酢の物と交互に食べるとうまいという気づき
そんなこんなであっというまに10数本食べ終わった。だが私には拭いきれない懸念がひとつあった。
悲しいかな、甘いものを食べ続けていると、途中で飽きてきてしまうことがあるのだ。1日1本ずつとか食べればいいのだろうけれど、記事公開のタイミングまでに完食したいので、そうもいかない。
嫌だ。なにがあっても、シガールに飽きたくない。彼らはそんなつもりで我が家にやってきたわけではないのだ。
仕組みはこうだ。
酢の物を食べると、口のなかが一旦リセットされる。そこに甘いシガールを含むと、新しい気持ちで食べることができるのである。
シガールだけじゃなく酢の物のことも、シガールを食べたあとだと、新しい気持ちで食べることができるようになっていた。性格の異なる両者だが、相性に関してはかなりぴったりの模様だ。
一番のおすすめは「ブルーチーズ」
欲が出て、ほかにもいろいろ試してみた。
塩っけのあるものをいろいろ、シガールと合わせてみたのである。
ブルーチーズのことを「ふつう〜好き」くらいの人たちにはぜひ、試してみてほしい食べ方である。
家にたくさんシガールがあるときに試してみてほしい。
なお「家にシガールがたくさんある」が起こる予定が一切なさそうな場合には、自分でシチュエーションをつくってしまうのもアリだ。
けっして安い買い物ではないけれど、引越しをしたり、車を買ったりすることを思えば、手を出しやすい価格といえなくもない。
私も近々また挑戦する予定だ。胃腸たちがシガールの重厚感を寛大に受け付けてくれているうちに、ぜひとも再チャレンジしたい。
ゆっくり食べれば最後までちゃんとおいしい
今回なによりも心配だったのは、たくさん食べることによって、「自分がシガールに飽きてしまったらどうしよう」ということだった。
まったくの杞憂だった。ゆっくり食べればなんの問題もない。
なお、シガールの賞味期限は数ヶ月ある。私のように、4月末に購入して、5月頭に原稿を書く……というようなスケジュール感でなければ、かなりゆっくり堪能できるのである。
うまくいけば、いくつかの季節を一緒に過ごすこともできるだろう。だからまた、我が家にも来てほしい。そのときはもっとゆっくり丁重にもてなす所存だ。
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