特集 2017年12月23日

ひとり紅白歌合戦2017

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2017年もついに年末、今年も紅白歌合戦の季節がやってきた。

僕は「笑ってはいけない」派だが、今年の紅白を占うためにも、ひとりで紅白歌合戦をやってしまいたいと思う!

手元の小物で済ませる必要最低限のアーティストものまねが続出する「ひとり紅白歌合戦」、みんなも飲み会の参考にすべく、とくとご覧あれ!!
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!(動画インタビュー)

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そこで早速、カラオケにやってきたが
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ボルテージはすでに最高潮、
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高鳴る胸を抑えながら、ひとり紅白の
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会場に到着! さぁ今年のひとり紅白に登場するのは、これらの方々! 今年のヒット曲が満載だ!
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といっても歌うのは、ぜんぶ僕。紅組、白組ごとにひとりで歌っていき、カラオケ採点で総得点の高かった方を優勝とする。
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年々盛り下がっていくミュージックシーンをどう処理するのか、とりあえず「ひとり紅白歌合戦2017」いってみよう!
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紅組のトップバッターは、AKB48!
学生の合唱コンクールの課題曲として話題になったこの曲だ。まるでロシア民謡(知らん)のような世界観が印象的だが、合唱コンクールという超オフィシャルな曲ってことで、
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それゆえに僕もまるで
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合唱部のようにね。
大きく口を開けて
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表情豊かに、歌ったのであった。
いきなり、何だこれ。ふざけて、いるのか。
でもAKBな気持ちでしっかり歌い上げた、その結果は…!
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89点! 合唱部のように元気かつ丁寧に歌ったのが功を奏したのであろう!たぶん!

では続いて、白組のほうにいってみよう!
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白組のトップバッターはミスチル! 映画「君の膵臓を食べたい」の主題歌としても印象的だったロックバラードだ。「君の膵臓を食べたい」、このフレーズに込められた感動的な真意は、全編を通して明らかになるが、
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それをそのまま具現化するのはコンプラ的にNGだろう。でも可能な限りの具現化ってことで、暗がりに咲いてるヒマワリのようなこちら、
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焼き鳥だ。冷凍の。夕飯のために買ってたヤツ。つまりは、鳥の膵臓を食べたい、ということでね、コレが膵臓かどうかなどわからないが、もう雰囲気でいいだろう。
ってことで、キミスイへの罪悪感を抱きながら歌いあげた、その結果は…!
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91点! いきなり高得点!だってミスチル大好きだから!
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と、ついに火蓋が切られてしまった「ひとり紅白歌合戦」、全国民が既読スルーするなか、次の歌合戦に行ってみよう!
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社会への反逆的スタンスで独特な地位を築きつつある欅坂さんのCMソングだったこの曲。
メガネ&スーツを身にまとった平出さんらメンバーが、さっそうと踊り、駆け抜けるCMが印象的だったので、僕としても会社的なメガネ&スーツ姿で、
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「ザッザウェ~♪」

と駆けめぐってみた、室内を。
これで僕もいくらか
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「ザッザウェ~♪」

欅坂っぽくなれたかな?

ってことで年齢差は気にせず、社畜メンタルで歌いあげたその結果は…!
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85点! メガネパワーでそれなりに歌えたぜ!
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続いてのこれ、ピンと来ないかもだけど、何の洋楽かっつったら、あのブルゾンちえみがキャリアウーマンする際に流れてた曲である。
「Dirty Work」。

それゆえに僕も
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withBと化したわけで、それゆえにその体においても
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35億、ということでね。withBのようにね。って、字、小さい。無理やりの自筆ゆえ仕方がないだろう。健闘したと言える。

ではそんな英語の歌をダーティーに歌いあげた、その結果は…
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77点! ネタでの印象的な部分以外、よう知らんがなですわ!
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さぁ2回戦の熱唱を終え、どっちががリードしてるのかよくわからないけど、では次の合戦に行ってみよう!
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ブンブン言いながら繰り出される高速ダンスが印象的だった乃木坂ちゃんの当ナンバー。では、僕も高速ダンスとなるわけだが
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あまりに激しすぎて
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まるで北斗神拳の
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構えの表現になっている。が、
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実はちゃんと覚えて、一応ちゃんとやってる健気さは評価してほしい。

そんな健気さ満点で歌いあげたその結果は…!
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90点! 手の動きはひどかったけど、一応ブンブン歌ったのがよかったみたい!
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今年そこそこの人気を博したTBSドラマ「小さな巨人」の主題歌だったこの曲。
テレビっ子としてもちろん見ていたが、「半沢」系統のTBS重厚ドラマならではな、ギラギラおっさんカメラ目線演出が高みに達した作品になっていた。
そこで僕としても、その勢いでちゃんと
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長谷川ヒロキな気分でね。または
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香川テルユキな気分でね。コントラスト強すぎ。
ちゃんとカラオケ画面を見ろ、と言われても仕方がないでしょう。
ではそんなドラマさながらな緊迫感で歌い上げた、その結果は…!
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83点! だって平井氏の歌、妙に高いんですもの!
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さぁ3回戦の熱唱を終え、なんとなく紅組がリードしてる気がする「ひとり紅白」!では次の合戦に行ってみよう!
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今年ブレイクした韓国系のアイドルTWICE。とあるポーズで女子高生を中心に人気を博したのだが、それがこの、指をTにする
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Tポーズ。意味としては、絵文字での泣き顔を表したものだが、背景、よく知らない。
どんどんハングルが流れゆくが、このポーズのタイミングもわからない。
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そもそも歌も知らない。楽しいのか、これ。

結局、必要以上にTポーズし続けながら、歌いあげたその結果は…!
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74点! やべぇ! だってハングルばっかりなんだもの! でも楽しかったよ!
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「仮面ライダーエグゼイド」の主題歌としてオリコン1位を取った三浦さん。
先日の「めちゃイケ」スペシャルで、歌とダンスの圧倒的才能を再確認させてくれたのは記憶に新しいだろう。
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そんな三浦さんだが、子どもの頃から天才で、かつては満島ひかりさんらとFolderというグループに所属していたので、このように
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フォルダーってことでね。事務用品なね。アスクル感じでね。社畜なみなさんはぜひ。

そんなパラシューターな頃さながらにダンサブルに歌ったその結果は…!
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82点! 「めちゃイケ」だけでの接触のわりには健闘したと言えるであろう!
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さぁ4度の泥試合を越え、では最後のトリの合戦に行ってみよう!
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紅組のトリは、映画「打上花火、横から見るか、下から見るか」の主題歌として、映画より支持されたこのナンバー。

もちろん打ち上げ花火は、横からも下からも見ていない。だが、その代わりと言っちゃなんだが、このたびはカラオケ画面を
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横から見るか、または
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下から見るか、
しながら歌ったのであった。

カラオケ画面、両方向から見たが、画面以上でも以下でもなかった。

ってことで、
カラオケ画面に映る打上花火を見ながら歌いあげた末の得点は…!
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85点! 男子パートも女子パートも歌いやすかったわよ!
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そして白組のトリはやっぱり、嵐!
そんな嵐の大野くんの主演映画「忍びの国」の主題歌として、大野くんが振付けしたことでも話題だったこの曲。
大野くんが、スゴ腕の忍び「無門」として活躍する映画だったので、僕も歌いながら、忍びとして
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消えてしまったね。

画面から。
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忍びとはいえ、ニンともカンとも、困ったでゴザルよ
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ニンニン…。

ってことで、カメラの外で忍びながら歌いあげた、その結果は…!
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93点! 嵐、大好きだぜ!!
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さぁこれにて一通り歌い終わり、合戦はぶじ終了! はたしてどっちが勝ったというのか!? どっちでもいいけどその結末が、これだ!!
さぁ、今年も不毛な熱戦が繰り広げられた「ひとり紅白歌合戦」、結果はこうなったのでした!!
どん!!
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うぉ~~~~っ!!! たぶん計算合ってると思いますが、僅差で白組が、たぶん勝利を収めたのでした!

おめでとう白組~~!!
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…どっちが勝とうが、どうでもいいよね。本家でもどっちでもいいしね。
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ということで、今年のミュージックシーンを不本意な形で振り返れたかとは思いまして、
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多摩の素敵なカラオケ屋からお送りした「ひとり紅白歌合戦2017」、長い間お付き合いいただきありがとうございました。
ではまたよいお年を…。

はい。以上いかがでしたでしょうか今週の「ていうかもう12年もやっているのか」。というわけで

2005年2006年2007年2008年
2009年2010年2011年2012年
2013年2014年2015年2016年

と行うにつれ、年々劣化していく「ひとり紅白」ですが、みんなはちゃんと「ひとり紅白」やっていただけたらと思います。よろしくお願いします。
ちなみに今回は未公開だったコチラ。何の歌かわかるかな?
ちなみに今回は未公開だったコチラ。何の歌かわかるかな?
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