広告企画 2020年8月27日

今の東京を楽しもう~地元の人頼りの旅in東京都~

最後は奥多摩である。

東京は広い。奥多摩の方に行くとその広さを実感する。

今回はお勧めしてもらったのは奥多摩にある日原(にっぱら)鍾乳洞である。

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日原(にっぱら)鍾乳洞

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これがまたすげえところにあるのだ。
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東京ですよこれ。
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静かだ。

多摩というと遠そうに思えるけど実はわりと近い。駅にはキティちゃんがいるし、高いビルや商業施設がたくさんあって都会なのだ。

しかし多摩と奥多摩はぜんぜん違う。場所からしてかなり離れている。

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こんなに落石に注意させる場所が都内にあるとは。

日原鍾乳洞は奥多摩駅からさらに山へ向かった先にある。道沿いにコンビニとかないし、帰りのバスもかなりないので、そういうのが好きな人にこそ行ってもらいたい。

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鍾乳洞の脇には売店があるので大丈夫です。
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バスはこんな感じ。

この日は平日だったのだけれど、鍾乳洞の駐車場は満車(そもそもあまり広くないのだけど)、行き帰りの山道も渋滞していた。みんな県外に行かないかわりに都内で面白そうなところを探して見つけてきたんだろう。

途中、道の駅でも野菜が売り切れていた。聞くとやはり普段よりも何倍もたくさん人が来ているという。コロナの影響は人を減らすだけではなく、場所によっては増やす場合もあるのだ。

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何がおすすめですか?と聞くと「全部おすすめよ!牛丼は最近始めたからちょっと不安だけどねー」とのことだったので牛丼を注文した。
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冷やしも出できます!!

この日の気温は33℃。山奥でこの気温である。都心では体温くらいあったようだ。

山の中なので涼しいかと思っていたのだけれどとんでもない。どろどろとした熱風がセミの鳴き声を連れて山肌を滑り降りてくる。

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はじめたばかり、という牛丼は美味しかったです。

売店から階段を降りて川を渡ると鍾乳洞の入口がある。直前までバスか車で来られるので都心からのアクセスは良好と言っちゃっていいかもしれない。

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絵的に涼し気だけど30℃以上あります。

山といえども暑い。ところが、である。

鍾乳洞の入口を一歩入ると世界が変わる。

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うまく写らなかったけど、白い冷気が入口から漏れています。
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中すっごい寒いのだ。

鍾乳洞の中がすっごい寒いのだ。カメラについている温度表示だと13℃、鍾乳洞の説明パンフレットによると年間を通して10℃前後らしい。外は30℃越えているに、である。

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半袖短パンで来たので鳥肌がすごい。

涼しいどころではなく本気で寒いので、行く人は気をつけてもらいたい。僕の前で祖母に連れられた子どもが寒い寒いと泣いていた。ただ寒ささえがまんできれば、この異世界を楽しむことができる。

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しばし洞窟の世界を堪能してほしい。
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三途の川が都内にあるとは。
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三途の川、賽の河原、死出の山など、鑑賞ポイントの名前がいちいち怖いのもポイントである。極端に寒くて道が細くて暗いので、迷ったら出てこられないんじゃないか。

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こういう注意書きってだいたい大げさに書かれていることが多いと思うけど
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本気で急なのでお年寄りや体の弱い人は無理しない方がいいと思います。 

1時間ほど洞窟内を散策して寒さにも慣れてきたというか、階段の上り下りで体が温まってきたころ、一周して入口へと戻ってくる。1時間経っても戻ってこられない人は、それ道間違えているので大声出してください。

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外に出たら温度差でカメラが曇った。
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さっきまで晴れて真夏日だったのに鍾乳洞を出たら土砂降りだった。本当に同じ世界だろうか。一度死んで生まれなおしたみたいな奇妙な感覚が、洞窟にはある。

東京は広いぞ

新宿渋谷の高層ビルから皇居の緑、上野のカオス、奥多摩の別世界観など。東京で暮らしていたり仕事していても知らないことがまだまだあると思う。遠くに行けない今だからこそ、近くにあるのに行ったことのない場所に行ってみるのもいいと思います。

実はまだまだ勧めてもらった「地元」東京のいいところをたくさん巡ってきたんですが、載せきらないので次回に持ち越したいと思います。東京、ほんと広いな。 

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次回に続きます。
東京が地元ってどんな感じなんだろう。出身者に聞きました。
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