特集 2016年12月3日

11月の記事ベスト5&おれたち優勝した

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石川です。いよいよやってきました師走です。

時の流れの速さはともかく、「走」をワスって読ませるのすごくないですか。フィーリングで決めた読み方という感じで最高にクールです(本当はどうか知りません)。星走と書いてスターウオーズくらいいける柔軟性だと思います。

それはさておき11月の総集編。人気記事を振り返りつつ、ライターインタビューもありますよ。さっそくいってみ走しょう(いってみわしょう)。

PVランキング

アクセス数のランキングです。大山さん渾身のチェルノブイリレポートが1位!こういう、対象のインパクトのあまりライターがついついおもしろサイトであることを忘れかけてしまう、そういう名記事が年に何本かあるおもしろサイト、デイリーポータルZです。
30年前事故を起こしたチェルノブイリ原発を見に行った。いざ目の前にしたら、「すごい!」と思うと同時に「ふつうだ」とも思った。
魔女やゾンビなどの王道ではなく、地味で微妙な仮装を楽しむハロウィンも3年目。今年は過去最高の300人が押し寄せた。天才たちの仮装をご覧ください。
取扱説明書の制作に携わっていると、アニメ・漫画に出てくる機械や乗り物を見るたびに「これにも取扱説明書があるだろうな…」と気になってしまいます。
鉛筆ホクロを病院でとってきたので顛末をレポートします。思った以上に寂しくなりました。
北関東中心にチェーン展開する「ステーキ宮」の「宮のたれ」のおいしさをみんなに知ってもらいたい。

SNSランキング

TwitterやFacebookなどのシェア数のランキングです。こちらも1位2位をチェルノブイリとハロウィンが占め、3位に躍り出たのが新宿駅の立体模型。いまだに新宿駅で迷うので、地図代わりに駅のいたるところに置いてほしいです。(平面の地図では無理!!)
魔女やゾンビなどの王道ではなく、地味で微妙な仮装を楽しむハロウィンも3年目。今年は過去最高の300人が押し寄せた。天才たちの仮装をご覧ください。
30年前事故を起こしたチェルノブイリ原発を見に行った。いざ目の前にしたら、「すごい!」と思うと同時に「ふつうだ」とも思った。
11月24日12時まで新宿駅西口イベントコーナーに新宿駅の立体模型が展示されている。精巧すぎて関心を通り過ぎて笑いが出るほどだ。
漫画「コブラ」で、主人公が左手に装着しているのが「サイコガン」。あれでワインやマヨネーズをサーブするのが、長年の夢だった。
普通の本屋では買えない情報のつまった情報系同人誌ばかり集めた即売会「おもしろ同人誌バザール」の釣果を自慢します。
次はライター大山さんへのインタビューです。
30年前事故を起こしたチェルノブイリ原発を見に行った。いざ目の前にしたら、「すごい!」と思うと同時に「ふつうだ」とも思った。

老眼は成長

大山「ここ半年ぐらい、肩が痛くて。どうも四十肩ではないかと」

藤原「おお、うわさに聞く四十肩」

大山「あと老眼もはじまりました。せつないです」

藤原「メキメキと成長してますね」

大山「成長! そうか、成長なのか」

藤原「細かい文字とは決別した感じですか」

大山「まだ右目だけ老眼という中途半端な成長なんですよ」

藤原「まだ左目が右目に追いついてない状態ですね」

大山「文字サイズを大きくするのは「成長」を認めたことになるのでは、と無理にがんばっています」

藤原「老眼だと小さい文字は見づらくなりますが、大きいものははっきり見るんですよね。チェルノブイリの新石棺とか」

大山「すごくスムーズに本題にいきましたね」

藤原「よく繋がったなと思います」

大山「見事です。まちがってますけど。確かに新石棺には成長は関係ないです。それぐらいでかい」

でかい

大山「正直、現場では興奮しててよく見えてなかったです。後から写真見ていろいろ気づきました。老眼より興奮のほうが問題ということです」

藤原「てっぺんにもやがかかってる写真で、これはでかすぎるなと思いました」

大山「あのもやはよかったです」
もやがかかるほど巨大な新石棺
もやがかかるほど巨大な新石棺
藤原「結構な心づもりで行ったと思うんですけど、それでもよく見えなくなるくらい興奮したんですね」

大山「天候が悪かったのと(ずっと雨だった)、バスの移動で疲れちゃったのと、寒いのと、などと興奮がないまぜになって、そういう状態になったのだと思います。
「じっくり見る」って安定したコンディション必要なんだな、と思いました。
もやは「雨でかえってよかったですね」って言い聞かせてました。

「興奮」って言いましたけど、自分の心理状況を的確に表現するの難しいですよね。「疲れてた」でもあってるかも」


藤原「「どうかしてた」とか」

大山「今回、行く前から「これはDPZで書かなくては」って思ってたんですけど、言ってる間じゅう「これはどうやって表現したらいいのか」って悩んでました。

たぶんライターみなさんそうだと思うんですけど、旅行にでかけてても記事のことが頭にある、って。自分がどう感じてるかをその場で考えると、よくわからなくなりますよ」

思いがほとばしりがち

藤原「あの記事を読んですごくいいなと思ったのは半分くらい原発の説明なんですけど、もう半分は大山さんの「これどう書こう」みたいなゆらぎの話で、異常に臨場感があるところでした」

大山「さいしょは徹頭徹尾「すげー」「かっこいい!」だけ書こうと思ったんですけど、さすがにこれはないな、と思い直して書き直しました。」
とは言え、かっこいい
とは言え、かっこいい
大山「今思えば、「すげー!」だけの記事にすればよかった、とも。ついまじめ風なことかいちゃって「チェルノブイリに負けた」って思いました。DPZなのに、これでいいのか、って。

などなど、いろいろ悩んだあげく「ふつう」って言っちゃって」


藤原「そういう、思いがほとばしる記事たまにありますよね。だから全然いいと思います」

大山「さいきん、思いがほとばしりがちなんですよ。これも「成長」の一種でしょうか。やだなあ」

藤原「思春期ですね」

大山「たぶん「涙もろくなる」に似た老化なのではないかと。でもDPZにふさわしく感じよう、と現地でも思っていたせいで、チェルノブイリに飲まれずにすんだ面もあって、それがよかったです」

藤原「まるごしで行ったらどうなるかわからないですね」

大山「まるごしはやばいと思います」

藤原「すっかり感化というか感染して帰ってきそうです」
送電線もいいですよね
送電線もいいですよね

修学旅行みたいだった

大山「あと、ひとりとか少人数のグループだったらまずかったかと。今回30人以上いたので、修学旅行みたいでよかったです。バスないとか完全に修学旅行」

藤原「けっこうな大所帯。ゲンロンのツアーだったんですよね」

大山「「ウェーイ」系とかヤンキー系がいない修学旅行で居心地がよかったです。
ぼくが申し込みしたときは確か15人ぐらいで、(ゲンロンの)東さんに「参加者募集の対談を一緒にやって」っていわれて、ニコ生でふたりで「たのしみですねー」って話したんですけど、
そのときぼくが「でかいの見るのが楽しみ!」「すごそう!」「かっこよさそう!」ってばかり言ってたらいっきに30人に増えちゃったとのこと。

藤原「おお! すごい宣伝効果!」

大山「今までで最大人数だそうです。
たぶんみんな「真剣な気持ちじゃないと行っちゃいけないんだろうな」って思ってたんだと思います。
そこに、ばかみたいにぼくが「かっこよさそう!」ってだけ言ってたので、「あ、ああいう乗りでもいいんだ」って」


藤原「他の人は現地でどんな感じでしたか。興奮してました?」

大山「みなさんエキサイトしてましたよ、やっぱり。けっこう和気藹々としてました」
そりゃ興奮するでしょう
そりゃ興奮するでしょう
大山「さっきも言ったように、コンディションが悪くて、けっこうつらかったせいで、お互い励まし合ってる感じ」

藤原「一体感ありましたね」

大山「あれ、ほんとおだやかで楽な状態だったら、あんなふうに和気藹々にならなかったのではないかと。
たぶん「深刻に受け止める」って、余裕の産物ですよ。つらいと、楽しくしちゃう」

チェルノブイリ婚活、いやどうだろう

藤原「あのコーディネーターの人のおかげで中を見られるようになったとき、ものすごい盛り上がってましたね」

大山「あれはほんとうに感動でした。「うおーーーー!」って慣性あげたあと、みんな「原発は入れる、ってことにエキサイトする、ってどうなんだ」って思ったと思います」

藤原「優勝したみたいになってました」

大山「優勝でしたよ、おれたち優勝した」
優勝した瞬間
優勝した瞬間
藤原「読んでて「おめでとう!」という気分になりました。あとはやく中を見せろ!という気分にも」

大山「ああ、わかります。自分で記事書いてて「いつになったら中の写真見せるんだ」って思いました。
しびれ切らして、あのページまでたどり着いてない読者いますよねきっと」


藤原「冒頭で見せられてるから、見られるんだろうけどじらされました」

大山「そうですそうです。トップ画像に内部の写真入れとかないとだめだなこれ、ってあとから入れ替えました。

実はあの「入れる!」にたどりつくまでほんとうはもっと紆余曲折があって。「こうしたら入れるかも!」→「だめでした」→「こういう手も!」→「だめみたい」を5回ぐらい繰り返したあげくだったので」


藤原「その展開、完全に映画じゃないですか」

大山「映画で主人公たちがやたら団結しちゃう気持ち、わかりました。人は困難をいっしょに乗り越えると、簡単に団結しちゃうんですよ。危険ですね」

藤原「シン・ゴジラもだいたいそういう話でした」

大山「今後はなるべく困難を乗り越えないように注意したいとおもいます。これも吊り橋効果的なものでしょうか」

藤原「デートに最適ですね」

大山「最適です。おすすめです。

いやどうだろう。

チェルノブイリ婚活とかいいかも。

いやどうだろう」


藤原「平穏無事に進んでも中央制御室のコントロールパネルみたら絶対ドキドキしそうです」

大山「あそこはいるときには白衣みたいなもの着せられるので、そういうコスプレ的な要素も一役買うと思います」
ドキドキしますね
ドキドキしますね

ちょっともうしわけない

大山「今回の記事書いて、ちょっと申し訳ないなー、と思ったのは、一緒にいった彼らに対してです」

藤原「どうしてですか?」

大山「こうやって発表されて、それ読んじゃうと、自分もそう感じてたかのようになっちゃうじゃないですか」

藤原「そうですね。自分の感想がどっかにいっちゃうことあります」

大山「あの記事が体験を固定しちゃうのでは、と。みんなまだ覚えているうちに記事書いてほしいです」

藤原「ガイドみたいな感じで」

大山「あ、それでいうと道中、東さんが要所要所でコメントしたんですけど、それにけっこう引っ張られてたなー、とも思います。なんか自分が頭よくなったかのように感じました」


大山「今回書いたのって、全体の行程の1/4ぐらいなので、続きをまた書きます」

藤原「1ページで1記事分の分量ありましたけど、それで1/4だと20記事分ですね」

大山「今書いてますけど(この対談は昨日の記事が執筆される前に行われました)、やっぱり悩みますね。
原発事故によって廃虚になったユートピアの街のこと。あとOTHレーダーってでっかいすごいもの。」
OTH(オーバー・ザ・ホライズン)レーダー!
OTH(オーバー・ザ・ホライズン)レーダー!
大山「あと、睡眠時間削ってキエフの団地にも行ったのでその話もあります!」

藤原「団地!」

大山「団地です! 団地行かないわけがない」

藤原「しかも旧ソ連圏の団地! 行かないわけないですね」

大山「共産デザインと団地のマッチ具合がやばかったです」
団地!
団地!
藤原「たのしみです!」

大山「どの内容の分量で1記事にするか、って悩みますよね。引き延ばして薄くするのも何だし、って思っていつももりこんじゃう」

藤原「大山さんの記事はいつも読み応えあっていいです。昼休みなくなる人多そうです」

大山「あと、肩はやっぱり病院行った方がいいのかな、とも思ってます」

藤原「肩の成長は病院行って抑えましょう!」

大山「そうします! 藤原さんもいつか成長すると思います」

藤原「はやく「老眼がきた」って言いたいです(言いたくない)」
つづいてはライターのぬっきぃさんのインタビューです。
取扱説明書の制作に携わっていると、アニメ・漫画に出てくる機械や乗り物を見るたびに「これにも取扱説明書があるだろうな…」と気になってしまいます。
石川「ぬっきぃさん総集編は初めての登場ですよね。改めて簡単に自己紹介をお願いしていいでしょうか」

ぬっきぃ「はい!ぬっきぃです。ただいま群馬県高崎市在住の29歳です。フリーランスのイラストレーターです。

今年のデイリーポータルZとオモコロが開催したおもしろ記事大賞佳作受賞の縁でデイリーポータルZに記事を書くようになりました。」


石川「まだ3本目なんですよね、この記事で。前の2本も順調に好評を得つつ、3本目にして早くもヒット作が出ました」

ぬっきぃ「恐縮です」

石川「ペンネームのぬっきぃの由来は何ですか?「ぃ」は小文字なんですよね」

ぬっきぃ「そうです。ぬっきぃのぃは小さいぃです。

ペンネームの由来は、旧姓が葛貫(くずぬき)で、難しい名前だとどうしても名字+さん付けで壁が出来てしまうんです。
2つ目の会社で「くずぬきって呼びにくいから、今日からあなたはぬっきぃね!ぃは小さいぃで!」と先輩に付けてもらって、そのまま今まで来ました」


石川「僕で言うとカッワァみたいな感じですね。かっわぁ。葛貫って珍しい名前ですね」

ぬっきぃ「そうなんですよ!手で書くのも面倒くさいし、電話でも一回で通らないし。」

石川「イッシーとかだと、あー本名が石川とか石田なのかなって思うんですけど、元の名前が珍しいので本名のもじりだとわかりませんでした。」

ぬっきぃ「ほかには「くず(ゴミクズのイントネーションとは違う)」と呼ばれたり、下の名前がゆうこなので「くず子」とも呼ばれてたんですが、結構みんな振り返るんですよね。「くず!」「え?」みたいな」

石川「あはは、学級会開かれるやつですよその呼び名。でも語感はちょっとかわいいですね、くず子。
前に会社の近くにあったコンビニの店員に五味さん(たぶん)っていう人がいて、ひらがなで「ごみ」っていう名札付けられててかわいそうでした。漢字にしてあげればいいのに!」


ぬっきぃ「五味さんには勝手に親近感です」

石川「デイリーも「くず子」名義だったら待ったが入ってたかもしれないので、現ペンネームがぬっきぃでよかったです」

ぬっきぃ「もう、その名(くず子)で呼ぶ人はいません…懐かしいです。」
話がそれましたが架空の取扱説明書を作る記事の話でした
話がそれましたが架空の取扱説明書を作る記事の話でした
石川「うっかり名前で盛り上がってしまったので記事の話に戻しまして、テクニカルイラストレーターですね。主にどういったイラストを描いてたんですか?」

ぬっきぃ「2輪と4輪と汎用機の取扱説明書のイラストを描いていました。」

石川「乗り物系ですね汎用機っていうのはなんですか?」

ぬっきぃ「家庭用の耕運機、発電機です。」

石川「へー。耕運機って用途狭いように思うのですが汎用機って呼ばれるの面白いですね。農家的には何でもできるのかな」

ぬっきぃ「耕運機も結構種類がありました。社内では、「汎用機=エヴァンゲリオンの取説来ないかな」とか言ってました。」

石川「業界ギャグだ」

ぬっきぃ「あとエンジン」

石川「エンジンのイラストとかめちゃくちゃ画力鍛えられそうですね。そもそもエンジンにマニュアルがあるのかー」

ぬっきぃ「大体構図は同じで、一部修正が多いのでガッツリ1からは描かないんですよ?
リーマンショックからマイナーチェンジが多かったです。経費削減?」


石川「おー、イラストから透けて見える景気事情。家電とかだと、最初の方に「これはしちゃだめ」みたいな感じで子どもが感電してる絵とか描いてあるじゃないですか、あれも描くんですか?」

ぬっきぃ「仕向によってです。日本仕様だと描くのですが、海外仕様だとギャグチックな「これしちゃダメよ」の絵はありませんでした。何でかはわからないのですが…」

石川「国によって違うんですね。なんでも絵で書いて説明するのは日本のマンガ文化かな。前にこういう記事書いたんですけど、日本の説明書には子供がコンセント舐めてる絵とか描いてありました」
これは本物の取扱説明書から
これは本物の取扱説明書から
記事にもこんな注意書きが(スモールライトの説明書)
記事にもこんな注意書きが(スモールライトの説明書)
ぬっきぃ「ほんとだ!今、手元に自分がやったバイクの取説、海外仕様と日本仕様があるのですが、やっぱり海外仕様に「やっちゃだめ」の絵はないですね。
その代わり「Happy riding!」と書いてあって温かい気持ちになりました。」


石川「おお。そんなところに違いが。工作系のサイトとか見ても、英語のサイトは作り方の説明の最後に「Enjoy!」って書いてあるのが多い気がします。日本語のは「完成」とか。淡白」

ぬっきぃ「ハッピーライディングは導入の部分なんですが、日本仕様だと「安全運転を心がけてください。」でした。国民性が現れてるような気がします
あとインド仕様は女性がサリーを着るので、バイクにサリーガードという部品が付きます。これも改定で一部修正だったのですが、がっつりサリーを着ていました。しかも、横乗りでした。」


石川「サリーガード!(画像検索しながら)ほんとだ」

ぬっきぃ「これです!巻き込まれると大変なんです!」

石川「オーストラリアの車にはカンガルーバーがついてると中学の英語の教科書に載ってましたよ
カンガルーを轢いたときに弾き飛ばして、車の安全を守るバンパーみたいなもの、だったような」


ぬっきぃ「へぇ?!オーストラリアはやったことないです!(画像検索)おお…カンガルーバー切ないですね」

石川「切ないです。事故防止とはいえ」

ぬっきぃ「結構ガッツリ武装って感じですね。」

石川「マッドマックスって感じですね(見てない)」

ぬっきぃ「群馬はこの時期たぬきが…」

石川「たぬきバー。なんかわかんないけどアイスの名前みたいですね。」

ぬっきぃ「葉っぱのカタチですかね、かわいい」

石川「それか化かされて泥水飲まされるバー」

ぬっきぃ「ひどい!」
取扱説明書のイラストは、右利きの人を想定して左向きに描くのがポイント(記事より)
取扱説明書のイラストは、右利きの人を想定して左向きに描くのがポイント(記事より)
石川「普通のイラストとマニュアルのイラストの違いってどんなところですか?」

ぬっきぃ「普通のイラストは結構好き勝手かいてるのですが、マニュアルイラストは作業者が今どこを見ているか考えてイラストを描くところですかね。」

石川「今どこを見ているか。なるほど」

ぬっきぃ「あと、マニュアルイラストは自分を殺します。表現力を出してしまったらとたんに騒がしい絵になってしまうんですよ。なので、パースを付けないように努力しています」

石川「無機質なのがいいんですね」

ぬっきぃ「そうです!人が作ってる感を出さないほうが正解かもしれません。」

石川「たしかに人が書いてる匂いがしないんですよね、あれって。もしかしたらCADとかで製品の設計図から生成してるのかも、くらいに思ってました。
記事の末尾に「こういうのも人の手で描いてるんだね」っていう発言がありますけど、すごいわかる。しかしその無機質な感じも、努力の賜物ということですよね。」


ぬっきぃ「そうですよね、なんでCADがあるのにイラストにするんだろう?って思います。
過去に精度が良くなかったとか色々事情がありそうですね、CADで出すより描くほうが早いわー!とか。
だいたいマニュアルは発売前に作成するので機密なので書いてるところを見る機会ってないと思います。」


石川「あーなるほど、けっこう機密性の高い仕事なんですね。さいごに、今後こういうマニュアル書いてみたい、みたいなのありますか?」

ぬっきぃ「マニュアルで商品紹介です!すごく温かい肌着を手に入れたので、それをマニュアル風に描いて紹介してみたいです!」

石川「ああ、おすすめの紹介がマニュアルになってるのおかしいですね。おすすめって人間のパッションの部分じゃないですか、それが無機質なイラストになって出てくるという」

ぬっきぃ「まさに冷静と情熱のあいだ。過去にもテクニカルイラストの話題は発信してきたのですが、結構みんなマニュアルのイラスト好きなんですよね。」

石川「そうそう、なんか普段意識してないだけに、「あー、こういうのあるある!」みたいな面白さがあると思います」

ぬっきぃ「もっと見て欲しいです。私達の自我を消すテクニックを!」

石川「あはは、自我を消すテクニック。またそのうちマニュアル記事の第2段もやりましょう!」

ぬっきぃ「わーい!やりましょう!」
石川「うっかりイラストの話ばっかりしてしまいましたが、11月はもう1本ありましたね。高崎のパスタイベント
話すと長くなるので、ここではこちらもぜひ読んでくださいということで」


ぬっきぃ「17枚絵を描きました!渾身の記事なので是非読んで、是非来年高崎にお越しください!」

石川「テクニカルじゃない方のぬっきぃさんのイラストが満喫できますね。エモの出た方のイラスト」

ぬっきぃ「堪能してください!」

お知らせと今後の予定

告知が大量にあるので駆け足でご紹介しましょう。(師走だけに)
今週末は大垣とタイのチェンマイでそれぞれイベント出展です。大垣は Ogaki Mini Maker Faire で、林さん、べつやくさん、爲房さん、さくらいさんが参加します。チェンマイはチェンマイデザインウィークというイベントでデカ顔を展示。現地には藤原と小堺さんが行ってくれています。リアルタイム更新をしていますので、遠くていけない方もぜひご覧ください。

そしてなんと、カルカルが渋谷に移転します!その1発目のイベントとして、「水曜どうでしょう藤村DがデイリーポータルZに説教をする会」をやります!12/7よるです。さらに翌日は西村さん出演の「路線図ナイト2」も。
盛りだくさんの告知ですが全部今週末から来週にかけての話です。お見逃しなく!

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