キリンチュロスが気になる
のんほいパークには常設の食事処のほかに、露店やキッチンカーも出ている。
キリンコーナーの前では、キリンの首を丸かじりできるキリンチュロスが売られていた。おいしそうだが、着眼点がなかなかシュールである。
豊橋総合動植物公園のんほいパークへ行ってきた。
旅のしおりを作り、おやつを持って、カラー帽子をかぶりながら。
勝手に修学旅行企画、わたしは愛知県豊橋市にある豊橋総合動植物公園 のんほいパークを目的地とした。
のんほいパークは広大な敷地の中に動物園、植物園、博物館、さらには遊園地まで併設された豊橋市民憩いの場だ。遊ぶだけでなくさまざまな学びを得られるところが、修学旅行先としてもぴったりである。
目的地が決まったら、早速しおりづくりだ。
旅のしおりといったら手書きのしおりを思い浮かべるが、大人なのでGoogleドキュメントの力を借りて作る。
行程や持ち物のほか目的や決まりも載せることで、より旅のしおりらしくなった。
そもそもしおりなんて久しく見ていないし、小学生当時どんなしおりを作ったかまったく覚えていないが、一般的なしおりのイメージと擦り合わせて作った。たぶんこんな感じで合っている、はず。
まだしおりを作っただけなのに、作る前に比べ修学旅行が3倍くらい楽しみになり、気分も高揚した。こんなに楽しいならいっそ旅行以外のイベントもしおりを作ったらいい。買い物のしおりとか、出勤のしおりとか。
あとは当日朝準備するものを持って出発するのみ。
定刻で自宅を出発し、10時過ぎにのんほいパークへ到着した。
風のないぽかぽか陽気で、まさに旅行日和!
春休み中とあって、平日にもかかわらず多くの家族連れでにぎわっている。子どもたちがかわるがわる記念撮影する中に、鉄のメンタルでカラー帽子をかぶった大人が加わる。
のんほいパークは東京ドーム約8.5個分もの広さがあり、これまで何度も訪れているが1日ですべての施設を回れたためしがない。
少々急ぎ足ではあるが、しおりのスケジュール通りまずはお昼まで動物園を楽しもう。
本当に気持ちのいい温かさで、動物たちもまったりモード。
ところどころに設置されている方言で書かれたパネルを眺めながら、あちこち歩いて回る。
ゾウを遠くから眺めていたら、それまで各々のんびりと過ごしていたゾウたちが慌ただしく動き始めた。理由が気になり近寄ってみると、飼育員さんがゾウたちの名前を呼び集めているではないか。
のんほいパークには6頭のゾウがいるが、その中で『チャンパカ』だけ集まりが悪かったらしく「チャンパカ〜チャンパカ〜………チャンパカ〜!!」とチャンパカが連呼されていた。
マンドリルは、木の枝を宝物のように大事そうに持っていた。
そういえば、ライオンキングに出てくるマンドリルも片手で木の枝を持っていたよな。アニメやミュージカルの世界だけでなく、リアルマンドリルも木の枝を持つんだと新たな発見をした気になったが、よくよく考えてみるとリアルマンドリルのほうが元祖である。
記事にするとあっさり回っているように見えるが、動物園ゾーン入り口からマンドリルまでかなりの距離を歩いている。ポケットピカチュウを付けていたら、あっという間に親密度が上がっていたに違いない。
気づけば時間もお昼になった。ここで昼食を取りたい。
のんほいパークには軽食コーナーや本格イタリアンが楽しめるレストラン、展望カフェなど、さまざまな食事処が揃っている。
動物園のフードらしさに惹かれ、軽食コーナーへ吸い込まれるように入った。
軽食といっても作り置きではなくちゃんと注文してから作ってくれるため、できたて熱々の料理を食べられる。からあげ丼にポテからセットというわんぱくメニューになってしまったが、小学生の旅行なのでこれはこれでよしとしよう。
ちなみに、わたしの小学校の修学旅行先は東京観光とディズニーランドだった。ディズニーランドで友だちと食べたハンバーグが心の底からおいしくて、アトラクションやショーよりも「ハンバーグがおいしかった」という記憶がディズニーランドの思い出として残っている。
昼食後は、近くにあった顔はめパネルで再び記念撮影を楽しむなどした。
この顔はめパネルは園内東側のエリアにあり、同エリアには大温室や熱帯植物室などが立ち並ぶ植物園ゾーンもある。
多種多様な植物を眺められる植物園ゾーンも大好きなのだが、しおりの時間厳守で行動するためこの日はカット。残す遊園地ゾーンと博物館ゾーンを優先した。
のんほいパークは敷地が広い上に見どころが満載すぎて、どこもじっくり見て回るためには園内に1泊したいくらい(宿泊施設はありません)
植物園ゾーンに後ろ髪を引かれつつ、隣にある遊園地ゾーンへ向かう。
おなかも満たされたところで、続いては遊園地ゾーンだ。
午後は自由行動の時間。買い物の時間までできるだけ多くのアトラクションで遊びたい。
遊園地ゾーンの中で一番胸が躍ったのは、小型乗りもののコーナー。
子どもの頃近所にあったスーパーのゲームコーナーに設置されていた小型乗りものを見つけたのだ。
おこづかいを握りしめ、弟とわくわくしながら乗りに走った幼い頃の記憶が蘇る。よく投入したお金が詰まって店員さんを何度も呼びに行ったのも、今となってはいい思い出だ。
たくさん遊んだところで次はおやつタイムだ。旅行におやつは絶対欠かせない。
今の小学生はわからないが、わたしの薄い記憶をたどると遠足や旅行のおやつは100円が上限だった気がする。ということで、前日にスーパーで100円分のおやつを調達してきた。
いまだ奇跡の10円台をキープしているうまい棒を2本、おやつ枠でありつつ食事と言っても過言ではないビッグカツ、そして友だちと盛り上がること間違いなしのプチプチ占いチョコというラインナップ。我ながらかなりハイセンスな編成だ。
とはいえお菓子も値上げ値上げの物価高の今、100円以内でおやつを選ぶのは想像以上に難しかった。さすがにおやつの上限金額も上がっているのか?昨今の事情が気になる。
おやつを食べながら、小学校の頃仲がよかったMちゃんが当時は100円以内で買えたプッカを旅行のおやつに持って来て、そのおいしさに衝撃を受けたことを思い出した。
わたしが持参したおやつとトレードしてプッカをくれたはずだが、プッカは今で言うところの“レートが高い”おやつだっただろう。
それ以来、ことあるごとに親にプッカをねだって買ってもらうようになった。旅行先で友だちと食べるおやつタイムは、新しいおやつに出会う貴重な機会でもあったのだろう。
あっという間に帰りの時間が迫ってきた。出口への集合時間まであと30分。
駆け足で博物館ゾーンへ向かい、残りの滞在時間で野外恐竜ランドとお土産コーナーを回る。
野外恐竜ランドには木々が生い茂る森の中に10体もの恐竜模型が設置されている。大きさも申し分なく迫力満点で、子どもはもちろん大人も恐竜との写真撮影を楽しんでいた。
のんほいパークでは夏の期間ナイトズーやナイトミュージアムも開催されており、わたしも昨年初めて訪れた。夜の独特な雰囲気の中博物館や動物園を見て回ることができとても興奮したので、今年も開催されればぜひ訪れたいと考えている。
夜の野外恐竜ランドは、昼間以上にドキドキ感が増しそうだ。次回への楽しみも増えた。
そして最後に、出口のすぐ手前にある小さなお土産コーナーに立ち寄る。
店内には動物のぬいぐるみや箱菓子、おもちゃや文房具など、小学生が目を輝かせそうなお土産がズラリと並んでいた。
自分用に1,000円という上限を設けお土産を探したが、おやつと同様設定が厳しすぎたかもしれない。
ささやかなお土産だが、これまで何度も訪れているのんほいパークへのお出かけが少し特別なものに感じられた。身近な場所で自分用のお土産を買うという、新たなエンタメを見つける。
少々急ぎ足だったものの、しおりのスケジュール通りのんほいパークをめいっぱい楽しみ帰路に就いた。天候にも恵まれ、まさに修学旅行らしい1日を満喫した。
のんほいパークには常設の食事処のほかに、露店やキッチンカーも出ている。
キリンコーナーの前では、キリンの首を丸かじりできるキリンチュロスが売られていた。おいしそうだが、着眼点がなかなかシュールである。
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