チェコで、涙が出るほど美しい伝説のカフェに行く～勝手に食べ放題 海外版 チェコ・プラハ編

店員さんにスマホを奪われる

料理の撮影をしていたら、急に先ほどの店員さんにスマホを奪われた。

怒られるかもと身がまえた私に、店員さんは、

「コレ、オミヤゲ？」と聞いてきた。……オミヤゲ？？

「いや、お土産じゃないです！！！」と言って追いかけたが、

「ダメ、スワッテテ！オミヤゲモラッタ！！」と言われた。

どうしたらいいんだ……。

「スマホ返してください」とチェコ語で言いたいが、何て言えばいいのかスマホで調べないと分からない……。逃亡するおじさんを目で追い続け、もはや食事どころではなかった。

しばらくすると戻ってきて、「シャシントルヨ〜！」と言って、スマホのカメラをこちらに向けてくるおじさん。

「はい、チーズ」のノリで、「ハイ、ケッコンシテクダサイ」と言ってシャッターをきっていた。誰に日本語を習ったのだろうか……。

しばらくしたら返してくれたので安心したが、おじさんは他のテーブルの人にも常に絡みに行っており、色んなところでイタズラをしているようだった。

締めのデザート

スマホ騒動で食事を中断した影響もあり、満腹中枢が上がって結構お腹いっぱいになってきてしまった。けどやっぱりカフェに来たんだからデザートも食べたい！

さっぱりしてておいしい。クリームも絶妙な固さ！ヨーロッパで食べたケーキは全体的にクリームが固くて、かなり私好みだった。

しばらくすると、ジョンレノン風の人が、お店でピアノの演奏を始め、パーティー会場みたいな雰囲気になってきたので、音楽を聴きながら最後に一杯だけお酒を飲むことにした。

伝説のカフェで、ほろ酔いの優雅なランチを過ごしたのだった。

涙が出るほど美しいカフェと紹介されていたので、敷居が高いお店なのではと思っていたが、店員さんもフレンドリーだし、思ったよりリーズナブルであった。ただカフェで７０００円近く食べることはまずないことなので、中々豪遊できたと満足している。 

大量のハムとパン

スマホ騒動がなければもうちょっと食べられた気もするが、チェコではわりとこちらに絡んでくる陽気な店員さんによく遭遇した。大体お店に1人ぐらいはいるのだ。

私が食べ放題をしている間、早々に食事を終えた友人は、「ちょっとハムでもつまんで待ってるわ」と言って追加で注文していたが、あきらかに食後にちょっとつまむレベルの量じゃなく、私よりもフードファイトしていた。