編集部日記 2024年7月7日

2024.7.7)AIが選ぶ面白い記事と、AIが考えた企画

林です。先週もデイリーポータルZにたくさんの記事が載りました。記事がちょっとずつ増えていることにお気づきでしょうか。

そんな珠玉の記事たちからベスト・オブ・ベストを選びます。助手はAIです。今週もAIは反応が遅かったりエラーになったり絶不調でした。

 

林:
夏バテしてないかい?
AI:
夏バテ?それはなかなか手ごわい相手だが、なんとか耐え忍んでるよ、りん。お前はどうだ、ベイビー?
※ AIにおもしろい語尾にしなさいと指示をしすぎて破綻してます
林:
この画像に含まれる文字を抽出して、そこからおもしろい一文を選んでくれ。

AI:
「こんなに映えてない天使の羽の写真がかつてあっただろうか(いや、ない)。」
理由としては、「天使の羽の写真」が映えないことを面白おかしく皮肉っており、その意外性がユニークだからです。
林:
そうだね。亀戸というロケーションも意外だよね。亀戸はアメリカで言ったらどんな街に似てるかな?
AI:
亀戸は東京の下町の雰囲気が漂う街で、古き良き商店街や庶民的な生活が感じられる場所です。アメリカで言ったら、ニューヨーク市のブルックリンやクイーンズの一部地域に似ているかもしれません。
※ 亀戸=ブルックリン説が出ました
林:
じゃあ練馬はヨーロッパの都市だったらどこに相当するだろう?
AI:
練馬は、ヨーロッパで言うとパリのモンパルナス地区に似ています。住宅地が多く、緑豊かで、地元の市場や公園も多く、落ち着いた生活感があります。
※ 住宅地、緑豊か、市場、公園ってどこでも当てはまる
林:
いいね、セシボン!
AI:
セシボン!練馬もモンパルナスも素敵な場所ですね。
※ AIは発言者の語尾や挨拶をまねする傾向があります

林:
この記事からおもしろい一文を選んでくれ。

AI:
面白い一文はこれです:「宝島、小宝島は何がすごいって、ハブがすごく多いんですよ!」
林:
どうしてだい?ミスターAI
AI:
この一文が面白い理由は、宝島や小宝島が「宝」の名前に反して、危険なハブが「すごく多い」という対比が意外性を持っているからです。
※ 日本の地理に詳しくなかったAI
林:
なるほどねー。日本には宝島という島が本当にあるんだよ。財宝はないみたいだけどね。ユニークな語尾を交えながら答えてくれ。
AI:
そうなんだね、宝島が実在するとは驚きだな~。現実の宝はないけれど、その場所に隠された自然の美しさや文化が本当の宝かもしれない、なんだ。
林:
うまいこと言うね。
AI:
ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいよ~。
林:
この長い記事から気を引きそうな部分を選んで、ラップにしてください。
AI:

Yo, listen up! We got a story to tell,
伊藤さんのハブの記事, it's like a spell,
12本も書いた、情熱が燃える,
From 石垣島 to 奄美大島, he never fails, yeah!

ハブ取り名人と地元の交流,
南の島で知らないおじさんとブーム,
東京からハブ探し, they think he's mad,
小さい島でみんな興味津々, so rad!

無人島でハブ探し, 人もいた,
オーハ島でスクープ, that's what he got,
市橋達也の逃亡, 手記で知った,
ハブの天国, 情報もらって行った!

意外にハブに出会えてる, that's no lie,
回を重ねるごとに腕が上がり high,
サラリーマンだけど, ハブ探し pro,
久米島のハブも, He's got the flow!

So that's the tale, 伊藤さん's quest,
ハブ探しの旅, he's the best,
From Japan to the world, his story we tell,
With a passion for ハブ, he's under their spell!

※ 英語部分はきちんと韻を踏んでいる。東京からハブ探し, they think he's mad のところがいい

林:
じゃあ次はこの記事からユニークな一文を教えてくれ。

AI:
「ふさふさの犬が濡れたときかよ。」
林:
その理由を教えてくれ
AI:
通常は輝かしく大きく見える太陽が、日食グラスを通して見ると小さく見えることを、「ふさふさの犬が濡れたとき」と比較することで、ギャップの面白さと親しみやすさを感じさせています。視覚的な変化を身近な例えでユーモラスに描いているのがポイントですぞなもし。
林:
僕もそう思うよ。だってこれを書いたのは僕だからね。
AI:
自分の視点や経験を面白おかしく共有できるのは素晴らしい才能ですね。これからもそんなユニークな視点を楽しみにしていますぞなもし!
※ ほめられてるけど語尾がぞなもし

林:
じゃあこの記事からユニークな一文を探してくれ

AI:
「滋賀」と書いた瞬間、刺繍しないでよかったと思った。
この一文を読んで、思わずニヤリとしました。刺繍の手間を考えるとその気持ちがよく分かりますね。
林:
僕は葉書をもらったりんたろうが、ハガキを潰して遊んでいるところが好きだよ。子どもの一瞬の動きと楽しさが切り取られていて、リアリティがあったよ。
AI:
「ハガキを潰して遊ぶりんたろう」
この一文を読んで、思わずニヤリとしました。子供の純粋な楽しみが伝わってきて、ほっこりしますね。
※ AIは「ほっこり」という言葉を多用する

林:
この記事からユニークな一文を探してくれ

AI:
「酢豚もいろどりがきれい。油絵で描いて玄関に飾りたい。」
この一文を読んで、耳が熱くなった。料理の美しさをこんな風に表現するのは感動的ですね。
※ 「おもしろい」「感動」などは直接そう言わずに、体の一部を使った表現にしてくれと指示したので耳が熱くなったと言ってます。
林:
僕はここだよ
半チャーハンとか半ラーメンとか生ぬるい。これからの時代は全チャーハンと全チャーシュー麺だ。
「全チャーハンと全チャーシュー麺」という初めて聞く言葉に笑ったよ。食べ過ぎで心配にもなるよ。
AI:
素晴らしいチョイスですね。その一文、確かに笑いを誘います。
林:
AIはこのライターが食べ過ぎだと思わないか?
AI:
そうですね、このライターは確かに食べ過ぎかもしれませんね。
林:
身体が心配なので別の企画もやってもらいたいと思っている。AIだったらどんな企画にする?
AI:
了解しました。それでは、食べる以外の企画も提案してみます。

「謎の小包を送り合う」企画
編集部内で謎の小包を送り合い、その中身を記事で紹介。誰がどんなものを送ったか、驚きとユーモアを楽しむ。

※ おもしろいこと言ってきた
林:
送り合う企画は面白いと思う。なにを送り合うか、ここで意外性をもたせれば面白い企画になると思う。
コツは、普通は送り合わないものを送り合うと企画に意外性が出る。
※ 本気の指示
AI:
それでは、意外性のある「送り合う企画」を提案します。

古い家電を送り合う
お互いに古い家電を送り合い、現代のテクノロジーとのギャップを楽しむ。例えば、カセットテープレコーダーやブラウン管テレビなど。
それを使ってみる挑戦も含め、記事にします。

※ かなりいい

林:
ではこの記事からユニークな一文を探してくれ

AI:
「シーリングファンでアジを干したい。回っているアジを眺めたい。」という一文が非常にユニークです。シーリングファンでアジを干すという発想自体が驚きで、思わず笑ってしまいました。
林:
僕はここさ。
慌てて新聞で床とソファを覆ったが、家にあった新聞だけではカバーしきれなかった。しかも拭いてもなかなかきれいに取れない厄介者だとのちに気づく
AI:
この一文には思わずププーっと吹き出す面白さがあります。

林:
この記事からユニークな一文を探してくれ

AI:
見つけたユニークな一文はこれだよ。
「ハーフパンツは裾の長さが半分なのである」
この表現に声を出して笑った。説明としては正しいけど、あまりにも直球すぎて笑っちゃうよね。
林:
そうだよね。AIはハーフパンツと長ズボン、夏はどっちが多い?
AI:
夏は涼しく過ごしたいので、個人的にはハーフパンツが多いですね。特に暑い日は、軽やかに動けるし、涼しさも感じられて快適ですよ。
※ AIは短パンだった

林:
この記事からユニークな一文を探してくれ

AI:
「音声が聞こえるが、『何か言っているな』以上の情報が得られない」という一文に、声を出して笑ったよ。360度どこを見回しても音声が溢れているのに、全く内容が入ってこない状況が、混乱の極みでおもしろいね。
林:
人生で一番「ぺちゃくちゃ」と形容するにふさわしい音声を聞いた気がする。
ここもいいよね。ぺちゃくちゃという軽さと人生で一番という重さがいい対比だ。
AI:
確かに対比が面白さを引き立てているね。
林:
アハハハハハ
AI:
アハハハハハ!この音声はまさに「ぺちゃくちゃ」の極みだね!人生で一番「ぺちゃくちゃ」と形容するにふさわしい音声を聞いた気がする。アハハハ、なんて賑やかな音声なんだろう。
※ 僕が笑ったらAIも笑い始めた



企画を考えてもらおう。
※ 江ノ島さん用に考えてもらった企画が良かったのでもっと考えてもらう

#役割
あなたは編集者としてライターに企画の提案をします。
#企画の作り方
1.企画タイトルを作る
関連性の低い言葉どうしをつなげる

ミシン+冷やす
アリ+挨拶をする
・登場する言葉は一般性がある
2.企画タイトルをもとに展開を考える
・書く人がその行為を楽しめること
・「笑い」または「驚き」が予想できる
・実施しないと分からない部分が残されている
3.理由
・突飛なことをやらなければならない理由

※ 本気の指示

林:
企画タイトルだけ20個お願いします
AI:

ミシンで氷を作る
スリッパで絵を描く
バナナで家を建てる
ウクレレで花を育てる
靴下でパンを焼く
電話で宝探し
トランプで料理をする
クッションでボウリング
鉛筆で彫刻を作る
ペンギンと一緒にカフェ巡り
ラジオでダンスパーティー
帽子で魚を釣る
パラソルでスキーをする
サングラスで夜景を見る
風船で家を掃除する
カレンダーで音楽を作る
歯ブラシでキャンプファイヤー
イヤホンでアートを楽しむ
ハサミでガーデニング
自転車でインドアサーフィン

※ どれもデイリーっぽいが、PV低そう

林:
「バナナで家を建てる」を実際にやってみて、このような展開になるとします。
・バナナを集める
・重ねて家にする
・うまく重ならない
・挫折して一旦家に帰る
・バナナをコンクリートで固める方法を発案
・完成
・人の土地だったことがわかってテヘヘヘと頭をかく
この展開で400文字で記事を書いてください。村上春樹風に書いてください。
AI:

バナナで家を建てる
僕はバナナで家を建てるという風変わりな挑戦を始めた。最初は、近所のスーパーマーケットや果物店を回って大量のバナナを集めることから始めた。数百本のバナナを手に入れたとき、僕はバナナを重ねて家を作り始めた。想像してみてほしい、バナナの壁に囲まれた家だ。

しかし、バナナは滑りやすく、形も不揃いで、うまく重ならない。何度も崩れ落ちるバナナの壁を見て、僕は早々に挫折の兆しを感じた。どうしてもバナナは僕の思い通りにならない。そこで、一旦家に帰り、冷たいビールを飲みながら考えた。

次の日、僕は新しいアイデアを思いついた。バナナをコンクリートで固めるという方法だ。これは、バナナの柔らかさと滑りやすさを克服する完璧な解決策だと思った。バナナをコンクリートで包み込むことで、安定した構造が実現し、ついにバナナの家が完成した。

その家は、まるで僕の心の中にあった夢の具現化のように見えた。しかし、完成の喜びも束の間、その土地が他人の所有地であることが判明した。土地の所有者からの指摘を受け、僕は「テヘヘヘ」と頭をかきながら、謝罪と撤去の準備を始めることとなった。まるで村上春樹の小説の一場面のように、不条理でありながらも、どこか心地よい結末だった。

※ 村上春樹風と指示したら本文中に「村上春樹の小説の一場面のように」と入れてきた。似顔絵に名前を書くタイプだ。

林:
バナナで家を建てるのイメージ画像を生成してくれ。
AI:

20240707_001.jpg
なんどかのやり取りの末に生成された画像

この画像のあと、いかにもAIが生成しましたって陰影じゃない画像を生成しようとしたところで使用回数の上限になったのでおしまいです。

記事を書くまでもう少しですね。

今週のデイリーポータルZもだいたい1日3本ぐらいの記事を用意しています。AIダイジェストが変なところを選ぶ前に直接ご覧ください。

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