2015年シルバーウィークとくべつ企画「一万円の○○」
2015年9月22日公開 ライター:西村まさゆき
“「1万円で、自分のすきなものを買ってよい」という状態でデパートに入るというのは、人の感覚を狂わせるなにかがある。
“普段なら絶対に買うことのない商品が、視界にどんどん飛び込んで「見えて」くるのである。
“第六チャクラ(サードアイ)が開いたのだ。1万円で。
今日は1万円使う心意気で銀座のデパ地下へ。普段なら「たけえ!」でスルーする商品がどんどん見えてきます。悩んだ末買ったチーズがでかい! うまい!(古賀)
このような、チャクラの開いたライターが次々と1万円でおのおの興味のあるものを買っていきますぞ。最初にざざーっと食べ物まわりを見て行きましょう。
2015年9月21日公開 ライター:斎藤充博
“実は今年の夏に(この企画と無関係に趣味で)食パンが食パン視点でつぶやくツイッターアカウントを作っていた。
“「パン屋の匂い」だ。あのいろんなパンの複合した心地よい香り。あれがこの食パン一枚から放たれている。
“うまいです。今まで食べたどんなパンよりもうまい。
なんだ。なんなんだこれは。
いろんなパンの複合した心地よい香りが食パン一枚から放たれる、それが一万円の食パンだった。パン粉にしても存在感を示してくるのがすごい。(古賀)
2015年9月21日公開 ライター:小堺丸子
“目が潰れるかと思うくらい金色に輝く軍艦巻きである。
“どうしちゃったのコレ。
“胸がいっぱいで涙出てきた。寿司好きとしてやってきて良かった。意味不明だがそう思ったのだ。
なじみのお寿司屋の対象にお願いしてメニューにない一貫一万円の寿司を握ってもらう大ぜいたく。え、どうすんの?! と思いましたが一口でいってます!(古賀)
2015年9月21日公開 ライター:古賀及子
“一人で全部食う。ひとくちだってやりはしない。
“引き算タイプの価値である。これが最高級か。
“なんだろう、気持ちが無である。
20個で1万円する卵がある。食べてみると食べるのにまるで体力がいらない、引き算の魅力にあふれていた。これ、独りじめしたらどんな気分だろう。(古賀)
2015年9月22日公開 ライター:玉置 豊
“8,964円の枕崎鰹節である。
“鰹節の旨味がすごいので、醤油を多めに掛けても全然味が負けない。どこまでも醤油を抱きしめる鰹節の奥深さ。
“他の料理は想像だけでいいかもしれない
鰹節、醤油、新米の香りが立体的になって漂う! 8,964円の枕崎鰹節を使ったねこまんまのうまさがすごい。絶対に美味いので他の料理はもう想像でいいくらい。(古賀)
おたのしみいただけとりますじゃろうかのー。
私もライターの1人として卵を担当しましたが、やっぱり一万円の力はすごい。貧弱な想像で高いのだからいろいろと味も過剰なのだろうとばかり思っていたらそういうことじゃなかったというのは衝撃でした。
一万円の食べ物、次のページでは松阪牛と米をご紹介。さらにシャワーヘッド、公園のゴミ箱と続きます。
…公園のゴミ箱?
2015年9月22日公開 ライター:木村岳人
“「松阪牛を買いに来たんですが」と告げると、それまで柔和だったおじいさんの目つきがマジなものへと変化した。
“重要な情報ではあるものの、鼻紋とかも載っていてなかなか生々しい。
“これが、食べる幸せなのか
松阪まで行って買ったステーキ肉。証明書つきで牛の名前まで分かります。鼻紋まで入っており肉への感謝の念がすごい。これが食べる幸せかとライターも目を開きました。(古賀)
2015年9月23日公開 ライター:尾張由晃
“完全に吉野家の牛丼の味。それがおっそろしく美味い。知ってる味なのにうまさがおかしい。
“理論っぽい感じじゃなく、もう、ガーンッ!と本能的に美味い。
“うまいご飯は掛け算的にうまさを爆発させるんじゃないかと思う。
5キロ1万円の米を入手、吉野家の牛皿を乗せてみたところ知ってる味なのにうまさが異常という本能が揺さぶられる事態に。どうやら脂でお米のうまみが引き立つ模様。(古賀)
一万円の食べ物記事7本をお伝えしました。うまいうまいと連呼する7名を横目に、続いてはモノを買った2本。シャワーヘッドと公園のゴミ箱、です。
2015年9月23日公開 ライター:萩原雅紀
“ウチでもガイアの夜が明けるとは。
“水滴ひとつひとつが小さくて丸くてやわらかい
“毎日優しくしてほしいなら、もう一日も早く替えるべきだと思った。
自分では買わないであろう一万円のシャワーヘッド、使ってみたらとにかく優しい。その優しさは「ウチのガイアの夜が明ける」ほどとのこと。(古賀)
2015年9月23日公開 ライター:石川大樹
“こんにちは、僕のiPhone。
“これはゴミ箱である。
“Amazonで10,240円
どうご紹介していいか分からないのですが、公園のゴミ箱を「俺のiPhone」と言ってます。というか公園のゴミ箱ってAmazonで買えるのか。(古賀)
以上、シルバーウィーク緊急ぜいたく企画「一万円の○○」をふりかえってまいりましたが、お楽しみいただけましたじゃろうかのう。
最後の公園のゴミ箱は本文で「僕だけ、業務用である。」とありましたが、ツッコミどころが「業務用」という部分だけではまったくないという怪作に。じわじわとおそろしいような迫力まではらむ記事にしあがりました。9本あるとどうしてもこういう1本が入ってきてしまうのが誇らしい。
では、まとめはこのあたりで。来週も土曜16時におすすめ記事まとめをお送りします。どの記事を読んでいいか分からなくなった方はぜひおいでください!
2015年9月のバックナンバーいちらん