デジタルリマスター 2023年9月6日

豪華客船と並んで走る(デジタルリマスター)

巨大な客船がやって来る。その名もクィーンメリー2、イギリスの豪華客船だ。

僕がこの豪華な船に乗る機会は一生なさそうなのだが、これを外から見るために別の船に乗ることができたので報告させてください。

それは単なる客船を見るツアーではなく、壮大なライブを見ているような興奮がありましたよ。

2009年3月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

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> 個人サイト むかない安藤 Twitter

でかい船を追っかける

クィーンメリー2は2004年に就航した総トン数15万トンを誇る超がつくほどの豪華客船だ。なんと3000人くらいの乗客が乗れるという。ということは日本一小さな村の全人口が乗れるのだ。

と聞いてもあまりピンとこないか。でかすぎてベイブリッジをくぐれない、と言った方がわかりやすいだろうか。その豪華さから「洋上の宮殿」と称されているらしい。

そんな豪華客船が横浜へやってくるという。それは見たい!

しかしそんなセレブたちの乗った船を岸から眺めるだけなんてちょっと寂しくないか。プライドがじゃまをして素直に見に行く気分になれなかったそんなある日、なんとこの豪華客船を洋上で追跡する、という企画を掲げたツアー会社があった。

追っかけるとなると攻守でいうところの完全に攻めだろう。この船を見るにはこれしかない、と思い早速申し込んだ。

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しかし当日はあいにくの雨。

このツアーはクィーンメリー2が浦賀水道を通過する時間に合わせて横須賀を出港し、そのまま併走しながら朝7時の横浜港入港までついていくというもの。

これだけでも楽しそうなのだが、さらに興味深いのは集合時間が朝4時だという点だ。漁師か。誰がそんな時間に横須賀にいられるのだろうか。もちろん始発もまだ走っていない。

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誰もいないかと思っていたのだが。
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乗船場にはすでに列ができていました。
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みんな雨とか気にしないのだ

2時に起きて徒歩とタクシーを駆使し3時半ごろ現地に着いた。意地だ。誰もいなかったらどうしようかと心配していのだが、なんとすでにたくさんの参加者が乗船を始めていた。雨だぞ、朝だぞ、追うだけだぞ、なのになんなんだこの情熱は。

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晴れたらさぞ優雅だろう。
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かなりの根性を必要とする先頭の2列。

クィーンメリー2を追跡する船は小回りの効く小型のクルーズ船だった。1階2階にキャビン席と、2階にオープンデッキを装備している。キャビン席にはヒーターがあるのだがデッキ席はもちろんのこと吹きさらしだ。

乗るときにサンドウィッチもらった。いや卑屈になることはないな、僕たちは選んでここにいるのだから。

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豪華客船のばか。

出港予定時刻が近づく。実はこのクルーズ、当初4時45分出港だったのだが、2日前に急遽30分前倒しになったのだ。これはクィーンメリー2の来港が突然早まったから。船体がでかいというだけで一般市民の起床時間まで狂わせる豪華客船よ。待ってろ、今から追っかけてやるからな。

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そろそろ出港時刻です。

4時15分、定刻通りに出港した。正直ここに来るまで目指すクィーンメリー2にはなんの思い入れもなかったわけだが、いざ出港してみると長年の宿敵に会いに行くような気合いを感じるのはなぜだろう。やはり雨のオープンデッキは人の心に訴えかけるものがあるのだ。

果たして豪華客船はどのくらいでかいのだろうか。

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もう矢でも鉄砲でも持ってこい。

⏩  豪華客船はどのくらいでかいのか

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