メルカリで買った戦前の修学旅行ガイドブック
みなさんはメルカリ、使ってますか。
私はメルカリですっぽんの甲羅や立川談志師匠のようなヘアバンドを購入したり…日々お世話になっております!
そして先日、
これは、三省堂が昭和14年(1939年)に発行した、定番の修学旅行先の情報を紹介したパンフレット。
つまり、戦前の関東への修学旅行の雰囲気がわかる一冊・・・!
(『関東東北修学旅行の栞』三省堂旅行案内部編、1939年、「東京市中央部地図」、赤字・青字は唐沢による追加)
(『関東東北修学旅行の栞』p31、p48、傍線は唐沢による追加)
湘南や伊豆など、今でも人気なスポットが多数。のめり込んで読んでいると、電車とバスを使った東京一日見物のモデルコースが。お、これ試してもいいかもな。
(『関東東北修学旅行の栞』p3)
ほ、ほんとうに「一日見物」!?
目を疑いました。たった1日で12カ所巡るように書かれています。太字以外のところも見ると、65もの施設の見物をおすすめしています。売れっ子歌手の移動量・・・!
あくまでモデルコースではあるので、実際にこの行程を踏んだ学校があるかどうかはわかりません。ただ、
(『関東東北修学旅行の栞』p4、傍線は唐沢による追加)
この時代、「いっぱい巡るんや」というガッツは確かにあったみたいです。鉄道もバスも普及して、以前よりスピーディーに移動できるようになった背景もあるのでしょう。
そういえば、「戦前の修学旅行はスケジュールがめちゃくちゃタイトだった」と本で読んだことがあります。なんか気になってきた・・・!
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戦前の東京修学旅行チャレンジ、スタートです。
9:00 東京駅集合
今回の修学旅行は、仲良しの四谷くんとの2人連れ。東京駅集合の時間である9時直前に四谷くんからLINEが。
初っ端からたちこめた暗雲でしたが、9:15ごろになんとか丸の内南口改札で落ち合うことができました。
そうなんです。冊子には「約8時間」というようなことは書かれているのですが、本当に時間内で周れるのかどうかは未知数。今回はあえて綿密にスケジュールを立てずに挑みます。
ガイドブック通りに、
(『関東東北修学旅行の栞』「東京市中央部地図」、赤線は唐沢による追加)
皇居の中にがっつり入らず、南のりんかくをさら~っと撫でていくコースでした。
10:00 桜田門-明治神宮へ移動開始
皇居をフェザータッチしただけとは言いつつ、写真撮影したり、案内札を読んでいたりしたらいつのまにか1時間経過。あやしい滑り出し・・・!
はやく次のスポット明治神宮に行かなければ・・・!
案内を見ると、
(『関東東北修学旅行の栞』p3、傍線は唐沢による追加)
(『関東東北修学旅行の栞』p3、傍線は唐沢による追加)
(『電車バス案内』(部分)、東京市電氣局、1938年8月、東京都立中央図書館所蔵、 赤丸は唐沢による追加)
戦前の修学旅行チャレンジ、開始まもなく「時の流れ」に阻まれました。
10:35 明治神宮到着
(あとで冷静になって調べると、桜田門からちょっと歩いて霞が関駅に行き、千代田線に乗って明治神宮前〈原宿〉駅で降りればかつての市電に近いルートだったが、どうせ地下だし車窓からは名所が見えなかった)
交通手段においてはすでにモデルコースから足を踏み外していますが、目的は12カ所すべて見物することです!
決意を新たにしながら駅から歩き、
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雨の中、傘を片手に参道を歩きます。この「雨天決行」ぶりが修学旅行っぽい。
そのスポットの歴史をあじわいつつも、結局友達と好きな漫画の話をしちゃうところなんか、かなり「修学旅行」してました。

