普段から料理が好きな人の発想
パリッコさんはいままでの記事を読んでいても料理好きなんだろうなーって伝わってきますよ。
料理はもちろん好きですが、普段作るのは、料理というほどのものでない、そのとき食べたい簡単な晩酌のつまみくらいですよ。
たとえば最近どんなの作りました?
最近だと、記事でも書いてましたが安い鶏の手羽肉をホットサンドメーカーで焼くだけみたいなのは多いですね。
納豆にあれこれ薬味や冷蔵庫にあるものを刻んで混ぜるだけとか。あと最近、ネギトロを買ってきて、たくあんを細かく刻んで混ぜる「とろたく」をけっこう作ってるかも。
料理が好きな人ってどうやったら簡単に美味しい物ができるか知ってますよね。
そうかもしれないですね。そういう、一口の最小単位が小さくて、ちびちび長くつまめるような物は好きですね。
これまでの記事の中で作ったものでいちばん美味しかったこれ!って覚えているのありますか?
やっぱり断然「酒蒸し」なんですよね。
酒蒸しはなんでこんなにってくらいに、簡単で美味しいです。酒を使った料理で、やっぱ鶏もも肉は大定番なんですけど、続編の「酒蒸し法・ザ・ネクスト」の中で試した、鮭の西京漬け(さけのさけづけ)の炊き込みご飯で、水の代わりに酒で炊く、名付けて「さけごはん」。これも印象に残る美味でしたよ。
じゃあ逆に(これはあまりお勧めではないな、、)というものがあれば小声で教えてください。
楽しんで書かせてはもらってますけど、別にすごく美味しいってわけではない、みたいなものもありますね。例えばチャーハン寿司とかは、まずいわけではないけれど、それよりも理解が追いつかなくて混乱する、みたいな味でした笑
1月はホットサンドメーカーの記事が大人気でした。ホットサンドメーカーはあの後も使っていますか?
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ホットサンドメーカーは今でもまじで使ってますね。ただ、もうあれこれ工夫をしようってことはなくて、シンプルに肉を焼くことがいちばん多いです。
記事で素直にホットサンドを作ってみたらびっくりするほど美味しかったんですけど、やっぱり酒飲みなんで、ああいうがっつりした主食を食べるシーンというのがあまりないんですよね。
ホットサンドメーカーで失敗とかってないんですか?たとえば焦げ付いて中身がボロボロになるみたいな。
失敗に関しては今のところ一切ありませんね。ただそれは、表面のコーティングがまだまだ強力という理由が第一に考えられるので、今後使い込んでどうなるかはわからないけですが、まぁ、1000円そこそこの道具なので、そうなったら素直に買い換えると思います。
あとは構造上というか、強火でじゃーっと炒めるというより、弱火で蒸し焼きにする感じなんですよ。なので、割とほっといても焦げつく系の失敗は少ないと思います。
あの記事を読んでたくさんの人がホットサンドメーカーを買ったんじゃないでしょうか(あの記事は広告ではないので、パリッコさんにホットサンドメーカーのメーカーからお金が渡っているわけではありません)
ホットサンドメーカーの売り上げに関しては、僕ではなく、僕が記事の中で影響をうけたと書いた、、リロ氏(@ly_rone)さんという人の影響で間違いありません。
かくいう僕も、リロ氏さんの「僕が使ってるのと同じホットサンドメーカーがセールになってます」みたいなツイート見て買いましたから笑。影響を与えてる側じゃなくて、受けてる側ですね。
ここまでホットサンドメーカーを持ち上げまくっておいてあれですが、じつは焼かない方が美味しかったな、みたいなものってありましたか?
ありますね。基本的に完成されたお弁当や料理は、焼かないほうが美味しいと思いますよ。シウマイ弁当なんてそれの最たる例でした。
記事にも「冷たい状態での完成度が高い」って書いてましたもんね。
そうなんです。あれは冷たい状態で食べることを計算されつくされているんですよね。クオリティーの高さが圧倒的です。天丼やマックなんかも、これはこれで美味しいなっていう、毎回じゃなくて、たまに気分を変えてやるからおもしろいくらいの感じですかね。
あとはやっぱり、アウトドアなんかに持っていって、メイン料理のバーベキューの火のすみっこを借りてあれこれ焼いてみる、みたいな遊び方が楽しいと思います。
なるほど、余興的に味というか食感を変えてみる、みたいな感じですね。
そうそう。こないだ高尾山に登ったんですけど、山頂でおにぎり弁当をホットサンドメーカーで焼きおにぎりにしたんですけど、あれは感動的だったなー。
ただのおにぎり弁当が感動の味に!
ただ、山頂って、カップヌードル食っても感動しますからね笑。
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ここから雑談
ところで前にパリッコさんに会ったときに、うちの近所に赤ちょうちん出してるお店があるんだけど怖くて入ったことがない、という話をしたら「どうして行かないのか」と責められたのを思い出しました。実はまだ怖くて入っていません。
責めてしまいましたっけ?すみません……。
いえいえ。なかなかほら、怖いというか、入る勇気がなくて。
怖いっていう気持ちはわかるんですよ。僕も昔そうでしたし。じゃあなぜ大丈夫になったかといえば、「慣れ」でしかないんですよね。
慣れるもんですか。
慣れます。僕だってまったく自分と縁がない店、例えば「良さそうな『ネイルサロン』を見つけてひとりで突入してこい!」って言われたら、足ガクガクになりますもん。
ネイルサロンは、はいそうですね。
それって、予測ができない怖さなんですよね。「いくらくらいの金額がかかるのか?」「どうやって注文したらいいのか」「暗黙のルールを守れなかったら、おこられたりバカにされるんじゃないか」。でも、自分が爪を輝かせたいと思っているのだとしらら、つまり入ってみたいと思えるジャンルの店なら、いずれ勇気を出して入るでしょう。つまり、興味があるなら踏み込めばいいし、そうでなければ無理することはないんです。
なるほど、ちょっと勇気が出てきた。
店先に赤ちょうちんがぶらさがっているような古びた大衆酒場に関していえば、まずあまりにも法外な値段を請求されることはありません。お店独自のしきたりや注文方法があって、それを知らなかったとしても「初めてなんで教えてください」という気持ちで臨めばいいだけ。それで「帰れ!」って言われるような店はさすがに聞いたことがありません。
僕みたいにチェーンの居酒屋からステップアップを狙っている人に、なにかコツとかあれば教えてください。
なるべく低姿勢な感じを出しつつ「○人なんですけど、入れますか?」なんて聞きながら入るのがいいかと思います。まずは先輩や、そういうのが得意な友人などと一緒に行くのはぜんぜんありだと思いますよ。お声がけいただければ、僕で良ければいつでもお供します!
パリッコさん、ありがとうございました!今度ぜひついてきてください!