はい。以上いかがでしたでしょうか今週の「ていうかもう14年やっているのか」。というわけで
2005年、 2006年、2007年、2008年、
2009年、2010年、2011年、2012年、
2013年、2014年、2015年、 2016年、
2017年、2018年、
と行うにつれ、年々劣化していく「ひとり紅白」ですが、みんなはちゃんと「ひとり紅白」やっていただけたら幸いでして、どうぞよろしくお願いします。
2019年もついに年末、今年も紅白歌合戦の季節がやってきた。
僕は「笑ってはいけない」派だが、今年の紅白を占うためにも、ひとりで紅白歌合戦をやってしまいたいと思う!
手元の小物で済ませる必要最低限のアーティストものまね乱発の「ひとり紅白歌合戦」、みんなも飲み会の参考にすべく、とくとご覧あれ!!
そこで早速、カラオケにやってきたが
ボルテージはすでに最高潮、
高鳴る胸を抑えながら、
ひとり紅白の会場に到着!
さぁ、今年のひとり紅白に登場するのは、これらの方々! 今年のヒット曲が満載だ!
…といっても歌うのは、ぜんぶ僕。紅組、白組ごとにひとりで歌っていき、カラオケ採点で総得点の高かった方を優勝とする。
ひとりでも自在に撮れる相棒カメラとともに、年々盛り下がるミュージックシーンをどう処理するのか、「ひとり紅白歌合戦2019」いってみよう!
今年はラグビーW杯が激アツだったが、NHKで中継されていた際に流れていたのが、この曲。トップバッターとして、女性ヴォーカルグループっぽく歌いあげていくが、
…ん、やがて両手を上に掲げ、ラジオ体操のへぼいくだりのようになっているが…
そのまま開いたモモを、バチバチとたたきだす。もしやこれは…
ベロ~ん。
!! このベロ~ん、もしや「ハカ」!
これラグビーの歌だけに、あのニュージーランド代表が試合前に行う「ハカ」が、つい混じってしまったということかッ!!
神聖なハカをこんな文脈で大変恐縮だが、それだけオールブラックスへの敬意が、あふれんばかりとなってしまったのであったーッ!
そんなジャッカルな気概で、歌いあげたその結果は…
なのであった。ありがとうハカ!
…ではなんとか ONE TEAM になって、ノーサイドまでやっていこう!
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今年はラグビーW杯が激アツだったが、今度は日テレでの中継の際に流れていた、この曲。
アラシックとしてもたまらないサクラップとともに、嵐への思いたっぷりに歌いあげるなか、
…こんなダンスの振り付けじゃなかった気はするが、もしやこれは……
!! また「ハカ」!!
またやってる! どんだけ好きなの!
ブレーブすぎて気に入っちゃったんだね。
そんなオールブラックスを好きすぎるがゆえの愚行となり大変恐縮だが、揺ぎなく歌いあげたその結果は…
なのであった!! 今後20年も応援していきたいが、では次の対戦にいってみよう!
今年の大ヒット映画「天気の子」の挿入歌だったコチラ。どんどんテンションが上がっていきもっと聴きたいと思ったら、あっさり終わる神曲だが、最初はおとなしげに歌っていくと、
なんだかはだけた裸にて。極めてネイキッドになっしてまっているが
ん!!?
…透けている…!? 身体が…透けている!!?
も、もしやこれは、「天気の子」での陽菜の名シーンということ!? さては、多摩の雨を止めるために、天気の巫女としての力を、乱用しすぎたというのかッ…! 大変ッッ!!
などの、天気Photoshopジョークはさておき、天気ガチ勢としてネクタイを逆に巻くことで首のチョーカーも具現化したまま、歌いあげたその結果は…
なのであった! でも僕らなら大丈夫であろう。
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まちがいさがしの「まちがい」側の方を生きてきた、という、さすがな観点で描かれたこの名曲。MVでの菅田くんのように、ラフな感じで歌いあげていくが、
ただラフさのみが滞留していくなか、
突然ですが、ここで問題です。
まず最初のこの画像(A)
続いてのこの画像(B)
これらの画像の中には、3つのまちがいがあるのですが、一体どこかわかりますでしょうか!?
まさに「まちがいさがし」!ってことで、難易度はサイゼリヤのそれ並みであるが、なんとか見つけていただきたい。そんなミラノ風ドリアに思いを馳せながら、歌いあげたその結果は…
だったのでした! 正解は最後に発表いたします。
今年、日本人を最も踊らせた曲といえばこの「パプリカ」であろう。特に子どもにおいての影響力は凄まじいもので、全員踊ってた。というわけで、米津さんのメロディーに身をゆだね、
Foorin のみんなのように、元気いっぱいに、おっさんが
踊り狂う!
多摩で、パプリカが、
咲き乱れるッ!!
……まずい…! この曲、
おっさんが踊ってはいけないッ…!
と、反省はしながらも、レモンやパプリカなどの食材を思い浮かべつつ、歌いあげたその結果は…
なのであった! 今夜の夕飯は、パプリカやね。
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ドラマ「イノセンス」の主題歌としてもブレイクした、かっこよすぎるこの曲。高音がすさまじすぎて、なんとか一生懸命
歌ってはいるが、
キングヌー感はゼロ。ではあるが、ただ、歌っているその様子を、よく見てみたら、
!! 白目!!!
ということで、じつは僕、初めてこの曲を目にした時、「白日」でなく「白目」だと思っしまったのであった。ボーカル井口さんのMステ登場時階段猛ダッシュなどの奇行性を尊敬しているが、そんなケアレス奇行、この場を借りて深くお詫び申し上げます。
と、まっさらに生まれ変わりたくなって歌いあげたその結果は…
だったのであった。東京藝大クオリティーにはかないようがないのであった。
今年ジャンプで連載中の「鬼滅の刃」がアニメ化し大成功をおさめたが、その主題歌だったのがコチラ。紅白出場も納得なテンション爆アゲ名曲を、漫画もアニメも全話完璧な僕なりに歌っているが、なんか
ふがついている! よく見たらこれ、
口にマイクをくわえている! 歌いにくそう!!
おそらくコチラ、主人公の妹・禰豆子が、鬼になってしまい常に猿轡的なのを噛ませられているので、それを具現化してしまっていたのであった!
なんでそんなことを!!
でもよく見ると、ちゃんと御手拭は口にはさんで、マイクを汚さぬようマナーは順守。この紳士な姿勢は、柱に値することだろう。
と、多摩の柱として多摩の呼吸で歌いあげたその結果は…
だったのであった。ちゃんとマイクを通さないと点数も低いので気をつけよう。
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出す曲出す曲みごとなタイアップで、今年メジャーバンドの仲間入りを果たしたOfficial髭男dism(略してヒゲダン)の、超エモ曲。
ピアノ弾きっぽく、エモい情感たっぷりに歌いあげている、わけだが、その割には、妙にアカペラ感が満点。
と思ったら、よく見たらマイクではなく、つい
ヒゲソリで歌ってしまっていたのであった。ヒゲダンだけにね。
だって似てるんだもの、形状。ヒゲダンだけにね。
まさに会社飲み会クオリティーの安易ゲス芸。ヒゲソリがあればできるのでぜひ忘年会でやってみていただきたいが、そんなオフィシャル感はゼロで歌いあげたその結果は…
だったのであった! ちゃんとマイクを通さないと点数も低いので気をつけよう。
紅組のトリは、今年「アメトーーク」にてついに世間に完全に見つかったアイドルグループ・BiSH。疾走感があってメロディアスな曲なら何でも好きな俺たちにとってはたまらないBishの楽曲の中でも、とりわけ神的美メロ曲である「オーケストラ」を
抒情的に歌っていく!のだが、左側から、
右側の席へと、位置を変えながら歌っていくが、もしやこれは…
「アメトーーク」!?
カラオケの席の配置を、ひな壇に見立てつつ、あの回の「アメトーーク」を再現しているのであろうッ!! わかりにくすぎるッ!!!
と、男なりのヨシダ・ジ・エンドなハスキーさで歌いあげたその結果は…
なのであった! 今夜も星が瞬きそうである。
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そして白組のトリは、大泉さん主演の池井戸ドラマ「ノーサイドゲーム」の主題歌だったチョー胸アツ曲。いつも丁度いい場面で流れ、ドラマをおおいに彩ったわけだが、つい入り込んで歌ってしまったがために、
ぶっ倒れたね。
つまりはこれ、大泉GMがラグビー部メンバーとぶつかって、グラウンドにぶっ倒れたシーンを、まさに再現ッ!! してしまったのであった。
そしてつい、感涙まで。これはドラマ好きとしてはやむをえないだろう。
って、わかりにくい。こういう見てる人にしかわからないのはコンテンツとしてはよろしくない。だが気づくとそんなのばかりなので、しっかり次年度の申し送りとしておきたいと思う。
そんなアストロズへの思いを胸に歌いあげたその結果は、
なのであった! ではもう疲れ果てたので、
これにてノーサイド、でいいだろう。
ではこれにてすべて終了! はたして紅組、白組、一体どっちが勝ったのか!? 今年も不毛な熱戦が繰り広げられた「ひとり紅白歌合戦」、その結果はこうなったのだった!! どん!!
うぉ~~っ!!! たぶん計算あってると思うけど、僅差で白組が、たぶん勝利をおさめたのであった! おめでとう白組~~!!
…どっちが勝とうが、どうでもいいよね。本家でもどっちでもいいしね。
でもとりあえず、今年のミュージックシーンを不本意な形で振り返れたかとは思いまして、
多摩の素敵なカラオケ屋からお送りした「ひとり紅白歌合戦2019」、お付き合いいただきどうもありがとうございました。ではまたよいお年を…。
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