鯛そうめんが美味しすぎる
鯛そうめんは愛媛県の郷土料理で、お祝いの席などで振る舞われる。どういうものかは、見てもらった方がはやい。
大皿に乗った鯛の煮付け、くるくると巻かれたそうめん、色とりどりの薬味。これが鯛そうめんだ。これを鯛の煮汁を用いたつゆにつけて頂く。鯛の甘味とうま味がそうめんに絡んで、とてもおいしい。
千葉にある妻の実家を訪ねると鯛そうめんが出てきて、「もてなされているなぁ」と感じる。実はお義母さんは愛媛県鬼北町出身で、現在は関東で愛媛南予の食の普及活動をしているのだ。
この鯛そうめんのレシピを教えてもらった。友人を呼んでみんなに振る舞おうではないか。
鯛そうめんができるまで ~いきなり最大の難関~
東京で鯛そうめんを作るにあたり最大の難関は、鯛を手に入れることである。(鯛そうめんのレシピは記事の最後に載せるので、レシピを見たい方は最後まで飛ばしてください。)
お義母さんは独自のルートで愛媛から直接鯛を仕入れているらしいが、確実で手っ取り早いのは、御徒町駅前の吉池だ。
このとき、鯛のしっぽは切らずに残してもらおう。しっぽが無いとビジュアルが弱くなるので。
薬味を作る
鯛を自宅に持ち帰ってきた。ここからは秘伝のレシピをもとに作っていこう。時間はかかるが、難しい作業はほぼない。まずは薬味から。
鯛を煮る
大きくて深いフライパンを使って鯛を煮る。少々はみ出ても大丈夫。
酒、みりん、砂糖、しょうゆ、昆布を合わせた煮汁をすくって、鯛にかけてあげる。煮汁がまんべんなくかかるように、20分ぐらい面倒をみる必要がある。ちょっと大変。
盛り付ける
そうめん・鯛・薬味を盛り付ければ完成だ。
実際に作ってみるとなかなか手間がかかるのを、身に染みて感じた。妻の実家で鯛そうめんが出てきたときに、もっともっと感謝しようと思った。
ここまでの工程を妻がわかりやすいイラストにしてくれた。愛媛南予に伝わる鯛そうめんのレシピはこれだ。
もちろん、家庭の数だけレシピがあるので、あくまでも妻の実家版ということで参考にしてください。