沖縄はバカンス！
沖縄には南国というイメージがある。実際にその通りで、平均気温が全国で一番高い。昔は琉球王国として栄え、本州とは異なる文化を形成している。沖縄への旅行は「バカンス」という言葉が一番合うかもしれない。
魅力的な観光地も数多く存在する。本島だけでも、美ら海水族館や首里城公園、国際通りなど挙げればキリがない。食べ物もソーキそばやゴーヤチャンプルなど美味しいもので溢れている。沖縄は我々を日常から切り離してくれる場所だ。
そんな沖縄のオススメの場所を地元の方に教えてもらい旅したい。
ガイドブックには載っていない、載っていても大きな扱いではないけれど、魅力が溢れ出ている場所に出会えるかもしれない。
もはや地元と言っても過言ではありません
ちなみに沖縄は私の地元だ。大学時代に2週間ほど沖縄に行っていた。その後も何度か沖縄に行った。その度に、観光客や修学旅行生によく道を聞かれた。私も観光客だけど。どうやら地元の人に見えるようなのだ。だから、私は沖縄を地元だと思っている。
マングローブを見る
今回は県庁所在地の那覇がある本島を旅する。空港や車を借りる時、ホテルや行った先でオススメを聞いてその場所に行く。まず紹介するのは「マングローブ」。マングローブと言われると南国のイメージがある。
国頭郡の慶佐次湾のマングローブをオススメしてもらった。本島では最も広いマングローブで3種類のマングローブ植物を見ることができる。
オススメしてくださった方はこの辺りでカヌーに乗ったそうだ。今回はカヌーには乗らないけれど、東村ふれあいヒルギ公園には遊歩道が整備されている。
私はマングローブが大好きで、エクアドルに行った際にもわざわざマングローブを見に行って、さらにそこで採れるカニも食べた。マングローブは魅惑なのだ。地面との接地面のモシャモシャしたところがとてもいいのだ。
さらにこちらにはハクセンシオマネキやベニシオマネキ、トビハゼなどを、都内のコンビニくらいの感じでバンバンに見ることができる。
シオマネキは当然招いていた。とても招いていた。大きなハサミを振り招いていた。
他にもオキナワアナジャコなどもいるそうだ。時間帯なのか、あまり人はいなかったので、ゆっくりと堪能できた、マングローブのモシャモシャを。沖縄って素晴らしいと再認識した。マングローブなのだ、人生とはマングローブなのだ、たぶん。
人類発祥の地
人類はどこからやってきたのだろうか。いろいろな神話があるけれど、沖縄にもそのようなものがある。今帰仁村の古宇利島が人類発祥の地と言われている。
というか、書いてあった。そういう石碑があったのだ。
オススメしてもらったのは、古宇利大橋の絶景。ただこの日は薄曇りで、そこまで絶景というわけではなかった。それでも美しいけれどね。
せっかくなので、周囲が8キロほどの古宇利島を探索した。するとあったのだ、石碑が。
天帝が初めて人間の男女を地上に降ろした場所がこの島だそうだ。男女は姉弟でここにやってきたのだ。
始まりの洞窟というものもあり、別名「恋島」とも呼ばれている。人類の始まり、ウミナイ・ウミキィの原点らしい。
ここで暮らしたんですな、と思いを馳せた。海が綺麗だし、4月なのに暑いし、それなのに私は長袖で来ちゃったし、と興奮ポイントがたくさんある。
遠くから見る古宇利大橋は美しかった。晴れていれば、さらに綺麗だったろうと思う。
キンタコ
ご存じ、たこ焼き屋「銀だこ」。沖縄には「キンタコ」があるとオススメしてもらった。話を聞けば「キングタコス」の略で「キンタコ」と呼ばれているそうだ。名前からわかるようにたこ焼きのお店ではない。タコライスのお店だ。
沖縄に何店舗かあるキングタコス。
誰もが知るタコライスは、1984年にキングタコスの創設者が考案して売り出したそうだ。私はタコライスが好きだ。その始まりがこのお店と知った。人類の発祥は沖縄で、タコライスの発祥も沖縄なのだ。
タコライスチーズを購入した。チーズが好きなのだ。かなりボリューミー。私は何よりもボリュームを大切にしている。完璧だ。このタコライスは私の願いであるチーズとボリュームを兼ね備えている。ありがとう、キンタコ。
これ美味しすぎて、お店を見かける度に買った。安いし美味しいのだ。完璧なのだ。沖縄とはタコライスなのだ。いい意味でジャンク。抱きしめたかった。ケチャップ的なものが服に付くから抱きしめないけれど、キングタコスを抱きしめたかった。それほどに美味しかったのだ。
