撮影後のスタジオの空き時間、 そこにいたライター石井さん、べつやくさん、西村さんに対して僕がクイズを出した。
第1問・このひらがなは何でしょう
べつやく:「み」?
はやし:違う。自分としては完璧なんだけど
石井:こんなひらがなあったかな?
西村:「す」?
林:違いますよ
べつやく:「お」!
林:違う。ほんとに分からない?
石井:「む」じゃないの?
林:「む」正解!
全員:「む」?
石井:「む」は丸が逆じゃないですか?
林:ああ、ええ?
西村:林さんから見てですか?
林:……あ、逆だ
思い通りに動かせないし、左右すら間違える。
1問で主旨を理解した3人にも出題してもらおう。まずは石井さんだ。
第2問
石井:難易度の高いところ攻めたいですね、これで!
林:これは分かるぞ
べつやく:これは簡単じゃないですか。「ま」
石井:正解!やった
手のポーズで形も伝わるし、気持ちが伝わった。
第3問:
西村:すぐわかるやつやっていいですか
石井:「す」
西村:正解!!!
林:「す」は逆ですよ
西村:あ、ほんとだ。こうか
林:かなり「す」だ
べつやく:いい「す」だ
当ててもらうと嬉しい。難しい問題を出して相手を困らせたいよりも、分かってもらいたいが上回る。
クイズになりにくいクイズである。
第4問:
べつやく:ちょっとまって(ポーズを考えながら)難しいな
林:ヒエログリフ?
石井:50音にありますか?
西村:「ね」?
べつやく:違う
西村:「れ」だ
石井:「あ」じゃないですか
べつやく:いや。棒が足りてないから
西村:「ぬ」
西村:「け」
石井:足のところがくるってなってるんですよ
西村:「は」
べつやく:正解!!!
石井:「は」???
西村:「は」は難しいな
長く当てないと自尊心が傷つくことが分かってきたので、当てる側も真剣になる。
第5問:
林:わかっちゃいましたよ。言っていいですか。「や」
西村:違う
石井:「の」
べつやく:「み」
林:当ててもらえないとき、屈辱じゃないですか
西村:もうちょっとこうがいいかな
石井:「へ」?
西村:違います
林:「て」
西村:違います
石井:わかった「を」
西村:違います
石井:あの左手、離れてるつもりじゃないかな
べつやく:「い」?
西村:正解!
ひらがなには「い」「け」など2つに分かれているものがある。どの部分が見えて、どの部分が消えているつもりかは出題者しだいである。
石井:「い」はこれでいいんじゃないですか
西村:そうか!
石井:別れてるやつは難しいですね
第6問:
林:じゃあこれだ
石井:「ん」
べつやく:「ん」
林:正解
西村:「ん」は一発で分かるな
んは雰囲気からして「ん」っぽい。