広告企画 2019年8月22日

南国の雰囲気が漂い、馬が走り、田の神が微笑む宮崎を旅する

青島はアマゾンかい?

最後は青島に行く。「チンタオ」ではない。「あおしま」だ。島だけれど橋でつながっており、歩いて行くことができる。ただ陸繋島であるようで、たぶん橋がなくても濡れずに青島に到着できるかもしれない。

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青島に来ました!
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鬼のせんたく岩が広がる

 島の周りには「鬼のせんたく岩」が広がっている。地層の硬さにより生まれた景色だ。硬い砂岩層が残り、柔らかい泥岩層が波で削られくぼみが生まれ、せんたく板のようになっている。規模が大きいので鬼のせんたく岩なのだと思う。

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横から見るとこんな感じ!
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すんごい綺麗!

潮溜まりが出来ており、子供たちが何かを探していた。この島にあるのが青島神社だ。江戸時代までは禁足地となっていたそうだ。今では誰でも神社に行くことはできる。ハートの絵馬とかもあった。

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南国の雰囲気ですな!

 すごいと思うのは植生だ。南国の植物なのだ。イメージだけれど、アマゾンにある神社なのかな、と思ってしまう。熱帯・亜熱帯植物が島全体に生えている。宮崎の神社なのに、アマゾンみたいなのだ。

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お守りはハワイ!

 本宮に続く道には絵馬がたくさん並び、さらに熱帯・亜熱帯植物が生えている。いよいよここは別の国のどこかに繋がる道なのかな、と思ってしまう。青島自体が陸繋島なので、もうどこかにつながっていても驚かない。それくらいの雰囲気なのだ。

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すごい雰囲気!
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ジャパンだよね?

 島から戻ると「宮交ボタニックガーデン青島」がある。昭和30年頃、青島は植物保護のために島内の自由な散策は禁止され、学術研究や自然教育の場としてこの施設ができたそうだ。

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宮交ボタニックガーデン青島!
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パッションフルーツが生えていました!
いったん広告です

青島ういろうを食べる

青島といえば「ビール」を思い浮かべるかもしれない。青島ビール(チンタオビール)。しかし、その青島ではない。宮崎の青島では「ういろう」なのだ。「青島ういろう」。青島の近くにはういろう屋さんが多く並んでいる。 

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これが青島ういろうです!

青島ういろうはどのお店も基本的には一緒。定番の白と黒糖の黒がある。賞味期限は2日と短く、夕方あたりになると、軒並み売り切れとなっている。早い時間に買いに行くのがいいだろう。 

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めちゃくちゃ柔らかいです!

 プルプルを通り越して、なんと言えばいいのかわからない。とにかく柔らかい。ヤマト糊が奇跡的に形になったみたいな感じだ。ただお米の匂いがして美味しそうである。というか、美味しい。めちゃくちゃ美味しい。今まで食べたういろうの中で一番美味しかった。

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こうやって食べます!

 爪楊枝を刺して、味噌田楽の要領で食べる。黒は甘みが強く、白は優しい甘みだ。お米の味が生きている。これ美味しいね、と自分しかいないのに言ってしまった。次の日も買いに行ったほどだ。ういろうの美味しさに初めて気づいたと思う。

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マジで美味しいよ!

 


うどん県でもあるよ

ということで、皆さまから教えていただいた情報で宮崎を巡った。やはり宮崎は素晴らしい場所だ。うどん県であるのもいい。香川がうどん県みたいな感じだけれど、宮崎もなのだ。私はうどんが好きなので、うどんが美味しければ自動的に素晴らしい場所だとなる。もちろん、うどん以外も本当によかったけどね。

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うどんが美味い!

 

宮崎出身のランナーとの対談はこちら。
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