特集 2020年11月4日

地味ハロウィン2020開催されました!

ことしも地味ハロウィンがやってきた。

コロナ渦のもと、換気のいい会場に場所を移し、人数はホールのキャパの半分以下、入場時には検温・消毒、ステージ上にはアクリル板、司会はフェイスシールド着用という徹底した感染対策のもと開催した。

そこまでして地味ハロウィンをやりたいかと言われたら、やりたいのだ。

盛り上がったイベントから仮装の一部を紹介したい。

1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

前の記事:これはいくらでしょう?

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Whats地味ハロウィン

まずは地味ハロウィンについて簡単におさらい

・2014年に林がスナックで始めたハロウィン
・ハロウィン定番の仮装ではなく、仮装の対象にならないような人たちの仮装をする
・年にいちどのとんちを競い合うイベントとして定着

地味ハロウィンはデイリーポータルZが発祥だけど、もう一般に広まっちゃってるし、我々としてもそれについてあれこれ言う気はない。もともとケルト人のお祭りだし。

今年の会場は二子玉川

2020年10月31日、二子玉川のiTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズで開催された。

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ぜんぜん地味じゃないホール

このホールは1面がガラス扉になっていて換気が良いのでこの会場にした。その後、渋谷がハロウィン禁止令が出たのでちょうどよかった。

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ステージだけで第1回会場と同じぐらいの広さがある

数か月前から準備して、当日のスタッフリストを見たら36人いた。いよいよ来年はさいたまスーパーアリーナで開催である。

ではいよいよ仮装の紹介に入りたい。

会場を沸かせた地味さ

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「1キロの脂肪を持つ人」

脂肪はスポンジをちぎって作ったとのこと。その完成度と目の付け所に会場が沸いた。さんざん見てたのに!
ちなみにこの人は過去に水道工事の人をやっている地味常連。

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「米津玄師と聞いて想像したイメージ」

師から芸術家っぽさ、お坊さんっぽさもあるので数珠、歌っているからマイク、のこと。なにひとつ合ってないのに、分かる。

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「ライトついちゃってる通行人」

2~3か月に1回すれ違うから、のとのこと。確かにそれぐらいの頻度で出会う。

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「向かい風」

上着に針金が仕込んであって、メガネにネクタイがはりつけてある。名札も例年の地味ハロウィンの名札を予想して同クリップで仕込んである。
「今年はたいへんだったので逆風に立ち向かっていこう、というメッセージを込めて」とおもしろいけど思いは熱い。
針金を戻せばジャケットは元に戻るのでこれ電車に乗ってきたそうだ。

地味ハロウィンは更衣室を用意しているが、ほとんど使われていない。

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「振込詐欺のポスターに出てくる人」

人間のほうのまじめさがリアル!

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渋谷クアトロの柱

「おまえか!ライブを見にくくしているのは!」と会場が盛り上がった。(渋谷にあるクラブクアトロというライブハウスは客席に柱がある)

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クアトロの柱(「後輩が地下アイドルになったのでライブに行ってきた」の写真に柱を示す矢印を加筆)

ホールの図を見てもすごいところにあるのが分かる。

 

ちなみにこの柱、かつてはあだち充先生、ピエトロドレッシングになっていた人。去年は「虫歯」というシンプルな仮装だったが、今年は無機物で来た。まいった。

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「iPhoneの絵文字」

最近髪を切って絵文字を使ったときに「…あたし?」と思った、とのこと。世界に通じる仮装。

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この人です
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「某アニメのせいでお気に入りのシャツが着られなくなった人」

世の中のハロウィンでは鬼滅の刃の仮装が多かったらしいが、地味ハロウィンではその周辺の人を題材にしてた。すごいよ本当に。

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「就活本のマナーでバツが付いている人」「帰国子女の就活生」

バツがついている男性のポイントは、寝癖、ネクタイ、くるぶしソックス、襟が立っている。帰国子女は、黒のスーツじゃなくて紺、自信があるところ。

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これがNGのくるぶしソックスだ
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「めぐリズムのパッケージ」(ラベンダーの香り)

口の開き具合がポイント。実際のパッケージと比べてみるとセーターも完コピである。

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これが実際のパッケージ
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「GAPの店員」「ほうれん草好き」

親子での参加でふたりで好きな仮装をしているところが自由。ちなみに「ほうれん草は好きじゃない」とのこと。キャラも含めての仮装なのだ。
あと何気にお母さんの仮装の完成度が高い。

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「味集中カウンター」

ラーメンが出てくるところのすだれ、すだれが開く前のチャルメラも再現していた。
すごいのはマグネットで簡単に組み立てられるようになっていたこと。持ち運びまで考えられているのは本物以上である。

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BEAMS店員

ポシェットのなかには在庫を調べるためのタブレットが入っている。
全部が完璧でおしゃれなのに仮装になってているのがおもしろい。

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「蛍光灯のひも」

最近見なくなったひも。ひっぱるとカチカチッって手ごたえがあって、ボクシングをするひもだ。
仮装の本体はあくまで垂れているひもで、左側に見える黒い部分は支え。こういう主従逆転した仮装に弱い。

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式典の予行をする自衛官

首相を呼ぶ式典がある前日、リハーサルをしているところである。テレビでいちどぐらい見たことがある。
本物っぽくて「練習はやっぱりするんですか?」などと聞いてしまったが仮装だった。

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「キオスクの壁で履歴書を書く人」

当日の朝に履歴書を書くことが多くて、まっさらな履歴書だけ持って走っていったことがあるそうだ。その延長の仮装。
履歴書に芯を入れてまっすぐになるようにしてあったり、ポケットに写真とハサミ、シャツのボタンを掛け違えていたりディテールが細かい。

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ハサミがでかい

こんなに細かい仮装ができるならきっと就職できるよ!とステージでMC3人が根拠なく励ました。

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「半田屋の子」

半田屋は仙台を中心にする外食チェーン。看板の子どもが特徴ある。
最近仙台から引っ越してきたそうだ。

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半田屋ホームページ(http://www.handaya.jp/company)から

会場で「半田屋」で画像検索しはじめて、分かった人から爆笑していくという珍しい状態になった。

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地味ハロウィン2020は、メルカリさま、ショップチャンネルさま、伊藤園さまに協賛いただいております。懸賞金ライクに壇上で紹介。

メルカリさまには各回で1名で「メルカリで賞」を選んでもらった。
また、会場でメルカリ特製の梱包材を配布。地味ハロウィンで使い終わっていらないものはすぐ出品できるのだ。
このページで見覚えがあるものが出品されているかもしれないぞ!

身に覚えがある仮装

さてここからは仮装の傾向ごとに紹介していこう。
それはあなたですよね、という仮装。でも私たちにも身に覚えがある。
 

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「大晦日に年賀状を出しに行く人」

年賀状のほか、鏡餅、正月飾り、ポチ袋、箸、テレビ雑誌など細かい。この人の周りだけ年末気分が漂っていた。

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発送だけして帰るのはちょっと申し訳ない人

身に覚えがあるワンシーン。発送する荷物を抱え、ホットのお茶をとってレジに向かうところである。(メルカリで賞 受賞!)

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「古着屋に服を売りに行って売れなくて新たに買って帰る人」

奥が自宅から持ってきた袋、手前が新たに買った袋である。袋が違う。

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「物を入れすぎて引き出しが開かなくなった人」

引っかかっているのは色鉛筆、手に持っているのはフライ返し。フライ返しがいいというのはネット情報だそうです。ポケットに引き出しの隙間に入れる定規も入っている

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「カメラを持っているのに結局スマホで写真を撮っちゃう人」

デイリーのライターにもよくいる。

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「健康診断前日に悪あがきする人」

視力がよくなる本と運動。人間は愚かしく愛おしいですね。

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一夜漬けに失敗した人

前の日に寝ちゃって朝の電車で取り戻そうとしている。会場からも間に合わないという声があがっていた。

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職場のハロウィンにいやいや参加する人

ハロウィンに参加する人の仮装だ。ついに来た。

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「ライブ前に電池が切れたことに気づいた人」

いまライブでは声が出せないのでペンライトの光だけが頼りなのに、光らなくてテンション下がっている。
 

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洗濯しすぎてハンガーが足りない人
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目が覚めたら降りる駅だった人

ぶら下がっているヘッドホン、傘、表情、完成度の高さよ。

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ホットヨガに入会したての人

右手に持っているのはキャンペーンでもらった水素水。

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ダンボールを集めてまわる文化祭の高校生(メルカリで賞)

学園祭ではなにかを作る係と、ダンボールを集める係に分かれるが、地味ハロウィンは断然後者である。

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「サービスエリアで休憩している人」

とにかく小さい紙コップ。実際に休憩しているときにこれだ!と思ったそうだ。

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「美容院でカラー剤が染まるのを待つ人・マスクが裏表逆になってる美容師のアシスタント」

アシスタントがコーヒーを持ってきてくれないのを不満に思っている。

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近くにあるリアリティ

次はリアリティのかたまりのような仮装。誰というわけではないが、こういう人いそう~と思う人たち。

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「でかいくせにほろ酔いを飲む人」

普段はほろよいは飲まないそうです。

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「大学の入学式でサークル勧誘する学生」

春の服を着ているのがポイント。

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「成人式の後、同窓会に来た人」

和服から洋服に着替えたので髪とメイクと服のバランスが悪い。

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「合宿免許のパンフレット」

たまたま来ていた人なので、5人のタイプがバラバラにしている。

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選挙のウグイス嬢

シャツが緑なので隣に誰がいるかが想像できますね。

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ベンチャーの人事

ワイドパンツのそれっぽさ!ペットボトルの水はまだ会社オリジナルのではない(ベンチャーだから)

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「単身赴任で行った大阪から1年ぶりに帰ってきた人」

551は家族用、向かって右のは会社で撒くお菓子という設定。

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「サチモスの影響が強い人」

サチモスで検索するとこの仮装のリアリティが増します。

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「日本に夢をもって来日した留学生」「空港に留学生を迎えに来た大学生」

留学生のスーツケースにはワンピースの全巻が入っている。大学生は若干引き気味。という設定。ボードで隠れているけど、大学生が着ているパーカーは上智大という細かさ(借りたそうです)。

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「なんかのNPOの人」

国際的ななにかの支援をしている。写真を撮るときは現地の子どもを中心にして端っこにいる。このマフラーはお礼でもらったという設定。
周辺のディテールは細かいが、現地がどこなのか、何をしているのかの肝心な部分はわからない。

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「偏食」

やせているので本当かと思ったが「なんでも食べます」とのこと。仮装だからね。

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どこまでミニマルにできるか

いかに少ない部分で仮装を伝えるか、というこだわりの仮装もありました。

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「マスクのゴムが切れた人」(よく見てください)

去年のインク漏れと同じ人。わずかな仮装。

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「はじめて猫をだいた人」

猫が箱だ。猫の名前はモカちゃん、だそうです。

画面でしか見たことがない

誰も実際に見たことはないのだが、みんな知ってる不思議な仮装。

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ドラマでしか見ないタイプの刑事

拳銃、ミラーのサングラス。あだ名がついてそうな刑事であるが拳銃からしておかしい。

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「城〇クリニックの人」

テレビで転がってる人だ!

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「不審者」

ナイフに見立てた紙を取り出す速さで会場を沸かせた
 

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ヒロインの伝統料理

かわいい子が激マズ料理を作るパターン。タコの足や何かの目がたくさん浮かんで激マズ料理を超えている。

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激やせした人

実際に痩せて、これは以前はいていたパンツとのこと。すげえ。

偶然かぶったふたり

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パズルゲームの広告動画とピン

ネタがかぶった人がいた。だが、このふたりは幼稚園からの同級生だそうだ。ネタを示し合わせたりはしてない、とのこと。まさにソウルメイト!そして地味!

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無機物シリーズ

毎年1~2名の無機物だが、今年はちょっと多かった。これならマスク不要だからかもしれない。

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遮眼子(しゃがんし)

視力検査のときに目を隠す道具。仮装大賞の裏方っぽくなった。

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道路標識

シカの部分がメッシュになっていて視界も確保できている。すたすた歩いていた。

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アルフォート

胸にプリントしてあるアルフォート柄。それだけなんだけど説得力がある。なぜだ。

自分の見た目をとらえる

地味ハロウィンの参加者のすごいところは自分がなにに適しているかを冷静に判断できているところ。服装プラス雰囲気で成り立っている仮装を集めました。

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個人競技の審判員

なんの競技なのか、旗が何を示しているのかもわからないが、とにかくそれっぽい。

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イオンにいるウォーターサーバーを売っている人

デイリーのライター為房さん。この目が笑ってない笑顔を練習したとのこと。

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こういうところが細かい
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いらすとや

ぼうず・メガネで検索したら自分がいたそうです。

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競歩の審判

毎年審判にチャレンジしている参加者。審判としての動きがリアルだったが、YouTubeで見て練習したとのこと。本物を見たことない人には本物にしか見えない(これ仮装のポイントかも)。

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成田にいる添乗員とツアー客

写真を撮るときにオバショットポーズになる客、という設定だった。圧倒的なリアリティ。

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囲碁の記録係

対局者よりも弱そうにしたのが工夫。たたずまいがそうとしか見えないだが、記録では盤上にトイレマークが現れていた。

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トイレマーク
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あの人の仮装

特定の人物の仮装だが、その人を選んだのか、という仮装です。

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ニューヨーク証券取引所の588おじさん

ピータータックマンさん。証券のニュースによく登場しています。

 

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足のつるひと

 よく薬局の前で名前は書いてあったが、あなただったんですか!と場内が沸いた。

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帰り際にいろいろ持たせてくる親戚の人

右手に持っているのは手作りのマスク。ビニールに入っているのは横浜みやげ、おばあちゃんの漬物、みかん。日本中に5万人ぐらいいそう。

2020年の仮装

2020年らしい仮装を集めました。だんだん地味ハロウィンも変わりびなのような存在になっていくのかもしれない。

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オリンピックが延期になったことに気が付いてない人

今年はこんなに浮かれた年になるはずだったのかと愕然としますね。

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コロナが流行したのでマスクをつけ始めたユニクロのマネキン
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商品にマスクをつける店員

マスクがかかっているのは見かけるが、その陰にはつけている人がいる。その見えてないところの仮装。

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検温されるときに前髪固めすぎてのれんあげてるみたいになっちゃう地雷女子

女子だが、「大将、やってる?」みたいな動きになってしまう。

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映画館のロビーでポップコーンを食べきった人

一席おきに座らせない映画館だと館内飲食ができない。ロビーで食べるしかない。か、食べたかったからか。

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マスクの転売に失敗した転売ヤー

どんどん値段が下がっていっている。

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検温結果が気になる人

おでこをピッとやられたあとに見ている目!

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久しぶりに出社してカレンダーめくる人

在宅勤務期間中にめくらなかったカレンダーをまとめてめくる。そのあいだのみつをの名言は見ないまま今年がすぎる。

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テレワーク×地味ハロウィン

テレワークも地味ハロウィンの格好のネタとなった。

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左から「Web面接を下半身パジャマでうける就活生」「Zoomの背景がバグった人」「
テレワーク中のOL」
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下はこうなっている。

 

人類にエコバッグははやすぎたのか

レジ袋が有料化された。買い物の量に合わせて袋を選ぶ能力は人類にまだないのかもしれない、と感じる仮装も多かった。

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もらうレジ袋の大きさを間違えた人
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2円の袋で頑張る人
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マイバッグを持っているのにレジ袋をもらってしまった人
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レジ袋を買いそびれた人
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お昼に温めたスープと冷たいスイーツを買ったのに袋がひとつで困っているOL

スープとドーナツを同じ袋に入れるとドーナツのチョコレートが溶けてしまう。

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袋代をケチったばかりにオフィスに戻れなくなったひと

コンビニで買ったものだけではなく、ドアノブまでつけてシーンを再現している。

いない

最後に、そんな人いないけど分かる仮装。ゾンビも同じですね。

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メルカリで売られた人(メルカリで賞受賞)


いないのだが、今回のイベント協賛のメルカリから「メルカリで賞」をもらっていた。
メルカリ担当者が目録をあげるときに「メルカリで人は売ってませんが…」と丁寧に否定していたのは味わい深かった。
 

リモートならではの画面の作りこみ

今回の地味ハロウィンは会場に来る参加のほか、リモート参加もあった。自宅のウェブカメラで見せたい絵を作れるので完成度が高いのだ。

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オンラインミーティングで背景と同化してしまったひと

この背景とのシームレスな絵はリモートでないと出せない。リモート会議という人類の叡智がおもしろに転用された瞬間である。

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オーガニック系美容部員

仮装以上に顔の圧がすごい、と思ったらそのまま本人たちが書いていた。

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リモートでも圧は伝わるのです。
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ナポレオンズの回すほうの人

手前にもうひとりのナポレオンズがいる。

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鼻にタグ付けされた人

ネットで見るものを紙で再現して、またそれをネット経由で見るという入れ子になっている。でもそんなことを感じさせない味わい。

ツイッターでの参加

#地味ハロウィン と #DPZのハッシュタグが付いているものを会場で紹介して大いに盛り上がったが、そのなかから一部を紹介したい。

第三者委員会の腕章に「第三者」と書いてある。分かってなさがすごい。くやしい。

生放送アーカイブとツイッター

さらに仮装が見たい人は生中継アーカイブとツイッターの検索結果をどうぞ!

 

#地味ハロウィン のハッシュタグのツイートはこちら

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地味ハロウィン#DPZ ツイッター検索結果

あーおもしろかった

三密回避で地味に開催した2020年の地味ハロウィンだが、終わってみれば例年通り世界クラスのウイットが集まった。2020年の不運も仮装のネタにすると、なにか昇華したような気分になる。

地味ハロウィン参加のみなさん、ありがとうございました! 来年の地味ハロウィンに向けて、世の中をよく観察していきましょう!

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集合写真は地味だったな

地味ハロウィンをやってみたいときは

冒頭にも触れましたが、デイリーポータルZは地味ハロウィンの開催、名称使用について権利を主張しません。どんどん開催してください。
 
 
来年のハロウィンは地味にやりたい方は参考にしてください。
 
開催するほどではなく、参加したい人は来年のデイリーポータルZのイベントにお越しください。まってます。

 

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