小出し記事「型抜きをズルせずマスターしたい!」
ライター:ほり
第一回:始まりは居酒屋での敗北だった
第二回:はじめの一歩
第三回:人生初の型抜き成功
第四回:かなり上達した
第五回:悟りの境地
※小出し記事は書けたところから即、小出しに公開する連載企画です! Twitterをフォローしていただくと、続きが公開されたときにお知らせします↓
Follow @dailyportalz型抜きをマスターしたい
居酒屋の型抜きに挑戦し失敗した私は、型抜きをマスターすることを決意した。そのために、Amazonで200枚の型抜きを購入したのであった。
左側が「易しいタイプ」で右側が「難しいタイプ」。価格は1枚あたり約9円である。居酒屋で挑戦したときは1枚100円だったので約1/10の値段だ。その代わり成功しても何の景品もない。
さていよいよここから修行が始まる。
ノギスを買った
いよいよ練習!……とその前に一つ自慢させてほしい。ノギスを買ったのだ。
どうして買ったのかというと、型抜きを攻略するためだ。いろんな部分の厚さや幅を計測して戦略を立てるのに役立てる。
とりあえず型抜きの厚さを測って満足した。今のところ具体的な使い道は思い浮かんでないが、きっとそのうち役に立つはずだ。
まずは肩慣らしから
さて、いよいよ練習開始。といってもいきなり型抜きをするのではない。野球の練習でキャッチボールから始めるように、水泳でバタ足から始めるように、まずは簡単なものから始める。
例えば、発掘恐竜チョコでは、土台の茶色のチョコの上に、化石の白いチョコが載っている。化石部分を損傷しないように土台を慎重に削って行く。溝こそないものの動作としては型抜きと同じだ。
このお菓子考えた人は天才だと思う。全部チョコなのに遊べる。失敗したら悔しいのでまた買いたくなる。これはすごい。
話がそれましたが、いよいよ次こそは型抜きを使って練習します。
今まで通りノーマルに攻める
さて、本当にいよいよ型抜きを使って練習する。当分は「易しいタイプ」の手前から順番に練習しようと思う。200枚のうち記念すべき最初の一枚はこちら。
これは何だろう。そういえば型抜きって絶妙に分かりにくい形をしていることがある。これは……、けん玉?真相はわからないがけん玉ということにする。
まずは今まで通りノーマルに攻める。まずは安全そうな下から慎重に。
いつ死ぬかわからないので頻繁に途中経過を撮影しようと思っていたのだが、2刺し目でズバッと割れた。右下に針を刺しただけなのに右側の溝が全部割れてくびれ部分が割れた。むずい。
まずい。居酒屋でやったときよりも圧倒的に下手だ。1回100円と1回9円では心理的な重みが違うのかもしれない。確かに、居酒屋でやったときほどの緊張感がなかった。これはメンタルのスポーツだ。
教訓を生かそう
そういえば、「型抜き」については当サイトで過去に乙幡さんが挑戦している。当時はルーターと呼ばれる工具を使ってズルをして攻略しようとしているので、今回はズルなしで成功することを目標にしている。しかし、驚くべきことに当時乙幡さんは工具を使うというズルをしたにも関わらず、一度も成功せずに終わっている。
乙幡さんが挑戦していた型抜きはどうやら「難しいタイプ」のようだが、それにしてもこれは大変なことである。手芸を得意とする乙幡さんと比べ私ははるかに不器用なうえに、ズルをせず正攻法で挑もうとしている。冷静に考えて、私が型抜きに成功するはずがないのである。
こうなったら質と量で挑むしかない。とくに質だ。型抜き一枚一枚、常に成長の糧としたい。そこで、記録を付けることにした。
青色は意図通りに割れた箇所、赤色は意図せず割れた箇所である。コメントには敗因と教訓を含めることにした。
記録を付けるために原型の型と割れ方をペイントツールで描くのだが、これがけっこう時間がかかる。型抜き5分、記録10分といった具合である。型抜きと記録の1セットで、型抜き(記録なし)が3回できてしまう。
しかしここは質を大事にすることにした。一歩一歩着実に成長していこうではないか。
次回からどんどん練習していきます。
小出し記事「型抜きをズルせずマスターしたい!」
ライター:ほり
第一回:始まりは居酒屋での敗北だった
第二回:はじめの一歩
第三回:人生初の型抜き成功
第四回:かなり上達した
第五回:悟りの境地
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