広告企画 2020年8月27日

今の東京を楽しもう~地元の人頼りの旅in東京都~

今しかできない旅がある。

準備をせずにいきなり現地に行き、あとは地元の人に頼りきって旅する企画。今回は東京都です。

旅がしにくい昨今の事情をかんがみて、今回は主に読者のみなさんの力を借りることにしました。いわば読者だよりの旅in東京。おかげで知らなかった東京をたくさん見ることができました。

 

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

地元の人頼りの旅、ときどき読者頼りの旅

地元の人頼りの旅とは

地元の人頼りの旅とは、下調べせずにいきなり現地に行って、あとは地元の人に頼りまくって旅する企画のことです(前回はこちら)。これまでに訪れた「地元」。

みんながマスクをして距離を保っている昨今、頼りまくるにも難しい部分が多かったため、今回はとくべつに東京にまつわる読者のみなさんからあらかじめおすすめを聞いておきました。読者のみなさんに頼りまくろうという企画です。

まずは新宿から。

新宿にはアイデムもあるし以前はデイリーポータルZの職場もあったので、いまさら観光もないなと思っていたのだけれど、久しぶりに降りたらまた少し印象が変わっていた。新宿駅の東西をむすぶ通路ができていたりする。

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東京ってしばらく来ないだけでちょっとずつ変わっているのだ。僕の実家周辺なんて30年くらい何も変わっていないぞ。

最初に勧めてもらったのが「curry草枕」というカレー屋さん。東京の食事でどうしてカレーなんだろうとナゾだったのだけど、食べてみたらナゾが解けた。これはある意味今の東京をちょうどよく代表しているのかもしれないです。

curry草枕

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ここがcurry草枕。うっかり通り過ぎちゃうくらい控えめな看板。
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本当にカレー屋あるの?というビルの階段を登っていきます。
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あった。

平日のお昼時ということで、入口には僕の前に2人並んでいた。

お客同士の距離を保つためテーブルを間引いているのだろう。店内は満席なんだけど、ちゃんと空間が確保されていた。こういうこと言っていいのかわからないんだけど、僕はこのくらいの密集具合がちょうどいいなと常々思っていました。

しばらく待って外が見えるカウンター席に通してもらった。注文は待っている間に決めておいたお店のおすすめ「なすチキンカレー」。

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おすすめメニューの「なすチキンカレー」。見た目はちょっと柔らかめのカレーである。きれいに盛られたなすの素揚げが美味そう。

 ご飯は少な目から山盛りまで、辛さは1~10まで選べる。ここも店員さんい聞いておすすめの「まずは辛さもご飯も普通から」でお願いした。

運ばれてきたカレーをひとさじすくって香りをかいでみると「ん?」と思った。

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かぎなれたカレーの香りとは違うんです。

 食べるとさらに謎が深まる。

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え。

ちょっとした衝撃だった。カレーだと思って口に入れると、知ってるカレーではないのだ。辛くない。いや辛い、辛いんだけど、知ってるカレーの辛さではない。

スパイスで煮詰めた濃い玉ねぎのスープ、そんな感じ。そして驚きの後に徐々に美味しくなってきて、最後の方はわけがわかんないくらいに、ただ美味しいのだ。

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窓からの景色がとくによくないのもカレーに集中できていいと思う。

 

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ラッシーも濃くて美味い。泡の感じが手で振った感じある(チラ見したらほんとに手で振っていました)。

冷たくて美味いラッシーを飲みながら、しばらくさっき食べたカレーを思い出していた。あれはなんだったのか。

もちろんカレーだ。でも明らかに食べたことがないカレーだった。東京にはいろいろな場所から美味しいものや文化が集まってくる。そして東京で独自に変化して、新しく流行りができていく。その最先端に押し上げられているのが、草枕のカレーなのかもしれない。

curry草枕では下の本屋を勧めてもらった。本屋?さっき通ってきたはずなのに、本屋なんかなかったぞ。

模索舎

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まさかここだろうか。
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ここだ!

僕みたいに地方の田舎で育った人が東京に出てくると、まさかここに!という場所にお店があったりして驚く。田舎だと路面にばーんと看板出さんと客なんかこやせんがや、なのだけれど、東京だとむしろひっそりしていた方が流行るのだ。探してまで行きたくなる人たちなのかもしれない。

この本屋「模索舎」もまさにそんな感じのたたずまいだった。ドアを開けるまで本屋だとわからないし、入っても「いらっしゃい」もない。お客を取り囲む大量の本が新宿の喧騒を消し去ってくれる。

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さきにこっちに来たらよかったんだ!

ここで本を買ってレシートを持って上のcurry草枕に行くとトッピングが1品サービスされるらしい。なんだと!だったらこっち先に来たらよかったじゃないか。こういうすれ違いも人任せの旅の醍醐味か。

ところで、本というのは買う場所も大切だと思う。僕は空港や駅で本を買うことが多くて、それを移動の間に読むのだけれど、そうすると帰ってからも本を読むたびその時出かけた場所のことを思い出すのだ。

模索舎は小ロットで流通に乗らないタイプの本もたくさん置かれていて、いやがおうにも出会いをセッティングされているような運命を感じる。そしてじっさい欲しい本がいくつか見つかる。

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ずっと買おうと思ってた大山さんの本を見つけたので買いました。

 

次のひとつは僕からのおすすめです。

おまえ都民じゃないだろう、と言われるかもしれないが、僕もいちおう10年ほど東京で仕事をしているので、ひとつくらいお気に入りを紹介させてもらってもばちはあたらないだろう。

僕からのおすすめは新宿御苑である。

新宿御苑

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都心にある緑豊かな場所です。

記事のスポンサーであるアイデムの本社が新宿御苑前という駅の近くにあるので、僕は打ち合わせの時間にちょっと早めに着くと新宿御苑に寄る。

ここは「新宿」という響きから一番遠い場所にあるように思うのだ。

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見てよこの解放感。高層ビル群のすぐ足元にこんな気持ちのいい芝生が広がっている。

ここでのフォーマルは裸足である。芝生の広場に来たらまず靴を脱ごう。

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都心で裸足になれる場所が他にあるか。あるかもしれないけど、これくらい気持ちよく裸足になれる場所はそうそうない。
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そしたら横になろう。

靴を脱いで芝生に寝る。

これだけでめんどうなこととか嫌なこととか、どうでもよくなるからすごい。新宿御苑は入園料が500円なんだけど、これってちょっとした電車代より安いだろう。このお値段でこの解放感はお得すぎると思う。

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これからやる人発見。正解ですよ、それ。
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でもこの時期は暑すぎるという問題もあるな。

夏場はそのまま寝てしまわないように注意が必要である。暑さで溶ける。

溶けかかったら休憩所にアイスコーヒーがあるので駆け込んでほしい。

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だいたいいつ行っても空いています。

ここのアイスコーヒーはロケーションの良さを差っ引いても、都内のどこのコーヒーよりも美味いと思う。

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その美味いコーヒー飲みながらさっき買った本を読むわけです。

いいでしょう、東京。

次はまた読者におすすめしてもらったスポットです。上野に向かいます!

 

東京出身のDJ川添さんとの対談はこちら。
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