特集 2020年1月27日

無理をしなければ満足できる 勝手に食べ放題2020 築地銀だこ ハイボール酒場編

自分との距離感が微妙な食べ物の代表といえば、僕にとって「たこ焼き」です。

まず、普段からそんなに食べない。食べる機会は年に1~2回あるかないかでしょうか。

「食事」って感じじゃないから晩ご飯に食べることはないし、とはいえ3時のおやつにあんながっつりしたものを食べる年代でもない。

居酒屋のメニューのなかにたまにあったりするけど、たこ焼きを置いてるような店は他にもめちゃくちゃ幅広いおつまみを取り揃えていることが多いので、そこまで手が回らない。では、嫌いか? と問われれば、かなり好き。食べてみると、「こんなにうまいものってそうそうないよな」と思う。

日常的にたこ焼きと触れ合っている方には申し訳ないですが、あくまで自分にとってという話です。

これは一度、思いっきりたこ焼きと向き合ってみる必要があるのではないか? というわけで、欲望のリミッターを外し、たこ焼き食べ放題に臨みます。

※この記事はとくべつ企画「勝手に食べ放題2020」のうちの1本です。デイリーポータルZの運営元であるイッツコムのサービスエリアからお送りします。

1978年東京生まれ。酒場ライター、他。酒カルチャー雑誌「酒場人」監修をはじめ、いろいろとやらせてもらってます。(インタビュー動画)

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飲める「銀だこ」にやってきました

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「築地銀だこ ハイボール酒場」
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「へ~、こういう感じなんだ」

上記のような理由からあんまり来たことのないお店だったけど、「たこ焼きとハイボールだけ」って感じじゃなくて、各種アルコールからちょっとした一品おつまみまで、かなり豊富にあるんだな。

が、やってきたのが日中だったので、ちょっとだけメニューが限られているようです。17時までのメニューはこんな内容みたい。

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たこ焼き6種類
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おつまみ7種類

このラインナップに「ジャイアントコーン」(大好物)を食いこませてきてるのが渋い。

あとは各種お酒類。

さてさて、では食べ放題していきましょう。

食べ放題スタート!

あらためて、注文出来るたこ焼きのラインナップは下記。

・香ばしあごだしの「九条ねぎマヨ」(8個 or 6個)(期間限定)
・復活!! 本場博多の明太子使用「焦がし醤油もちチーズ明太」(8個 or 6個)(期間限定)
・たっぷりチーズの「チーズ明太子」(8個 or 6個 or 4個)
・ぜったいうまい「たこ焼」(8個 or 6個 or 4個)
・コク旨コンビ「てりたま」(8個 or 6個 or 4個)
・さっぱりおろし天つゆ「ねぎだこ」(8個 or 6個 or 4個)

どれもこれも美味しそうでかたっぱしから食べてみたいです。そして店員さんに確認したところ、上2つの期間限定品以外は4個でも頼めるのがありがたい。
ということは、ですよ? 下4つをすべて4個で注文して計16個。上2つを6個で注文して12個。合計すると28個。たこ焼き28個。なんだかいけそうな気がする。もしかして今日これ、全味フルコンプも可能性ありなんじゃないでしょうか!?

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「たこ焼」と「チーズ明太子」から

注文第1弾は、まずオーソドックスな「たこ焼」。それから、こってり系は先にやっつけておくのが吉だろうと「チーズ明太子」をチョイス。さっぱり系の「ねぎだこ」とかは、あとから絶対に効いてくるからね。

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「ではでは、いっただっきま~す!」
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ゴクッゴクッ

っぷは~、うまい!

あ、ちなみにドリンク1杯目は「メガ角ハイボール」です。「え、お酒なんかで胃の容量を埋めちゃっていいの?」とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、僕の場合、ストイックに食べ続けるよりも、お酒のつまみとしてのほうが、気づけばついつい食べすぎちゃったりしてることが多いので、これも作戦のうち。それにここ、「築地銀だこ」であると同時に「ハイボール酒場」でもあるわけだし(うしろめたさを隠すための長文)。

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ではあらためまして

お店で焼きたての銀だこをパクッと一口。

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アッ、アツッ、う、うま~!!!

銀だこのたこ焼きって、ちょっと揚げたこ焼きに近いというか、油をたっぷり使って焼き上げてあるので、外カリカリ、中トロトロで香ばしいんですよね。そうだそうだ、思い出した。

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で、かなり重量あるな……

そう、事前になんとなく想像してたサイズの、倍くらいあるんですよ。銀だこ、こんなにでかかったっけ!? っていう。これ、普段なら大喜びのポイントですが、今日は食べ放題なわけで、一気に不安感が押しよせてきます。

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4個完食!

それでもまだまだ軽快に、オーソドックスなたこ焼きを4つ完食しました。次はこってり系の「チーズ明太子」。

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なぜかこんな顔の写真しか残ってない

チーズ明太子たこ焼き、はっきり言って超~うまいです! 濃厚な味わいがハイボールに合いすぎるし、組み合わせの妙か、たこ焼きがさっきよりももちもちと感じる不思議。

ただ、来ましたよね、満腹感。5個目であからさまに。

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すごくお腹がいっぱいです
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6個完食時点

この時点で気分は完全にフードファイター。それでもなんとか計8個を食べきり、

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やりきった男の顔
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注文第2弾は……

現時点で思い知らされているのは、銀だこのコストパフォーマンスのすごさ。めっきり食の細くなってきた40代男性である僕を例にとると、8個食べれば苦しいくらいに満腹になれます。適量は6個かも。銀だこ6個入り、今後お昼ご飯の選択肢に余裕で入ってくるな。良いことを知った。

同時に、「食べ放題企画にチョイスしたのは間違いだった」という事実もまた、自分に重くのしかかっています。

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ちょっと追加にいってきま~す!
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「レモンサワー」と「つぼきゅう」を

レモンサワーとキュウリのダブルさっぱり感が、胃をリセットしてくれることを願ってのインターバル。

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「いい午後ですな~」
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つぼきゅう、塩&ごま油のシンプルさが良い
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「あ、並べたら『パ』に見える!」
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「ふぅ~、ほんとにいい午後」

さらに追加で、

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「カクテキ」と「チューハイ」

ちょっと辛いもので胃に刺激を与えてやろうと思いましてね。

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「カクテキ、味が濃くて酒に合う~」

最終結果は!?

こうして写真を並べると、ただ昼間っからダラダラ飲んでいるだけの男に見えるでしょう。いや、その通りなんです。

が、気持ちはまだあきらめていない。たこ焼きをあと1味、欲をいえば2味はいってやりたい。だって食べ放題だもの。

が、そんな話を同行してくださった担当編集の古賀さんにするも、「無理はしないでくださいね」「無理だけはやめましょう」の一点張り。いや、そのルールは知ってるんですが、これ、一応食べ放題企画ですよね? どういうサイトなんだ「デイリーポータルZ」。

あの……本当に無理しなくても大丈夫ですか……?

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「じゃあ、ギブで……」

たこ焼4個 341円
チーズ明太子4個 407円
つぼきゅう 319円
カクテキ 330円
メガ角ハイボール 748円
こだわり酒場のレモンサワー 418円
酎ハイ 385円

合計 2948円


思えば、人生で食べ放題を完璧に満喫したことってあっただろうか?

寿司に焼肉に中華料理。今より若い20代の頃、そんな魅惑の料理たちが食べ放題の店があると聞いては訪れ、意地汚い僕は確実に毎回、食べすぎて気持ち悪くなっていた。やがて、自分は食べ放題に向いていない人間だということを悟り、距離を置くようになった。

あ、でも、いちばん最近食べ放題したのが、昨年、旅先のホテルの夕食がビュッフェだったあの時だ。確か、どうしても食べてみたいものをものすご~くおそるおそる少量ずつよそって「とにかく無理をしない」を心がけたら、ちゃんと満足できた気がする。

とかく派手さが求められるWEB記事の世界において、ライターに、何が何でも無理をさせない「デイリーポータルZ」というサイトが伝えようとしているのは、これからの時代をほんの少しだけ幸せに生きるためのヒントなのかもしれませんね。「無理をしない」、あなたも明日から初めてみませんか?

今後とも何卒、よろしくお願いします。

 

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