知らないチェーン店ってまだまだある
まだまだ知らないチェーン店が世の中にあるのを改めて感じた。今度、地方にあるチェーン店にも行きたい。そこには知らない味があるのかもしれない。
あと、ジョイフルさんにお願いなのですが、期間限定でもいいのでこの牛焼肉定食を使ったチャーハンを作ってくれませんか?商品開発の方、お願いします。
フカヒレ、高級ステーキ、ツバメの巣。これらはいつかは口にしたいと思う食べものたちだ。しかし、いつか食べたいものは高級な食べ物だけではない。
それは地方にあるB級グルメなど、自分が住んでいる地域から離れたところにある食べ物もそうだ。遠回しに言ったが、ジョイフルの牛焼肉定食を食べたい。デイリーの記事で初めて見たときから食べたいと思っていた。
いつかとはいつか。今だ。ずっと食べたかったジョイフルの牛焼肉定食を食べさせてください。勝手に食べればいいと言う人、そんなこと言うなよ。今度、一緒に食べに行こうな。
デイリーポータルZのライターである窪田さんが記事で頻繁に食べている食べものがある。それが、ジョイフルの牛焼肉定食だ。
・ジョイフルの「メガ盛り特製ダレの牛焼肉定食」 を食らって放心
・ジョイフルで1日3食モーニング (食べてないけどジョイフルに行っている)
もう見ているだけで3回も行っている。ジョイフル、そんなに何度も行くほどおいしいのか。本人に聞いたら「ジョイフルしかお店がない」と言われて、そんなことを言わせてしまってごめんなと思った。
これらの記事を見て、ジョイフルに行ってみたいなーとは思っていたが、自分の生活範囲にジョイフルがなかったため、外出先であったら行こうと思っていた。
そんな中、仕事で外を歩いていたときジョイフルと書いている看板をを見つけた。ちょうどお昼ご飯の時間だったのもあり、興奮を抑えながら、店内に入る。
これでようやく牛焼肉定食を食べられる、そう思いながらメニューを見たのだがどこにも牛焼肉定食がなく、「あれ、期間限定だったのかな」と窪田さんの記事を見ながら、牛焼肉定食に思いを寄せて違うメニューを食べ、会計をした。そして、お店を出て看板を見て気づいたことがある。
ジョナサンだった。午後の仕事、力が抜けて全然できなかった。早退してもいいですか?(しなかった。だってちゃんとした社会人だから。)
そして、時は流れて、6月のある日。その日は休日出勤だった。作業は快調に進み、午後1時ぐらいに終わった。
あーなんだか体が肉を求めている気がする。ひとりで焼肉屋にでも行くk…あ! ジョイフルに肉のやつを食べに行こう。今しかない、そう思って近くにあるジョイフルを探した。
探したところ、東京にある店舗は八王子市か稲城市、青梅市だった。全部遠い。東京で○○市というところ、全て気をしっかり持たないといけないぐらい遠い。
でも、肉を食べたいので、行くことにした。ジョイフルの肉が呼んでいる。
新百合ヶ丘駅は駅の近くに映画館があってよく行く。しかし、今日はジョイフルに行くのだ。ジャッキーチェンの新作がやっているので、後で見ようと思ってます。
バスに揺られて20分ぐらい。そのバス停から歩く。のどかな町だ。緑が豊かでなんだかかなり遠くへ来た気持ちになった。
しばらく歩くとお店がいくつか見えてきた。その中に見たことのないロゴのお店がある。これがジョイフルだ。
ここがうわさのジョイフル。どんなメニューがあるんだ。ワクワクしながらお店に入る。
お昼過ぎに来たのもあって、すぐに席に通された。やった。
席に座る。周りを見ると、家族が和気あいあいと話していたり、友だち同士なのだろうか「え、これから渋谷に行く?」「行く!」という話をしていたり、あー自分はファミリーレストランに来たんだなーと思う雰囲気。
夏めしも到来しているが、グランドメニューを見る。表紙がかわいい。寝ているときにからあげの夢を見るなんて、食いしん坊じゃん。
どれもおいしいそうだ。ちょっとどうしよう、牛焼肉は今度来た時にする? いったんハンバーグ食べて帰る?
いま、仕事帰りでめちゃくちゃお腹が空いている。このままだと自分を抑えきれず、すごい量を頼んでしまうかもしれない。耐えてくれ。
うまそうなメニューだが、上の方にあるわけではなく、大きく表示されているわけでもない。ちょっと隠れたメニューみたいだ。
でも、メガ盛りにしてくるあたり、たくさん食べてほしいというジョイフルの気前の良さを感じる。おれもジョイフルみたいになりたい。よし、これを下さい。
とうとうあの食べたかった牛焼肉定食を頼んでしまった。どんな味なのだろうか。気になるけど、とりあえず、いったん落ち着きたいのでノンアルコールビールを飲ませてください。
冷えているノンアルコールビールはおいしい。ノンアルコールのいいところは酔わないところだ。酔うと言っちゃいけないこととか、しゃべりすぎたなーと後悔することもあるから。
そんなことを考えていたらとうとうやってきた。これが食べたかったメガ盛り牛焼肉定食だ。
メガ盛りって言うから食べきれるか不安だったが、ちょうどいいぐらいのサイズだ。
山盛りの肉ってテンションが上がる。山盛りの肉には人を幸せにする力がある。盛ろう、肉。
脂がジュワっとあふれ出て、そこに甘辛い特製ダレの味がガツンとくる。これはごはんが食べたくなるな。
肉を食べ、ごはんを食べる。むさぼるように、がっついて食べる。なんだろうお腹がいつもペコペコで、そんなにすごくおいしい!わけじゃないが、夢中で食べていた学食を思い出した。これは夢中になれる味だ。
本当はここにマヨネーズをかけたい。たまに生姜焼き定食の皿にマヨネーズがちょこんとのっていたり、ボトルで置いてあるお店がある。
ジョイフルさん、牛焼肉定食にマヨネーズをのせてくれませんか。ぼくが喜びます。ご検討、お願い致します。
うまい。しかし、なんだか食べたことのあるような気がしてきた。あれだ「一人暮らししているときのごはん」を思い出させる。
焼いた肉に、キムチ、目玉焼き。お腹を満たしたいし、ちょっとぜいたくをしたいときの家でパッと作ったお昼ご飯の感じだ。
窪田さんが言っていた「友だちのお母さんが頑張って作った味」の意味がわかる。すごくおいしいわけじゃないけど、それなりにおいしいというのがその感想を抱かせるのかもしれない。
でも、ここでしか食べられない味なのは間違いない。思い出したらまた食べたくなる、そんな味だ。
いいものを教えてくれてありがとうございます。
まだまだ知らないチェーン店が世の中にあるのを改めて感じた。今度、地方にあるチェーン店にも行きたい。そこには知らない味があるのかもしれない。
あと、ジョイフルさんにお願いなのですが、期間限定でもいいのでこの牛焼肉定食を使ったチャーハンを作ってくれませんか?商品開発の方、お願いします。
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