はい。以上いかがでしたでしょうか今週の「ていうかもう15年やっているのか」。というわけで
2005年、 2006年、2007年、2008年、
2009年、2010年、2011年、2012年、
2013年、2014年、2015年、 2016年、
2017年、2018年、2019年、
と行うにつれ、年々劣化していく「ひとり紅白」ですが、みなさんはちゃんと「ひとり紅白」やっていただけたら幸いです。
2020年もついに年末、今年も紅白歌合戦の季節がやってきた。
僕は「笑ってはいけない」派だが、紅白を盛り上げるためにも、コロナ禍を乗り越え、ひとりで紅白歌合戦をやってしまおうと思う!
手元の小物で済ませる最低限のアーティストものまね連発の「ひとり紅白歌合戦」、飲み会再開時に参考にするためにも、とくとご覧あれ!!
そこで早速、カラオケ店に参上し、ボルテージはすでに最高潮。

鼓動は高鳴るばかりだが、実は今回。毎年やってるこの「ひとり紅白も、コロナ禍によってカラオケがNGっぽくなり、リモートでの開催も辞さない覚悟でいた。が、それって一体どういう状態なのかよくわからなかったので、

お店もちゃんとしてるし、そもそもひとりカラオケだし、まぁ大丈夫だろう、という打算のもと、

結局例年どおり、やって来たのであった。

ってことで、ひとり紅白の会場に到着!
さぁ、今年のひとり紅白に登場するのは、これらの方々! 今年のヒット曲が満載だ!

…といっても歌うのは、ぜんぶ僕。紅組、白組ごとにひとりで歌っていき、カラオケ採点で総得点の高かった方を優勝とする。

ひとりでも自在に撮れる相棒「ぐにゃぐにゃ三脚くん」とともに、年々盛り下がるミュージックシーンをどう処理するのか、「ひとり紅白歌合戦2020」いってみましょう!
![]()

では紅組のトップバッターは、メンバー選抜からデビューまでを描いたオーディション番組を機に誕生した、大人気ガールズグループNiziU。
と、かわいらしい女子たちによるNiziUのはずが、現れたのは

おっさん! しかも微妙なたたずまいにて。も、もしやこれは…!

踊って!

しまっている! あのNiziUのおなじみの

なわ跳びダンスをッ!!

これはなかなかのビジュアルショック。

MVまで忠実に具現化しているつもりらしいが、

これは本家のJ.Y.Parkからも、
「あなたは、ひどいです。夢を叶えられるわけ、ありません」
と言われそうなので、心機一転すべく

動画にしてみた。事態は悪化を極めたが、とりあえず二重跳びにはなったのであった。
そんなJYPへの思いを胸に歌いあげた、その結果は…!

これはきっとNOキューブなので、当記事の一番最後に、より超高速版も公開しておきたいと思う。
では続いて、白組にいってみよう!

TikTokから火がつき、やがて「歌ってみた」動画で歌われまくって、いつしか大ブームを起こしていた、このドルガバ。

なんともちょこんと腰掛け、まさに香水座り。まぁありえるが、

ん? ふと、何かを見ている?

携帯? そういや香水世界では「いつ空いてるの」ってLINEで来ていたものだけど、この僕の世界においては、

「いつ空いてるのか」って、携帯メールにッ! LINEでなくッ!
まぁ当然のようにSPAMではあるが、空いてはいないのであった。
そんな、いまだにLINEを使ってないクズのような僕が歌いあげた、その結果は…!

まじドルガバ。
![]()

続いては、火曜10時の「逃げ恥」枠にて、今年高視聴率を記録したドラマ「私の家政夫ナギサさん」の主題歌だったこの曲。
裸の心を、できるかぎり表したいがあまり、つい、

裸にね。この「ひとり紅白」では、なにかと裸になりがちだが

そのまますぎる。そしてさらに!

ふと謎のランニングシャツを取り出し、

ふとイヤホンに結び付け、一体何してるのかと思ったら、あらためて

!! 裸エプロン!! さっきのでエプロンを作り出してしまった模様! そう、つまり、当曲が主題歌だったナギサさんは、エプロン姿の家政夫だったので、ついこうなってしまったのであった。
そんな変態爆誕なまま歌いあげた、その結果は!

家事がんばろう。

五輪が無かったにもかかわらず、みごとミリオンを突破した、嵐が歌う五輪ソング「カイト」。米津さん作詞作曲でだいぶエモいが、ふと

マスクをいったん外した模様。そしてそれを、

またイヤホンに結んでいるようだが、そうしてそれを突然、

!! 空に放つッ! これは一体…と思ったら、そう! これぞ、小さなころに見た、凧上げ!! つまりは、

カイト!! この地に、カイトを具現化してしまったのであった!!

あはははははははははははは
室内を!駆けめぐる!

あはははははははははははははははははははははははははは
ひどい。
活動休止すべきなのは僕だ、と思いながら、歌いあげたその結果は!

らるらりら。
![]()

キャッチーすぎるメロディーと歌声で、今年あらゆるチャートを席巻した当曲。あまりの中毒性の高さに、MV動画も驚異的数値を記録したものだが、

そのMVが、独特なアニメタッチで描かれていたので、つい僕も

ノートを取りだす。そして筆を走らせ、あの

MVの男性っぽくね。
より夜に駆けるべく、死神(元ネタ小説ネタバレ)に魅入られて、夜に駆けていった

あの男性になってしまったんだね。

そんな耽美メガネに、憧れる。
そんなメガネへの思いを胸に、歌いあげた結果は…

昼も駆けていこう。

アーティストによる音楽活動のコロナ禍なりの形、ということで、SNSでも大きな話題になった、おげんさんのこの曲。
この「うち」を意味するのが、ただの「家」のみならず、医療従事者の方々においては「内」(内面で)という意味だという、気の利きよう、さすが源。だが、

踊っていない! 踊ろうって言っているのに。が、もしやこれは…!

元・総理的な!!? コロナ禍の中、猫を抱いて、あまりに優雅な様子だったがゆえに、炎上してしまったあの様ということか! まぁもう蒸し返さないでいい風化っぷりだが、

ちなみに僕が抱いているのは猫ではなく、コチラ。なぜかカバンに入っていた、ワールドカップ2006の公式マスコットの

変なライオンなのであった。手にするボールすらキモイ。
これこそ完全なる風化で、踊りたくもなるが、ではその結果とは!

ちゃんと踊ろう。
![]()

公開されるやいなや、一気に歴代トップになってしまった映画「鬼滅の刃」の主題歌である当曲。原作もアニメもゾッコンな多摩の柱として、僕もソッコー見に行ったもので、煉獄さんの生きざまを描ききった歌詞に、歌いながらも泣けてくるが、そのままいつしか、なんかタオルをかぶり、

謎の態勢に。この構えはもしや…!!?

「霹靂一閃」の構え!!! そう、「鬼滅」への思いが高まり、つい「鬼滅」イチの人気キャラ・善逸の超絶必殺技ということで!!
そしてさらに、歌いながら、

超高速で!!

室内を疾走ッ!!!
これはいわゆる、善逸さながらに、神速で無双していく

六連ッ!! なに、この客!!!
と、客としてはNGだが、それほど心を燃やしながら歌いあげたその結果!

部屋ではおとなしくしよう。

一発録りで人気の動画チャンネル「FIRST TAKE」を皮切りに、北村くんがエモく歌いあげてバズったこの曲。

あいみょん作曲ならではの美メロを歌いながら、ん、

まずマイクを棚に置いたが、そのまま

赤いペンが登場。そうしてそのままカメラの前にかざし、それを挟んで、マイクと対峙するように歌いだした、その結果!!

!! この線の感じ、まさに「FIRST TAKE」のサムネイル画像のヤツ! っぽい!! ピントはさておき ナイスとんち!

ぜひみんなもマネをしていただきたいが、この様子、ハタから見ると

だいぶ不憫、なのは事実であった。ドンマイ自分。
と、猫のように消えたくなりながら、歌いあげたその得点は…!

犬のほうがよかった。
![]()

今年の前半期、歌姫あゆの半生をユニークに描き、異様に盛り上がったドラマ「M 愛すべき人がいて」でも象徴的に使われていた当曲。彼女の代表曲でもあるが、あのあゆが居場所がなかったと歌う姿に

全国の女子たちは、すこぶる共感し

心を揺さぶれてしまったもの。

その勢いで、僕としてもつい

居場所がなかった、ということでね。

いなくなってしまったのであった。
そんないたたまれない気持ちで歌いあげた、その結果は…

居場所募集。

では最後のトリはコチラ。今年のNHKの朝ドラの主題歌として慣れ親しまれた、紅白にも出場することになっている彼らの、この曲。
メディアには一切姿を現さないGReeeeNのみなさんゆえに、紅白出場登場!とはいっても、きっと会場には

現れないことでしょう。彼らだしね。その具現化、となるとやはり

不在、ということで

最後はもう誰も部屋から

いなくなったのであった。
そうして帰宅への思いを胸に歌いあげた、その結果は!

終わったらすぐ帰りましょう。
![]()
ではこれにてすべて終了! はたして紅組、白組、一体どっちが勝ったのか!? 今年も不毛な熱戦が繰り広げられた「ひとり紅白歌合戦」、その結果はこうなったのだった!! どん!!

うぉ~~っ!!! たぶん計算あってると思うけど、僅差で白組が、たぶん勝利をおさめたのであった! おめでとう白組~~!!

…どっちが勝とうが、どうでもいいよね。
でもとりあえず、今年のミュージックシーンを不本意な形で振り返れたかとは思いまして、

ひとりで約9時間に渡り、多摩の人気カラオケ屋からお送りした「ひとり紅白歌合戦2020」、お付き合いいただきどうもありがとうございました。ではまたよいお年を…。
| ▽デイリーポータルZトップへ | ||
| ▲デイリーポータルZトップへ |