広告企画 2020年9月17日

今しか見られない東京を見に行く~地元の人頼りの旅in東京都~

ここも東京。

東京で長いこと仕事をしていても、職場とその近くの飲食店、それから取引先近くの公園やコンビニくらいしか僕は東京を知らない気がする。

休みに遊びに行くのも(行っていいのかな?)なんて考えてしまうのなら、今はむしろ近場を見ておくべきなんじゃないか。今まで行ったことのなかった東京を、詳しい人のおすすめに頼り切って観光してきました。

前回:今の東京を楽しもう

※これまでいろいろな場所で取材をした記事を読めば誰もが知ったかぶりできるはず。「知ったかぶり47」は、デイリーポータルZと地元のしごとに詳しいイーアイデムとのコラボ企画です。

行く先々で「うちの会社にはいないタイプだよね」と言われるが、本人はそんなこともないと思っている。愛知県出身。むかない安藤。(動画インタビュー)

前の記事:今の東京を楽しもう~地元の人頼りの旅in東京都~

> 個人サイト むかない安藤 Twitter

旅は日本橋から

前回にひきつづき「地元の人頼りの旅」は東京編。あらかじめ読者からおすすめを聞いておいた。

ふらっと旅行に行くにも気を使う時期なので、それならば東京の中でまだ行ったことがないところに行っておくのもいいだろう。

地元の人頼りの旅とは

地元の人頼りの旅とは、下調べせずにいきなり現地に行って、あとは地元の人に頼りまくって旅する企画のことです(前回はこちら)。これまでに訪れたいろいろな「地元」。

最初は日本橋である。

日本橋はいろんなものの起点な感じがする。そういう意味でこの企画も日本橋から始めるべきだったのかもしれない(前編では美味しいカレー屋さんから始まりました)。

堂々と「日本橋」と掲げられたこれは首都高速道路である。本当の日本橋はその下だ。

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日本橋って書いてるけどおまえ首都高だからな。
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日本橋こっち。

読者からのおすすめによると、この辺りの高速道路は将来的に地下化する計画があるらしく、このちょっと変わった景色が見られるのも今だけかもしれないのだとか。

日本橋は国が指定した重要文化財である。にもかかわらず真上を高速道路が走っているのはちょっと不憫だ。不憫だけれど、こうでもしないと高速が通せなかった事情もあるのだろう。古いものは残したい、だけど発展も急務、東京にはいろんな場所にこういう「工夫」みたいなものがある。

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日本橋のふもとにあるインフォメーションセンターでは親切にこのあたりの観光スポットを教えてくれます。
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いい手書き地図をもらいました。

日本橋のインフォメーションセンターでもらった地図によると、このあたりには江戸から続く老舗や発祥の地、美術館や博物館、記念碑などなど、歩くのにちょうどいい範囲と密度で見どころが点在しているらしい。ほとんど行ったことがなかったので驚いた。

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もらった地図に載っていて気になったキリン。7mあるらしいです。こんなところにこんな巨大なキリンがいたのか。

読者の方からのおすすめによると「日本橋周辺をぶらついたあとはたいめんけんでタンポポオムライスです」と。やった!

たいめんけんのタンポポオムライス

聞いたことあるぞたいめんけん。老舗の洋食屋ですよね。もちろん行ったことがなかったので情報いただいたのはうれしかった(それを理由に行けるから)。

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平日の12時前なのにすでに並んでいました。こういう機会でもないと並ばないもんなー。
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列を待ってお店に入るとシェフの書き割りが出迎えてくれる。

30分ほど並んだあとで席まで案内してもらい、おすすめの「タンポポオムライス」を注文すると、身なりの整ったウエイターさんから「ご一緒にボルシチとコールスローはいかがですか?」といいトーンで聞かれた。

ご一緒に?ボルシチ?

食後にコーヒーはいかがですか、ならわかるが、ボルシチいかがですか?は聞かれ慣れない。興味はあるけど今回はタンポポオムライスに集中するためにがまんした。

いま思えばせっかく並んだのだ、ボルシチ頼んでおけばよかったな。

ちいさな後悔をしていると、見るからに美味そうなオムライスが目の前に届いて何もかも忘れる。

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パーフェクト。

「ナイフで卵を開いてお召し上がりください」とのことだった。うわ!テレビで見たことあるやつだ。

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オープン!

言われたとおりにナイフでさっとオムレツを開き、別添えのケチャップソースを控えめにかける。この見た目で美味しくないわけがない。もう食べなくてもわかる、食べるけど。

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うおおー。

たいめんけんのオムライスはケチャップソースをかけたときにバランスがとれる味付けになっている。つまり卵とチキンライスはわりと薄味なのだ。

これがポイントで、薄味にすることでオムレツから卵の味を感じる。当たり前のように思えるけれど、僕らが作るとすぐにバターとか砂糖なんかを入れすぎて「オムレツ味」に仕上げようとするだろう。卵味を前面に出すたいめんけんのオムレツにはお店のプライドが感じられた。

夢中で食べていると、整ったウエイターさんが隣の席に座った紳士に話しかける。

「**さん、珍しいじゃないですか」

「近くまで来たもんだから。しかしあちいね」

これだけの会話なのに、ちょっとうらやましいなと思った。こういうお店で整ったウエイターさんに話しかけられるくらい常連になるには、どれほどの経験を積んだらいいのだろう。年配の紳士はボルシチを注文していた。

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厨房と客席とが近いので一体感があります。

ところでタンポポオムライスである。

中のチキンライスは鶏肉とマッシュルームで甘く味がついている。オムレツもチキンライスも、派手に主張しないのに合わさると無敵の美味しさになるのがすごい。

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皿にロゴが現れたあたりでわれに返った。そして残りが少ないことに気づき寂しくなる。

東京ってこういう「一度は食べておきたい」お店がいくつもあるからずるいよなと思う。そしてこういうお店は観光客よりも地元の人にこそ愛されているのだ。ほんと、ずるいぞ。

美味しいものも食べたので、次のページは都内の高架下をめぐります。

 

対談編には日本のハウスミュージック界の巨匠が登場。
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