ここからが本題です
今日はういろう好きのみなさんに、それぞれの地方に存在するういろうを持ち寄ってもらった。
みなさん、ういろうは好きですよね!
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今回会場にお越しいただいたういろうは以下
山口、愛知、宮崎、三重、小田原、岐阜、徳島
実に7県からういろうが集まった(この他にも神戸や京都にもあるようですが、今回は予定が合わず不参加に)。
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僕もういろうで育った身として、他の地域のういろうを否定しようという気はまったくないし、むしろ他のういろうも食べてみたいと思っている。食べた上で、やはり愛知のが一番ならそれでいいし、他のが美味ければ気を悪くするだけのことだ。
まずは推しういろうのプレゼンから
今回の対決では、ういろうを食べ比べる前にそれぞれの推しについて、その良さをプレゼンテーションしてもらうことにした。ういろうについてはそれぞれに言いたいことがあるに違いないのだ。少なくとも僕にはある。
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まずは率先して僕からである。推すのはもちろん愛知のういろうだ。
愛知のういろう
愛知では青柳ういろうというのがメジャーブランドで、アパレルでいうところのルイヴィトンとかシャネルあたりに位置すると思っているのだけれど、その青柳ういろうの中でも「生ういろう」というのが存在する。
それがこれだ。
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ういろうは蒸されているので何をもって生と言っているのかわからないのだけれど、おそらく日持ちするよう真空パックされたものが通常版で、真空パックされていないのが生ういろう、ということなんだろうと思う。
生ういろうはだいたい賞味期限が2日くらいしかないので、僕はこれを前日の夜に名古屋まで買いに行った。なぜそこまでするのか、それは生ういろうが美味いからだ(あと愛知のアンテナショップが都内にないから)。
ここで少し名古屋のういろう事情についてお話したい。
名古屋のお土産物売り場に行くと4分の1くらいがういろうである。あとはえびせんべいときしめんと味噌味の何か、だいたいそんな感じだ。
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そんな名古屋のういろうだが、ここ最近かなり進化してきているなと思っていた。
たとえばこちら
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ういろうは冷やして食べると美味いと思っている人も多いかと思うが、実は硬くなるのであまり冷やしてはだめな食べ物なのだ。これ知っておくだけでも友だちに自慢できるので覚えておいてほしい。
しかし食べる直前に冷やしたういろうはたしかにうまい。そこで最近は、冷やしても硬くならないういろうが開発されている。ういろう、日進月歩である。
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見た目はもはや高級和菓子である。ういろうの、「おいら原材料まるだしっすわ」みたいなやぼったさがない。
しかし食べてみるとこれがなるほどうまい。
水ういろうというだけあって普通のういろうに比べて水分が多い。そのためか冷やしても硬くならず、ぷるんぷるんしている。味のうすら甘さは確かにういろうのそれだが、なにしろ姿がしゃれているではないか。森で前から歩いてきたらういろうだと気づかずに通り過ぎるだろう。
もう一つ進化したういろうを紹介する。
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わらびういろは名前のとおりういろうとわらび餅とのハイブリッドである。きな粉と黒蜜が同梱されていてわらび餅みたいにして食べる。そこまでするならわらび餅でいいんじゃないか、と言う人もいるかと思うが、そこまでして愛知の人はういろうを食べたいんだな、という見方もできる。そしてこれも最高にうまい。
名古屋ではこれらの商品を筆頭に、毎日ういろうが飛ぶように売れている。
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どうだろう。おらたち愛知からういろうを取り上げないでけれ、という思いを込めたプレゼンであった。疲れただろう、ういろうでもどうぞ。
宮崎のういろう
続いて宮崎のういろうである。
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宮崎のういろうは九州出身で、この前宮崎に取材に行っていた地主くんに解説してもらった(南国の雰囲気が漂い、馬が走り、他の神が微笑む宮崎を旅する)。
ここからは紙面の都合でとばしていきます(ずるい)。
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記事の中で地主くんは
「とにかく柔らかい。ヤマト糊が奇跡的に形になったみたいな感じだ。」
と書いている。その柔らかさにはたしかに興味がある。
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小田原のういろう
次は元祖を主張している小田原ういろう。
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どのプレゼンターも自分のういろうが一番であると言い張って譲らない。その熱意はこの後の食べ比べにどのくらい影響を与えるのか。
徳島のういろう
続いて徳島の阿波ういろう。
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阿波ういろうに限らずういろうなら全部好き(箱推し)であるという編集部古賀からは「これから全部食べて判断する」という気概が見てとれた。会場で「ういろうの食べ比べなのに他の編集部員はなぜ来ていないのか」と詰められたが、みんなそれぞれに忙しいからだと思います。