物の数だけ取扱説明書がある
本題に入る前に取扱説明書がどんなものなのか身の周りで確認してみましょう。
取扱説明書は製品にほぼ必ずついています。冊子がついていなくても製品のうしろ側、パッケージに印刷されています。
家にあった物なので、生活感が出てしまいました。
身の周りにたくさん取扱説明書があることがわかりますね。
と、いうことはアニメ・漫画の世界でも同じくらい取扱説明書があるはず!
きっと私達の知らないところでキャラクターたちは取扱説明書を見ていると思います。
そう考えるとキャラクターに生活感が出て、彼らを身近に感じますね!
取扱説明書とキャラクターを身近に感じたところで本題に入ります。
スカウターの取扱説明書
ドラゴンボールでおなじみ、戦闘力を計る道具です。
コミックスで確認したところ、ラディッツ・ベジータ・ナッパが使っているモデルと頭にかけるモデル、フリーザ・ギニュー特戦隊が使っているモデルの3つが確認できました。
それぞれを取扱説明書に落とし込んでいきます。
ラディッツ・ベジータ・ナッパが付けているモデル
頭にかけるモデルは別売りの付属品と思われる
フリーザ・ギニュー特戦隊が付けているモデル
それぞれのモデルに取扱説明書があると考えると、マニュアル制作会社に居た私は「やっぱり取説はあるよね!」とちょっとうれしくなります。
しかし、私の気持ちをよそに彼らはきっと「説明書?!まどろっこしい!」と読まない気もします。
スカウターの分厚い取扱説明書
実際にスカウターを手に入れた!
週末、ショッピングモールに行ったらスカウターのおもちゃを発見しました。
なんと410円
スカウターを買って頭につけてみました。
視界が片方だけ緑色になって脳が混乱します。ハッキリ言って不快でした。不快になる機械を四六時中つけるくらいなら、戦闘力が測れなくてもいいや。と私は思いました。
注意書きからわかるスカウターの不便さ
テクニカルイラスト豆知識1:制作過程
作業中。Illustratorで作成しています。
実際に描いている過程はこんな感じになります。
作業上、いらない線ばかりになります。最後に要らない線を消してイラストが出来ていく時が私には快感です。
スモールライトの取扱説明書
ドラえもんの道具スモールライト。
物や人を小さくしてしまうのだから注意書きがたくさん書いてありそうですね。
ビックライトも同時購入して欲しい。
対象年齢はのび太達が使えるように10歳以上にしてみました。
ドラえもんがよく買い物に行っている未来デパートにはひみつ道具がたくさんあるので、マニュアル制作会社は食いっぱぐれがなさそうです。
ドラえもんが出来る頃には人工知能が取扱説明書を作成していそうな気がしますが。
スモールライト取扱説明書の一部
きっとこんなことが書いてあるだろう。とスモールライトの取扱説明書を一部作成してみました。
わかりやすく言えば「潰されないように気をつけよう」
もはや普通の懐中電灯。
故障かな?と思ったら
困ったときのタイムふろしき。
技術の進歩は早そうなので新モデルが出た際は買い替えて未然に事故を防ぎたいところです。
それでも直らない場合は、タイムふろしきの故障も考えられる。
テクニカルイラスト豆知識2:なぜイラストは左向きなの?
比較的、右利き人口が多いので対象物は左向きで描く事が多いです。
先ほどお見せしたこれも左向きです
左手で取扱説明書を持ち、右手で作業する事を想定しています。
感想
取扱説明書を描いていたら、姉に「へぇ~、こういうのも人の手で描いてるんだね、当たり前だけど」と言われました。言いたいことはわかります。取扱説明書は作成に携わっても名前が載ることがないので【人間が作っている】雰囲気をあまり感じないのかもしれません。
架空のものを描くのは情報が少なくて難しかったです。
実物がなく、アニメ・漫画を参考にしたので見えない部分を想像で描きました。カタチが曖昧な部分があると思います。
見えない部分を想像するのにとても頭をつかいました。
頭をつかってイラストを描いている時のチョコレートと飴の消費量は半端ないです。