特集 2020年1月19日

西vs東 DPZ読者によるごはんのおとも大推薦祭り

ついに始まってしまいます。デイリーポータルZらしからぬともいえる、超王道の企画が。その名も「西vs東DPZ読者によるごはんのおとも大推薦祭り」!

「ごはんのおとも」に一家言あるという方は多いでしょう。それも、自分の生まれ故郷や住んでいた街など、縁ある場所「ならではの味」となれば、思い入れもひとしお。

我々デイリーポータルZは、そんな主観爆発のごはんのおともへの想いを、ただただ聞かせてほしい!
それをおかずに、白メシをガツガツとかっこみたい!

読者のみなさま、ぜひあなたの心に刻まれし「ごはんのおとも」を教えてください。

(編集部より)今回の企画は2020年2月8日~9日に二子玉川で行われるイベント二子玉川らいす2020 ごはんのおとも東西決戦との連携企画となっております!
東西の考え方は以下の通りです!

東日本:北海道・東北・関東・中部(北陸含む)
西日本:近畿・中国・四国・九州(沖縄含む)

1978年東京生まれ。酒場ライター。著書に『酒場っ子』『つつまし酒』『天国酒場』など。ライター・スズキナオとのユニット「酒の穴」としても活動中。

前の記事:ホットサンドメーカーで1週間昼食焼き固め生活


こんな感じで気軽にお願いします

というわけで今回は、事前に「デイリーポータルZ
をはげます会
」会員のみなさまにお寄せいただいた、ごはんのおともを紹介します。

読者のみなさまも、こんな感じで、気軽にお願いします!

・東日本【長野】

私は長野の野沢菜漬を推します!
祖母が長野に縁がありよく食べさせてもらっていました。はっぱを広げてご飯をくるんで食べるのが最高です。

こちらは編集部古賀さんからの情報。あ~もはや今すぐ野沢菜でくるんだご飯が食べたい!

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仙台の牛タンにもついてくる野沢菜(写真はこちらの記事より)

・西日本【愛知県】

キューちゃんです。実家にはかならずこれがありました。

 こちらは同じく編集部安藤さんより。くぅ~……キューちゃんをバリバリ噛みしめつつ口いっぱいにご飯をほおばりたい!

・東日本【神奈川】

湘南育ちなので「しらす干し」を推します。

生しらすが一時期はやりましたが、しらすの良さを一番引き出せるのは一度釜茹でしたものだと思います。

釜茹でしただけの「釜揚げしらす」を丼物としてたっぷり食べるもおすすめですが、ご飯のお供としては少し干して風味の増した「しらす干し」がふさわしいかと思います。

大根おろしと一緒に食べるのも好き。

しらすね。確かに、居酒屋なんかでちょっと生しらすを食べるのは美味しいんだけど、けっきょく最終的には、しらす干しに落ち着くんですよね。

・西日本【岡山】

岡山といえばままかり!

ご飯(まま)が足りなくなって、他の家から借りてくる位の美味しさということから、ままかりと名前がつきました。

岡山では凄くメジャーで、母の実家では、地元の寿司である祭寿司にも乗ってました。

ままかり! 超ストレートなネーミング! これは強いですね。

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写真はこちらの記事より

・東日本【静岡】

静岡県富士市です。しらす漁をやってる地域なので「釜揚げしらす」。生しらすより好きなので。

あ!
さっきしらす干しに落ち着くなんて言っちゃいましたが、釜揚げも最高なんだよな~。

・西日本【兵庫】

昔住んでいた兵庫県の南部では「いかなごのくぎ煮」がごはんのお供として愛されています!

毎年春になるとご近所からいかなごのくぎ煮を作っている甘い香りが漂ってきて、今年も春が来たんだなあと実感したものです。生姜がピリッと効いて甘く、ご飯が何杯でも食べられます。

東日本出身の僕がまったく持ち合わせていない季節感。おもしろいです。いかなごに関してはこんな情報も。

・西日本【兵庫】

今、兵庫県に住んでいます。いかなごが年々高価になっていて、時期になると必ずニュースになっています。いかなごと普段は見かけない量の生姜と水あめがスーパーに並び始めると、兵庫県に住んでいることを実感します。市販ものを買ってまでは食べず、もらったときしか食べないので、兵庫県のごはんのおともと言えばいかなごでしょ!といいつつ期間限定ですね。

 やっぱり季節ものなんですね。

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写真はこちらの記事より

・東日本【千葉】

千葉県香取市です。地元ではイワシの角煮をよく食べてました。

角煮が3個入ったパックがあるのですが、封を切る前に角煮を指で押しつぶして、ボロボロにしてから、ごはんに混ぜて食べてました。

うわ~食べたことない! スナックでたまに出てくる「ツナピコ」みたいな感じ?
もうちょっとちゃんと料理っぽいのかな。言われた通り、封を切る前に指で押しつぶしてご飯に混ぜて食べてみたい!

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肉やら味噌やら

・西日本【鹿児島】

鹿児島はごはんのお供やまほどあるのですが、「かごしまのっける」の「牛丼」「なんこつ煮」「黒牛味噌」を押しておきたいです!

「かごしまのっける」というブランドがあるんですね。オフィシャルサイトを見てみたところ、はい、よだれが止まりません。 

・東日本【神奈川】

厚木市です。あまり頻繁には買わないですが、「とん漬」でしょうか。味噌と豚で当然のようにご飯がすすみます。

え、ちょっとちょっと!
筋金入りの豚肉好きとしては、絶対食べてみたいんですけど!
見た目真っ黒な豚肉の味噌漬け。焼きたてを用意したら、どんだけご飯が進むんだ……。

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「ご飯のおとも」の範疇に入れていいのか躊躇するほど、肉(写真はこちらの記事より)

・西日本【広島】

「ふりかけ」なら「旅行の友」をお勧めするのですが、ご飯の友となると「鶏皮みそ煮」の缶詰です。鶏皮が苦手な方には少々酷なところもありますが、中に入っているこんにゃくがいい仕事をします。もちろん残ったソースはご飯のみならず焼うどんのソースとして使ってもおいしい逸品です。
(広島からのエントリー)

 えー! なんてそそられる缶詰。直火で炙ってご飯にオンしたい。

・東日本【新潟】

新潟の実家での幼少期にはピーナツみそが好きでした。ピーナツ、みそとも自家製。

ピーナツみそって、お母さんが作ってくれたお弁当に入ってるとすごく微妙な気持ちになる食べ物代表的なところがあったりしますが、ピーナツも味噌も自家製となれば、めちゃくちゃ美味しいんでしょうね~。ぜひ味わってみたい。

・西日本【沖縄】

沖縄ではあんだんすー(油味噌)がご飯のお供です。結構家で作る人が多かったりします。ちなみに、わたしの曾祖母の作るあんだんすーが世界一です。

 豚の脂身×甘辛味噌=最強!

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写真はこちらの記事より

・東日本【茨城】

水戸市民です。昔は家庭で作り、最近はお土産としても人気の「そぼろ納豆」は、納豆に大根を漬け込んだものです。今は切り干し大根ですが昔はたくあんを使っていて、より旨味が強かったです。

納豆好きなんで物産館などに行くと納豆ものはよく買ってます。そぼろ納豆もご飯に合いますよね~。

・西日本【京都】

京都からは大徳寺納豆です(寺納豆とも言っていた記憶が)。京都に住んでいた小学生のころ一時兄妹でこれにはまって、必ずこれでお湯漬けで夕食を締めていました。

え、食べたことない。見た目真っ黒で、乾いてて、いわゆる納豆とは別物なんですね。お湯漬けって要するに、お茶漬けのお湯版ですよね?
これまた絶対食べてみたいな~。

・東日本【山形】

山形の郷土料理「だし」をおすすめします!

山形は母の実家があり私も学生時代すんでおりました。

お野菜をきざんで味付けをするだけのシンプルなものですが、家庭ごとに微妙に味わいがちがってきます。

スーパーでも売っており山形ではメジャーなご飯のお供です。

だしはね~もう、そりゃあ強いですよ。 

・西日本【京都】

京都南西です。地元っぽいなら筍山椒です。

タケノコと山椒? ははは。食べたすぎるに決まってる。

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現状、東日本優勢か!?

ここまでは東西交互に掲載してきましたが、現状集まった情報を集計してみると、東日本のほうが数が若干多くなっております。というわけでここからは、東日本のごはんのおともをだーっとご紹介。

西日本のみなさん、さらなる情報お待ちしています!

・東日本【山形】

前に住んでいました山形県置賜地方の夏のご飯の友といえば、薄皮茄子の浅漬け。発酵したまま瓶詰めで売っていて日々味が変わるのも良いです。地茄子の梵天丸で自作する人も多いです。

きゃ~。粋なごはんのおともですねぇ。

・東日本【岐阜】

岐阜県から「めしどろぼ漬」をおすすめしたいです。

もともと飛騨高山などでは赤かぶら漬けがよく食べられていました。その赤かぶの漬物をご飯に合うよう細かく刻んで、シソやしょうが、古賀さんおすすめの野沢菜漬などを加えたものが「めしどろぼ漬」になります。しょっぱさと酸味の加減が最高でまさに「めしどろぼう」。

ほかほかのご飯に乗せたり、お茶漬けにもぴったりです。

岡山の「ままかり」を超えるストレートネーミング!

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写真はこちらの記事より

・東日本【岐阜】

岐阜出身ですが、ほう葉味噌がお薦めですね~。個人的には“飛騨辺りにあるちょっと良い旅館の朝食”
を構成する大切な料理です。ごはんの進みっぷりはもちろんですが、“味噌を葉っぱに載せて焼く”というコト消費感も人気の秘密だと思います。

飛騨辺りにあるちょっと良い旅館の朝食、っくぅ~……。 

・東日本【富山】

両親の郷里の富山では、黒とろろ昆布をごはんにまぶして食べます。おむすびにも。現在、海外在住ですが、黒とろろ昆布は切らせないように、日本から持ってきています。

黒? とろろ昆布の? 味わい深そう~。

・東日本【長野】

長野県の人しか食べてない海産物、塩丸いかの刺身(しょうがをのせる)で熱いご飯食べるのが好きでした。

あー、ずっと興味あったのに、こないだ長野行った時探し忘れた! 次こそは!

・東日本【岐阜】

岐阜県東美濃地方には、黒スズメバチの幼虫を味付けて煮た「へぼ」という料理があります。

蜂の巣を特定するために、働き蜂を追いかけるへぼハンターなる人もいて面白い文化があります。

玉置さんや平坂さんなどのツワモノ要するデイリーポータルZにいてお恥ずかしいんですが、まだ虫系は怖くて食べられない保守的野郎なんです。でも、きっと栄養豊富で、食べてみたら美味しいんだろうなぁ……。

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岐阜県恵那市串原「へぼ祭り」のへぼ飯(写真はこちらの記事より)
 

以上、さっと「はげます会」会員のみなさまに聞いてみただけで、想像だけでご飯が進んでしまいそうなごはんのおともが出るわ出るわ。

読者のみなさま、ぜひTwitterでハッシュタグ「#DPZご飯のおとも大推薦祭り」を付けて、またはこちらのフォームから、あなたのお気に入りのごはんのおともを教えてください!

応募期間:2020年1月25日23時59分まで

お待ちしています!

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