一駅分に適した話題の条件は以下の通りです。
①盛り上がりすぎない
②約2分で完結
たとえば、自分が本を出版したら推薦文は誰に書いてほしいかとか、最強のおでん3種盛りは何かとか、そういうのは楽しすぎて5駅分くらいかかってしまうでしょう。一駅しかないわけですから、もっとほどほどにどうでもよくて、サクッとおしまいにできる話題がいいのです。
(一駅間が2分強の場合もあるとは存じますが、ここでは一旦2分くらいと想定します。)
1.教育番組の話
子どものころ見ていた教育番組の話をしましょう。教育番組は全国で放送内容が一緒なので、相手の出身地を問わない場合が多いです。
「ぐ~チョコランタン世代ですか?青くて小さいおじさんいましたよね」
「いましたね。名前全然思い出せませんね。」
これです。これで丁度2分です。
2.本当に最近聴いている音楽の話
本当に最近聞いてる音楽についての話で盛り上がるのって宇宙一難しくないですか?自分が言っても『へー…』としかならないし、相手のを聞き出しても『そうなんだー』としか返せないんですよね(ただ、これは単純にわたしに問題がある可能性が高いです)。
でも、あと1駅なら『じゃあ後で聴くね』と言って、降車した後マジですぐ聴くことができます。忘れぬうちに即・復習です。
3.なんか寒くないですか?
帰り道は大抵なんか寒いです。なぜなら、日が落ちているから。
日中よりも夜の方が寒いのは、地球あるあるです。地球あるあるは話題として切り出しやすいので、何の脈絡もなく「なんか…寒いっすね」と発することもかなりイージーでしょう。あとは流れるように「薄手の羽織ってなんなんですかね」などと口にした瞬間に電車は降車駅に到着しています。
4.サブウェイの話
サブウェイの下の句は『注文むずいよね』です。人類はサブウェイの話をする時、必ず注文の難易度について言及します。これは絶対です。このような道筋の予測が立てやすい話題は、一駅分の話題として適しています。
5.痛みの話
身体の痛みの話は盛り上がります。しかし、盛り上がりすぎると暗い気持ちになるので、1駅分くらいで十分でしょう。
6.苦労話
苦労話も同じです。調子に乗って話しすぎると後悔しがちです。一駅で切り上げるのが吉です。
7.グータンヌーボのWikiを見る
グータンヌーボの歴代の番組ゲスト一覧を見ましょう。ちょうどいいおもしろさです。「永作博美・MEG・江角マキコ」「若槻千夏・堀北真希・江角マキコ」「天海祐希・松下奈緒・江角マキコ」など、惹かれる名前が揃っているので、同世代相手だとやや盛り上がります。
8.途中までしか聴いてないオーディオブックの話
途中…と言うのも烏滸がましいくらいの序盤で挫折したオーディオブック、ありますよね。わたしの場合は『雪国』と『小保方晴子日記』です。ページ数で換算したら多分10ページくらいしか聴いていません。しかし、その情報量の薄さと継続力のなさが一駅分の話題にはピッタリなのです。