そこで早速、カラオケにやってきたが
ボルテージはすでに最高潮、
高鳴る胸を抑えながら、ひとり紅白の
会場に到着!
さぁ今年のひとり紅白に登場するのは、これらの方々! 今年のヒット曲が満載だ!
といっても歌うのは、ぜんぶ僕。紅組、白組ごとにひとりで歌っていき、カラオケ採点で総得点の高かった方を優勝とする。
ひとりでも自在に撮れる相棒カメラとともに、年々盛り下がるミュージックシーンをどう処理するのか、「ひとり紅白歌合戦2018」いってみよう!
まず紅組のトップバッターは、今年ブレイクを果たしたシンガーソングライターあいみょん!が、ガッキーのドラマ「けもなれ」の主題歌として手がけたこの曲から。
天才的にキャッチ―なメロディーに乗せ、泡のように歌いあげるが、
寝ている。歌いながらも、
寝ている。けだるく。おそらくこちら、あいみょんさんって、どの曲のPVでもなんか
けだるく寝がち、な印象があったので、ついこんな事態になってしまったのであろう。
91点!なのであった!!個人的には「マリーゴールド」が好きだけど、よくやったよ!
では続いて、白組に行ってみよう!
そして白組のトップバッターは、ダサカッコいいダンス&楽曲で、みごと大復活を遂げたダパンプから!
その独特な歌詞とともに、大流行したおなじみの「いいね」ダンスってことで、僕としても
体を沿り!
手をSNSボタンの「いいね」の形にして、上下させて、足を蹴り上げる! のだが、
なんともバタついている。まるで陸揚げされた魚のよう。
そこでそれをより体感すべく、今回のこの所作を、GIF動画にしてみたところ、
…なにこれ。もう「いいね」でなく確実によくない。ユーチューブなら「地獄に堕ちろ」な下向き「いいね」を押されることだろう。
でも頑張っていこう、と前向きに歌いあげたその結果は…
87点! と、ユナイテッドできたのであった!
と、さらに高速にテン上げして、幕を開けてしまった「ひとり紅白歌合戦」、全国民が既読スルーするなか、次の歌合戦に行ってみよう!
メッセージ性の強い楽曲で、もはやアイドルグループを超えた存在になりつつある欅坂46のコチラ。
「ガラスを割れ!」と歌いながら、なんだか
部屋の片隅のほうに。よく見ると、どうやらドアのガラスを前に、
何か思いを馳せているようだが、それがこちら、
自宅の窓ガラス。「割れ!」でなく、それ以前に、もう割れている。割れまくっている。どうした自宅。
じつは自宅の窓ガラスが、ある日突然がっつり割れていたのである。
管理会社によると、どうも経年劣化により室温と外温との寒暖差で割れた、とのことだが、さすがに割れすぎで引いている。ゆえに、立派なガラスを見るとウットリしてしまうのであった。
そんなガラスへの思いを胸に歌いあげたその結果は…
85点! となったが、ちゃとん欅っぽく手袋をはめている点は、もっと評価されてもよいだろう。
この秋、公開されるやいなや日本でも大ヒットを記録したクイーンの自伝的映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
ヒットを記念して、このたび多摩に降臨したのが、あのフレ
ディ…? 服を脱ぎ、着用物からなんとかフレディーに近づきたかったのだが、そこには変態が。
一般人がランニングをINすると変態度が増す、ことを再確認したが、
これでイケてるフレディ、改めてスゴすぎる。
でもなんとか気丈に
フレディをめざし、勇ましく腕を振り上げる!
やる気!元気!いわき!なクオリティではあるが
ココにライブ・エイドばりの大観衆がいることを想像していただけたら幸いである。
と、相当の想像力を強いたうえで、歌いあげたその結果は…
77点!な、ガリレオもびっくりな点数だったのであった!
…さぁこうして2回戦の熱唱を終え、どっちがリードしてるのかよくわからないけど、次の合戦に行ってみよう!
人気アニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」の世界から、現実界に飛び出してきたチョー人気アイドル「Aqours(アクア)」によるこの曲。
2次元発ゆえに、少しでもそれを具現化したい
という思いから、ノートを取りだし、僕も自分自身を
ラブライブを意識しながら、2次元に
還元していく。そうしてあらためて
歌っていくと、メガネ男が、それなりに
アイドルをめざしてる感じには、なれたのではないだろうか! …なれたことにしていただけないだろうか。
と、結構な罪悪感を感じながら歌いあげた、その結果は…
74点! ぎゃふん! ということで反省したいと思います。
超絶に売れまくり、今年のカラオケランキングでも1位に輝いた米津くんの超名曲「Lemon」。
を歌ってはいるが、
何か飲み物を手にしている。
これはもしや…
ファンタレモン!! そう、レモンだけにね! 安易!! なのだが、これ飲んでるというよりもむしろ、
嗅いでいる? ファンタレモンの匂いを嗅いでいるのであった。
つまりはこの曲、「レモンの匂い」がカギとなっているだけに、レモンの匂いを味わいたかったのだった
が! なんと、匂いは全然わからなかったのであった!
なぜなら僕、鼻炎だから。愛飲してる鼻炎薬、オロバタジン。この紅白には自分の常備薬がよく登場する気がするが、本家での特別ゲスト枠と思っていただきたい。
でも匂いで思い出せるよう、鼻炎薬を飲みつつ、歌いあげたその結果…
93点! なのであった! 高得点で鼻もスッキリやで!!
…さぁこうして3回戦の熱唱を終え、どっちが勝ってようがどうでもいいけど、では次の合戦に行ってみよう!
池井戸潤原作の高視聴率陸上ドラマ「陸王」の挿入歌として、物語を劇的に彩ったコチラ。
大事な陸上シーン等、いい所で絶妙なハーモニーが流れたまらなかったわけだが、その陸上シーンを再現せんとばかりに、
走る 走る
走る 走る。
部屋の中をもうダッシュ。おかげで
ぼやっぼや。でもダッシュ。気分は茂木、もしくは毛塚、で歌いあげる。(わかりにくいけど陸王の登場キャラだ!)
とうぜん靴も陸王!でなく、没個性なビジネスシューズであったことは謝っておきつつ、歌い尽くしたその結果は…
90点!なのであった! この歌、歌いやすいよね。
第100回を迎えたこの夏の甲子園のイメージソングでもあった、僕も大好きな嵐の「夏疾風」。
この夏を颯爽と駆け抜けた快作だが、僕も歌いながら颯爽と
移動?しているが、これはつまり! このように、ぬる~っと身体を移動させることで、それにより相対的に
風が発生! そうこれこそが、疾風!!
つまりは、発生、夏疾風!だったのだーーーッ!
まぁ冬だけど。でもトンチだけは、なんとか評価していただきたい。
しかし、さっきのリトグリと言い、室内をぐるぐるぐるぐる動き回り続けていて、我ながら何をやっているのか。
でも、カメラは止めないッ!! と自分を鼓舞しつつ、歌いあげたその結果は…
89点だったのであった! 嵐、大好きだぜ!!
…さぁこうして4回戦の熱唱を終え、なんだかんだで、ついに最後の合戦に行ってみよう!
まず紅組のトリを務めるのは、おなじみの宇多田さん!による、ラブコメドラマの金字塔「花より男子」の続編「花のち晴れ」の挿入歌としてヒットしたこの曲。宇多田さんばりに
1/fゆらぎな気概で歌いあげているわけだが、どうやら何かを持っている。
それは銀色の袋であったが、よく見たらそれは
クックドゥー。
そう、つまりはこれ、ドラマ「花晴れ」のヒロインの杉咲花さんが、クックドゥーのCMでの美味しそうな食べっぷりでブレイクしたがゆえに、それを具現化してしまったのだね。
これは難しい。わかりにくさは最難関国立レベルだが、
今夜の夕飯は、ホイコーローやね。そんな夕飯を思いながら歌いあげたその結果は…
84点!だったのであった! ドラマはおもしろかったよ!
そしてついにラスト、白組のトリを務めるのは、歌もダンスもワールドクラスすぎて今や世界的人気を誇るグループBTS(防弾少年団)!!
坂口くん主演のドラマ「シグナル」の主題歌としても素晴らしかったこの曲だが、
……。
………ん?
なんだか出てこない。あらまぁ。
実はこちら、トリとして普通に出てくるはずだったのだが、このたびは諸事情によって、
登場を見合わせることになったのであった。残念ながらご了承いただけたら幸いである。
と神妙に歌いあげたその結果は…
82点!だったのであったー!!
さぁ、これにて! ひと通り歌い終わり、合戦はぶじ終了! はたしてどっちが勝ったというのか!? 別にどっちでもいいけどその結果が、これだ!!
さぁ、今年も不毛な熱戦が繰り広げられた「ひとり紅白歌合戦」、結果はこうなったのだった!!
どん!!
うぉ~~っ!!! たぶん計算合ってると思うけど、僅差で白組が、たぶん勝利を収めたのであった!
おめでとう白組~~!!
…どっちが勝とうが、どうでもいいよね。本家でもどっちでもいいしね。
でもとりあえず、今年のミュージックシーンを不本意な形で振り返れたかとは思いまして、
最近は、ひとりカラオケだとやや割高な料金となり世知辛かったけど、
結局は激安な素敵なカラオケ屋からお送りした「ひとり紅白歌合戦2018」、長い間お付き合いいただきありがとうございました。
ではまたよいお年を…。