきましたね(笑)。
林
脳の血管が詰まるって聞いて、家にあった酒全部流しに捨てましたよ。そしたら家が笑笑みたいなにおいになりました。底つき体験みたいなのしました。
古賀
そしたらこうやってノンアルコールのいいやつがいろいろあるとほんとに助かりますね。
林
橋田さんも言ってたけど、おれも毎日2~3缶ノンアル飲んでますよ。
古賀
それでいいんだ! と思わされました。ノンアルコールのものを何本も飲むイメージなかったんですよね。
林
迷いなく飲んでますよ。
橋田
そうそう、日曜日とか17時から飲んじゃおっかなー! みたいに飲んでる。
古賀
でもそれでいいわけですもんね。そのうえ食事の脂肪や糖まで抑えてくれる。
ナオ
尿酸値を下げるやつもありますよね。そこまでしてくれるから。薬になってるんですよもう。
古賀
しょうがない私たちの薬ですね。
推す飯 第13回(ノンアルコール・低アルコール飲料編)
「推す飯」とは、明るくてらいない気持ちでただ好きな飯を推す活動です。
登場人物
林雄司(禁酒勢)
ステイホーム環境下で酒量が増加、ノンアルコール飲料を片っ端から試しておりこの世界にはかなり詳しい。最近、健康診断の結果が悪すぎ医者に酒を止められていよいよ本格的な禁酒中。
橋田玲子(禁酒勢)
これまでの飲酒量が体に合わなくなってきたのを感じ昨年から禁酒、成功。外食などの機会があれば飲む。飲み物はどんな種類であれ常温派。
スズキナオ(節酒勢)
酒場をレポートする仕事に定評がある。酒を愛しまた酒からも愛されし者。
ただ最近、以前のように量が飲めなくなってきたためノンアルコール飲料を取り入れ節酒している。
古賀及子(節酒勢・進行役)
一時なんとなくの気持ちではじめた禁酒に成功するも、またなんとなく飲み始めて毎日第三のビールを飲み続けている。少し減らしたい。