思ってたのと違う入店
焼肉いちばん。
米が美味い焼肉チェーンで調べたら、検索結果に出てきた店だ。
なぜ米が美味い店で調べたかというと、今度結婚する友達が米が大好きだからだ。その友達の結婚祝いも兼ねて、一緒に行こうと思ったのだ。しかし、なんか来なかったので、1人で行くことになった。そういうこともある。関係性。
さて、期せずして一人焼肉になってしまった。人生初の一人焼肉…。そもそも焼肉って何年振りだろう…。
綺麗で明るい店内に入り、少しホッとした。
焼肉いちばんは、はま寿司と同じ飲食チェーン『ゼンショーグループ』の系列店だ。
たしかに、この内装のこざっぱりした雰囲気は、はま寿司に通ずるところがある。わたしははま寿司のヘビーユーザーなので、はま寿司感のあるこの空間は非常に落ち着く。
入店するなり店員さんが席に来て、『ご来店ありがとうございます!〜中略(店のシステムなど)〜…おすすめは食べ放題の◯◯コースでございます!』と説明してくれたので、おすすめされるがままにその食べ放題コースにした。
さて、肉を注文しよう。
注文はタッチパネルから。やったー。タッチパネル大好き(セルフレジも好き)。
ワクワクと同時に、記事のために写真を撮らないといけないという使命感でドキドキする。
記事執筆って事前に写真をいっぱい撮った方がいいって、知ってました?わたしは最近まで知りませんでした。
担当編集の石川さんに、『千枚くらい撮る勢いでやってください!』と助言していただいてからやっと気付いて、だから、今日もいっぱい撮らないと。さてさて、カメラを起動して………………
え。
レーンできた。
びっくりした。そっか、たしかに、席の横にレーンがある…。ぼんやりしすぎて全然気づかなかった。
レーンに乗って登場する肉…。
焼肉屋にしては一見突飛に見える配膳方式だが…そうだ、ここははま寿司の系列店だった。納得。
なぜわたしはレーンの存在にすぐ気付かなかったのだろう。おそらくその理由は、このレーンのデザインにある気がする。(わたしの注意力が散漫なのは別とする)
普通の回転寿司屋的なレーンって、カーブを曲がれるように円状の板が幾重にも連なったような姿をしている。
しかし、このレーンは卓上を回転していないのである。一方通行なのだ。
だから、イメージするような『回転レーン』の見た目ではない。ぼんやりしてるとその存在を見逃してしまう。
…なんなら、この焼肉いちばんのレーン、今まで見た飲食店の配膳レーンの中で最も空間に馴染んでいるかも。
道幅の広さ、席からの近さ、ガードの薄さ、全てがうっかり肘をかけてしまいそうな気やすさだ。
もちろん、はま寿司のレーンも同じシステムで、似たようなデザインではあるのだが、あっちはもっと『レーンでござい』というオーラがある。
そしてよく見ると、タッチパネルに表示される店員さん(イラスト)も、はま寿司と同じだ。
バラエティ豊富なタレからも、はま寿司と同じ魂を感じる。