ライター:林雄司
第1回:常に女優ライトをあててくれるフェイスシールド
第2回:耳を増やす
第3回:顔が大きくなるフェイスシールド カラー版
第4回:時空の裂け目に飲まれたい
反射しない布はバグのように見える
2月に取材した光陽オリエントジャパンが反射しない黒い布を販売している。(取材記事はこちら→世界一黒い車)
ここの無反射植毛布は黒というよりも、そこだけ世界から抜けてしまったように見えるのだ。

作業中のようす
表面にはベルベットのような短い毛が生えていて光を反射しない。黒光りという言葉があるように、黒って反射してしまうんですよね。
ちなみに光陽オリエントジャパンは真っ黒い塗料も売っていて、こちらはきだてさんが記事にしている。(真っ黒すぎる塗料で脳がバグる)
つくづく真っ黒が好きなサイトである。

時空の裂け目っぽい台紙に貼り付けて切り抜く

時空の裂け目登場
景色の中に真っ黒な部分があってデジカメが壊れたようだ。ではこの裂け目をエンジョイしてみよう。

住宅街に時空の裂け目登場

へー、これが時空の裂け目か〜
黒さは素晴らしいのだが、100%裂け目っぽく見えないのは持ってるからかもしれない。
時空の裂け目は素手で持ってはいけない。ハンダゴテと同じだったのだ。

丸バージョンも作ってみたが、やっぱり持っていると表情も曇る。
解決策は穴をあけること
時空の裂け目であるからには手ぐらい飲み込まれていたい。そして別の世界で手だけ出てきて人を叩いたりするのだ。
そこで穴をあけてみた。するとこれだけでぐっと奥行きが出た。

映画の冒頭で「こんなもの怖くないぜ」と死亡フラグ満載のセリフを言って近づいた人だ。

時空の裂け目に見えると思うと顔芸も堂々としてくる。かたや自信がないときのようすがこちら。

しかし時空の裂け目(の板)に穴があいていれば自信満々だ。


時空の裂け目に手を突っ込み放題の板、これも大垣ミニメイカーフェア、デイリーポータルZコーナーで展示する予定だ。だんだんトリックアートミュージアムのようになってきた。
大垣ミニメイカーフェアまであと0日。
Ogaki Mini Maker Faire 2020
2020年12月6日(日)10:00 〜 16:00
岐阜県大垣市加賀野4-1-7ソフトピアジャパンセンタービル
https://www.iamas.ac.jp/ommf2020/
時空の裂け目の撮影のようす
無反射植毛布 400mm x 950mm 光陽オリエントジャパン
