小出し記事 2020年8月31日

中国の巨大都市・重慶の高低差にふるえる

海外旅行がしたい。

入国審査官に「入国の目的は?」と聞かれたら元気よく、発音いまいちな英語で「サイトシーイング!」と答えたい。読めないメニューを見て、勘だけで注文がしてみたい。知っている人が誰もいない、知らない街を目的なく歩きたい。

でもまだしばらくは難しそうである。

ならば、過去の旅を反芻してみてはどうだろう。新規の旅行に行けない今だからこそ、ずっと書きそびれていた重慶の旅行記を書いてみたい。

編集部よりあらすじ:中国の内陸部の重慶に旅行したときに、高い建物やモノレールが走るルートに驚いたライターネッシーさん。
海外旅行好きだが海外へ行けない今、過去旅した「重慶のたてものの高低差」について連載します。

1981年群馬県生まれ。ライター兼イラストレーター。飲食物全般がだいたい好きだという、ざっくりとした見解で生きています。とくに好きなのはカレー。(動画インタビュー)

前の記事:種類がありすぎる!ルウとレトルトカレーの世界

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小出し記事「中国の巨大都市・重慶の高低差にふるえる」
ライター:ネッシーあやこ

第一回:重慶はどこにあるのか
第二回:道路に興奮したはなし

※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です!

巨大都市・重慶

まずは「そもそも重慶ってどこにあるんですか?」ってところからはじめたい。重慶は中国の内陸部にある。

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左に隣接しているのは、ジャイアントパンダ保護区がある四川省。かつては四川省だった時期もある(画像:ウィキペディア

飛行機を降り、ホテルまで向かう途中の風景にさっそく圧倒された。

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撮影しながら、この1枚の中にいったい、何千人、何万人の人の住まいが写り込んでいるのだろうと考えた。少し想像してみただけですーっと気が遠くなる。

そんな重慶市は、中国内に4つある「国家直轄市」のひとつ(※ほか3つは北京、上海、天津)。市内の総人口は3000万人以上にもおよび、なんと北京や上海よりも多い。

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巨大都市なのだ

成田からは、中国国際航空と春秋航空による直行便が出ていた(現在は休止中)。

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機体を撮影しようとしたら、記念撮影とブッキングしてしまった写真
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ところで春秋航空って、英語だとSPRING AIR(スプリングエア)なんですよね。秋はどこ行ったんだろう。ずっと不思議に思っている

春秋航空の機内では、乗員乗客らが突如ラジオ体操を始める…という話をTwitterでみたことがあり、非常に気になっていた。

もしその場に居合わせたら、自分も参加してみようか。いや、静かにただ見守っていようか。

どちらにしようかと考えながら、乗員の動きを見守っていたのだが、わたしが乗った便では、そのような展開はまったく訪れなかった。無念極まりない。

火鍋とモノレール

重慶をまだ知らない人に「重慶には何があるの?」と聞かれたとき、重慶と日常との接点を感じてもらいたいなと思い、真っ先に答えがちなのが「火鍋」だ。重慶の街には火鍋を食べられるお店が多くある。

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これは火鍋の素。火鍋うまい

重慶に行く際はひとり旅だった。ゆえにひとりで火鍋で食べ切るのはちょっと……と思っていたら、ひとりで食べられる、火鍋と遠くない味がする食べ物がそこかしこにありホクホクした。  

それぞれの街に「街のにおい」ってあると思うんだが、重慶の街には麻辣のにおいが立ち込めている。においだけでも既に辛い。

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うまそうな背中
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実際に頼んでみたら、思っていた以上に赤くでふるえた

「通常時の摂取量の1年分くらいの唐辛子が入ってそうだなぁ」と適当な暗算をしながら、1時間近くかけてゆっくり完食したのも、いまとなっては良き思い出である。

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口の感覚、どこいっちゃったんだろうと不安になるくらい、しびれも効いていた

そしてモノレール。重慶の街にはモノレールが走っており、その誕生には、日本も大きく関わっている。

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モノレールのことをもっと見たい人はぜひライター西村さんの記事を読んでください

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マンションに突っ込んでいくモノレールは、一部の人たちの間では有名かも

一方、まったく見当たらないものがある。自転車だ。

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ほかの街では、シェアサイクルなどなど、日常に自転車が馴染んでいるのに

なぜないのか。重慶の街中を少し歩いてみたら問答無用で納得した。高低差が激しいのである。

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たとえば駅から日常的に見えるこの景色。道の位置に注目してほしい

 

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伝わるだろうか。道、ビルの何十階かあたりの高さがある
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地下から地上に出るのにも……
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文明(エスカレーター)の力を借りても、3分以上かかったり
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2階くらいの高さの場所を歩いていたつもりが……
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30階くらいの高さの場所に行きついていたり

高所恐怖症な人、ちょっと散歩にでるだけで心臓ばくばくになっちゃうんじゃないだろうか。心配になる。

次回以降はその高低差に圧倒された話をつづっていきたい。

 

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