特集 2022年6月25日

終電・土手・カレー 思い出の場所を案内してもらう~元住吉・日吉・綱島 地元もてなしツアー

中学生の頃から神奈川県に住んでいたというDPZライター、りばすとさんに地元を案内してもらうことになった。

具体的には、中学生から大学卒業後しばらくまでの約12年間過ごした「東横線沿線、元住吉・日吉・綱島」の3エリア。
お昼頃から出かけて、日が暮れる前に帰る。散歩気分でゆるりと楽しめるコースだ。

「純粋にオススメの場所です!」と言っていたので、りばすとさんと出かけたつもりでご覧ください。

愛知県出身、東京都在住のデザイナー。イラストを描き、写真撮影をして日々を過ごす。
最近は演劇の勉強に熱中。大きなエビフライが好き。

前の記事:未来の看板料理?まかない情報集めました

> 個人サイト 梅ログ

人気企画・地元もてなしツアーとは

地元の気に入っている場所、とっておきの場所を案内しあう記事企画です。第2回はりばすとさん、米田梅子さんの組み合わせです。
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案内する人:りばすと
案内する場所:元住吉・日吉・綱島
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案内される人・執筆:米田梅子

逆の米田さん案内パターンは明日(6/26)掲載予定 

どうぶついっぱい元住吉

最初のエリアは元住吉。ツアーは元住吉駅構内での待ち合わせから始まった。

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今回案内してくれたライター、りばすとさん。
「地元案内というのは気合が入りますね!」と言いながら少し遅れてやってきた。

「立派な駅でしょう。昔はこんなんじゃなくて、もっと小さい駅でした!」
大きくなった地元駅自慢を聞きながら、駅を出る。

まず目に入ったのが商店街の街並みだ。
下町らしい、ごく普通の商店街……かと思いきや、かわいい動物のモチーフがあふれていた。

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案内板を見ると、ネコとニワトリ……?
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ロバに犬……
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B・R・E・M……ブレーメン!
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銅像に音楽隊!
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ビルの装飾に音楽隊!
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店頭に!
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道路看板!
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もちろん(?)アーチにも!

かわいい〜〜
あちこちに動物モチーフがあり、思わずりばすとさんそっちのけで写真撮影に集中してしまった。

この商店街の名前は「ブレーメン通り」。
ブレーメン通りは、正式にドイツ・ブレーメン市との交流がある商店街らしい。
時期によってはドイツ関連のお祭りが行われることもあるそう。おしゃれ〜。

「ブレーメンの音楽隊」をただ使っているのではないというわけだ。

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「特別思い出がある場所というわけではないんですが、ここはとにかく昔からよく歩いている道です。実家に帰ってきたぞ!って感じがします。」

通りに並んでいる店のラインナップは、スーパーやお惣菜屋さん、カルディやコージーコーナーなど。イマドキな雰囲気の雑貨屋さんもある。

地域に根付いたお店から、あるとうれしいチェーン店まで揃っていて、元住吉を出なくても一生暮らせそうだ。

「商店街自体は昔からあるんですけど、数年前と比べても風景がどんどん変わっています。今日初めて見たお店も多いです。」

「ただ建物自体は変わらず、昔なじみの風景が残っているところも多いですね」と建物や路地を指差しながら歩くりばすとさん。

本人にとってはよく知った道なので当たり前なのだが、その言い回しと、的確に昭和・平成の香りが残るポイントを指し示す姿はエスパーのように見えた。 

動物さんたち大集合なドーナツ屋さん

第一のオススメポイントに到着。ハーメルン通りにあるお店だ。

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看板に「イクミママのどうぶつドーナツ」と書いてある。

垂れ幕に印刷されているのは、デフォルメした動物の形のドーナツ。テレビやSNSで話題になっているのを見たことがある。

いつか利用してみたいと思っていたお店だ。急に連れてこられてびっくりした。うれしい。

「元住吉といえばコレ!東京にも出店していますが、この店舗が本店なんです。地元でお土産を買うときは、かならずここのドーナツを買います。かわいいので。」

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イクミママのパネルと一緒にドーナツポーズ。(私がやらせた)

 動物型のドーナツで話題になった店だが、今は有名なキャラクターとコラボしたドーナツを売っていることもあるそう。

特に人気な作品だと開店5分で売り切れたり、予約が必要だったりと、かなり売れているとか。お菓子界のPS5と言ってもいいだろう。

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そんな話をしながらドーナツを購入。

 実物を見る前は「どれもかわいいんだから、何を選んでも同じでは?」と意地の悪い気持ちがうっすらあったが、いざドーナツが並んだ商品棚を前にしたら可愛過ぎてなかなか選べなかった。

種類ごとに味も異なっていて余計に決められない。「かわいい」と「おいしそう」。情報の洪水が発生している店だった。

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悩んだ末に筆者は、お店の人気ナンバー1「こねこのミケ」 (ホワイトチョコ)を選んだ。
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りばすとさんは、「タイガー」 (かぼちゃチョコ)をチョイス。
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かわいい、そしてうまーい!

小ぶりだが、生地の密度が高く食べ応えがある。保育園のおやつででてきそうな、素朴でやさしい味わいだ。これは人にあげたい。

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耳はアーモンドで表現されていた。芸がこまかい。
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日吉に向かう道中 おもいでスポット

ブレーメン通りを外れて南に進み、日吉駅を目指す。この道中にも、りばすとさんならではのスポットが点在している。

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電車の車両基地が現れた。東横線車両が並んでいる。
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真正面から見る電車、迫力がある。

電車好きな子供が喜びそうな場所だな、と近づいたら、案の定幼稚園児くらいの男の子が文字通りフェンスに貼りついていた。

りばすとさんも電車が好きでここを案内してくれたのかと思ったが、違った。
「東横線の終電は上下線ともに元住吉なので、飲みにでかけても終電ギリギリまで酒が飲めます。
帰りの電車でうっかり寝てしまっても乗り過ごす心配がない。そういう意味でオススメです。」

東横線沿線でギリギリまで酒を飲みたい人は元住吉に住もう。

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次は、在りし日のりばすと少年の大冒険の舞台、矢上川。

「この川沿いを進めば海に辿り着くのではないかと考え、海を目指して歩きました。中学か高校の頃です。その時は一時間半くらい歩き、綱島で力尽きたんですが。」

綱島までというと、二駅ぶんしか歩いてない。
「実際のところ、この地点から海までは30kmほど。あの時はあきらめたけど今ならいける」とドヤ顔で言われた。

後日GoogleMapで調べてみたところ、矢上川沿いから海へ出るまでの距離は30kmではなく約10km程度だった。これ当時でも行けた可能性あるな。

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ニュータンタンメン 日吉仲の谷店。川崎名物「ニュータンタンメン」と、焼肉が一緒に食べられるレアな店

「サークルの仲間とよく来ていた店です。過去にDPZの記事で取り上げられたことがあります。ライターになりたかった頃に読んで、知ってる店が出てきたんでびっくりしました。」

※該当記事:めちゃ辛なローカルフード「ニュータンタンメン」を知る

日吉でお昼ご飯を食べると聞いていたので、ここで食べるのかと思ったが、そうじゃないらしい。

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日吉駅(画像右)を突っ切って商店街へ。左の建物は慶應大学。

「泥酔した状態でがんばって歩いていたら、慶応生に応援されたことがあります。」

日吉駅は慶應大学最寄り駅。大学前の商店街ということもあり飲食店がたくさんある。
そんなエリアで昼食をいただく場所として連れてこられたのが、こちら。

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「HI,HOW ARE YOUです。」
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「HI,HOW ARE YOU」という店名のカレー屋さん。

急に英語で気分を聞かれたと思った。

「HI,HOW ARE YOU」は、りばすとさんのオススメ店でもあり、ライター ほりさんが好きなお店。実際は、ほりさんのほうがよく利用するのだとか。
(りばすとさんとほりさんは、大学生の研究室の先輩・後輩である)

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ビルの階段を上がった先にある出入り口

店舗のドアを開けると、複雑なスパイスの香りに包まれた。
おいしいカレーへの期待と同時に、絶対うまいと言わせる気迫を感じる。

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卓上に置いてあったメニュー表の一部。ほとんど大辛か激辛。辛さの基準が飽和している。

 説明文からかなり辛いことが伝わってくる。でもカレーは辛いほうがうまいので問題ない。
「中毒者続出」の一文を見て、「チキチキキーマ」を注文した。辛さは「大辛」とある。

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チキチキキーマ(パクチー抜き)食材のコントラストがかわいい。

 食べてみると、唇から胃のあたりがほんのりあたたかくなる。山椒の香りがするうまいチキンキーマだ。

思いのほか辛くない……かと思ったが、時間差で刺すような痛みに襲われた。勝手に涙が出て、目頭が熱くなる。でも、スプーンを止めたくない。

箸休めにミックスベジタブルを口に含むと、一瞬口の中に甘くて冷たいオアシスが生まれた。
辛さとのギャップがすばらしいカレーだった。

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りばすとさんは、「パキスタン家庭風カレー」を注文。
もくもくと食べ進めるなか「思ったより辛いな……。」と初めて来た人みたいな感想を漏らしていた。
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綱島 鶴見川でまったり

カレーで膨れたお腹をさすりながら、日吉駅から電車で一駅。綱島まで来た。
「最後は、中・高・大学の頃に通っていた思い出の場所です。」

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綱島駅を出て、人通りの少ないエリアへと進む。
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りばすとさん「この先です。あー、もう見えてますね。」
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「ここです。」住宅街のなかに、突如あらわれる階段、そして土手。ゲームみたいな立地だ。
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ここは鶴見川河川敷。橋梁がかかっており、ときおりガタンゴトンと電車の走行音が響く。
ミュージシャンの「ゆず」が曲に書いていそうな、穏やかな雰囲気。
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本格的なバーベキューをしている人たちや、ジョギングしている人がたくさんいた。

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「暇なときに、よく一人で来ていました。ここまでの道の途中、曲がったところにあるブックオフで漫画を買って。」

普段の会話から推測するに、読んでいた漫画はNARUTOか刃牙、もしくはジョジョだろう。

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「この土手で寝っ転がるのが最高なんです。」

青春漫画のキャラクターみたいな暇のつぶし方だな。
この日は草が伸び放題になっていたので追体験は無し。
りばすとさんは残念そうだったが、私は虫が大の苦手なので、残念がるフリだけした。

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奥のほうにアスファルトで寝ている人がいた。あんな感じ?

 中学から大学までとは結構な期間。ただくつろぐためだけに来ていたと考えると相当好きな場所である。

他にこの場所にまつわる思い出は無いのかと聞いたが、特に無いといった反応であった。

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「ただこの河原が好きなだけです。川の向こうのことはわからない。ただラウンドワンがあった気がする。」

 こうして川を眺めつつ、企画とは特に関係ないスパイダーマンのゲームの話をして解散した。

元住吉から日吉、そして綱島。渋谷から電車で20分ほどのエリアだが、都会過ぎない空気感でのんびり楽しめた。
今度はりばすとさんのマネをして川沿いを歩くのもいいかもしれない。


知ってる人でも思いもよらない面がある

りばすとさんとはライターになる前からの友人だが、知らない話がたくさん聞けて新鮮だった。
かわいいドーナツをお土産に選んだり、地元ではかなりお酒を飲んでいることなど、よく会う人物でも、知らない面を持っているということを再認識した。他の友人・知人ともやってみたい。

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たのしかったです。(やらされた やるぞ!ポーズ)

 

 

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