広告企画 2019年8月22日

南国の雰囲気が漂い、馬が走り、田の神が微笑む宮崎を旅する

宮崎県という場所がある。九州の南東部に位置し、シーガイアがあり、2018年の降水量が全国一位で、明治時代の廃藩置県になってからしばらくは、鹿児島県に合併されていたという歴史を持つ県だ。

そんな宮崎は魅力に溢れている。なにせ、日本神話の舞台となった場所だ。天照大御神、宮崎で隠れました。邇邇藝命(天照大神の孫)、宮崎に降り立ちました。伊邪那岐命、宮崎で禊をしました。そう、日本の中心は宮崎と言っても過言ではないのだ。

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。


※前回の「投稿頼りの旅」は福井県でした。
※姉妹企画「地元の人頼りの旅」もよろしく。

1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

前の記事:日本でも見ることのできるオーロラを見に行く

> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

宮崎と私と神々

宮崎と言われて何を思い浮かべるだろうか。シーガイア、南国、チキン南蛮、日本神話、マンゴーなどいろいろあるだろう。西南戦争では主戦場にもなっているし、野球チームのキャンプ地にもなっている。

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街並みも南国っぽいです!

そんな宮崎をツイートやメールなどで教えていただいた皆様のオススメで旅する。私は鹿児島と大分に住んでいたので、宮崎を挟む感じ。オセロで考えれば宮崎にも住んでいたと言っても問題ない。つまり私は宮崎に住んでいたのだ。

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宮崎に来ました!

小学校の修学旅行も宮崎だったし、曾祖母も宮崎に住んでいた。家族旅行でシーガイアにも行ったし、冷汁が好きだし、うどんも好きだし、かなりの割合で私は宮崎で作られている。宮崎はいいところなのだ。

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これがシーガイアです!
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日本神話を旅する

宮崎を旅する場合、やはり日本神話を外すことはできない。神話に登場する場所がたくさんあるのだ。その中でオススメされた場所に行ってみようと思う。まずは江田神社。全国の神社であげられる「祝詞」の発祥の地だ。

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江田神社に来ました!

なかなかに神聖な感じがする。鳥獣を避けるためなのか、遠くで空砲のような音がする。私がここに来たことへの祝砲なのかもしれない。宮崎の「宮」はここを指すという説もある由緒正しい場所だ。ここら辺一帯は市民の森になっている。

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祈り倒しました!

さらにここは「禊」の発祥の地。伊邪那美命が火の神である迦具土神を生んだ際に火傷で死んでしまい、伊邪那岐命が黄泉の国へと妻である伊邪那美命を追いかける。いろいろあって、伊邪那岐命は穢れを受けて戻って来る。そこで行ったのが「禊」なのだ。

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御池(みそぎ池)があります

その禊を行った池があるのだ。それが御池(みぞぎ池)だ。リリーパッドが広がっている。ここで禊をして、ご存知、天照大御神が生まれた。私が北九州の足立クリニックで生まれたように、天照大御神はここで生まれたのだ。同じ九州生まれなので親近感を感じた。

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神聖な感じがする!

江田神社の入り口には「みそぎの碑」もあった。市民の森を歩くと「シーガイア」と矢印が出ていたので、ここからシーガイアに行くこともできる。神々とリゾートが同居する場所。それが宮崎なのかもしれない。

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みそぎの碑
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シーガイアにも行けます!
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天照大御神、隠れたってよ

天照大御神が生まれた場所を見たので、次は天照大御神が隠れた天岩戸に行こうと思う。それは高千穂にある「天岩戸神社」。高千穂といえば、天孫降臨の地だ。神様がたくさん登場して、プリキュアオールスターズみたいだ。いや、プリキュアオールスターズの元祖がこちらか。

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天岩戸神社に来ました!

神社の横を「岩戸川」が流れている。水の流れる音が神聖な感じに拍車をかける。社殿などがある場所から川を挟んで天岩戸がある。禁足地だけれど、無料で参加できるツアーがあり、天岩戸を見ることができる。

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この裏に川を挟んで天岩戸がある!

天岩戸神社を通り抜けて行くと、「天安河原」がある。天照大御神が天岩戸に隠れ、世界が闇に包まれた時に、神々が集まって相談した場所だ。流れる水は美しく、とても涼しげな場所だ。

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涼しげでしょ!
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そして仰慕ケ窟!

ここで神々が相談したのだ。仰慕ケ窟にはたくさんの石が積まれている。相談を室内ではなく、こういう場所でやるのがいいかもしれない。神々に習い、オープンな場所で会議をするのだ。開放感がポイントだ、たぶん。

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石が、
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積まれています!
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高千穂峡のめんつゆ

高千穂といえば、高千穂峡だ。五ヶ瀬川にかかる峡谷で国の名勝になっている。子供の頃に来たことがあるのだけれど、水が綺麗で素晴らしい場所だった。透き通るような水と滝がやっぱり涼しげでいいのだ。

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高千穂峡に来ました!
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どちゃ濁り!

雨の影響で水がめちゃくちゃ濁っていた。ただこれも宮崎なのだ。2018年の降水量が日本一の宮崎。リアルな宮崎を見ることができている。そして、高千穂峡といえば、そうめん。そうめんのつゆなのだ。

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高千穂峡つゆ

スーパーに行くと必ず「高千穂峡つゆ」が売られている。シリーズなので、「かつお味あまくち」、「しいたけ味」、「あごだし」などがある。今回は一番人気の「かつお味うまくち」をチョイスした。ラベルに高千穂峡が載っている。濁っていない高千穂峡がめんつゆで見ることができるのだ。

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綺麗ですね!

食べてみるとこれが美味しい。深い部分で甘さを感じる。この甘みこそが九州の味だと思う。懐かしく感じられる。甘みがそうめんの美味しさを増幅させてくれる。いや、このめんつゆを飲む口実として、そうめんを食べていると言ってもいいかもしれない。

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美味しいのよ、これ!

 

次はかっこいい旧都城市民会館が登場。
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⏩ 次ページに続きます

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