デジタルリマスター 2024年6月15日

ハンバーグはじめて物語(デジタルリマスター)

大人も子供もみんな大好きハンバーグ! 一体誰がどこであんな旨い物を考えついてくれたんだろう。

起源は諸説あるようだが、一説によると、むかし騎馬民族の皆さんが乗りつぶした馬を食べるとき、固い馬肉をなんとか柔らかくして食べようと発想したことに始まるらしい。

当時の柔らかくする方法とは?!実践しました。ハンバーグの源流、レポートします!

2003年11月に掲載された記事を、AIにより画像を拡大して加筆修正のうえ再掲載しました。

東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてデイリーポータルZの編集部員に。趣味はEDMとFX。(動画インタビュー)

前の記事:河原でバウムクーヘン作り(デジタルリマスター)

> 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes

柔らかくするその方法とは

ハンバーグの起源といわれる、肉を柔らかくして食べる方法、その一説の中に、移動中に馬の鞍に肉を付け、歩いたり走ったりの振動で叩いていた、というのがあるらしい。

手持ちぶさたな移動時間を使って自動的に肉を美味しくする! このたくみな一石二鳥精神こそが、今のハンバーグ人気につながっている。

そして、いつも豚や牛の合いびき肉で作っていたハンバーグはもともと馬だった。馬か……。

早速馬肉を調達し、昔ながらの製法でハンバーグを作ってみることに。

1-1-topaz-text-shapes-2x.jpg
馬出身の味
いったん広告です

馬探し

馬肉を求めてプロユースの肉屋へやってきた。

1-2-topaz-standard v2-2x.jpg
馬肉を探して

いつものハンバーグでお世話になる挽肉も今日は無視して進む。馬は、馬はどこだー。

niku-1-topaz-standard v2-2x.jpg
肉!
niku-3-topaz-standard v2-2x.jpg
さらに肉!
niku-2-topaz-standard v2-2x.jpg
畳みかけるように肉!
1-4-topaz-standard v2-2x.jpg
挽肉には目もくれず

いた! 派手に売られる豚、牛、鳥の脇、冷凍コーナーの端にひっそりと馬を発見した。

見ると「馬刺」と「馬刺B」がある。「馬刺」100グラム598円に対し、「馬刺B」は100グラム298円。

発泡スチロールの皿の色にもそのランクの違いが現れている。何しろ、「馬刺」と「馬刺B」だ。 「馬刺A」と「馬刺B」ではないのだ。

1-3-topaz-text-shapes-2x.jpg
馬肉ランク

せっかく作るんだし、ここは「馬刺」を買うべきか……。どうしよう……。

「騎馬民族は固い馬肉をなんとか柔らかくして食べようと発想した」

「馬刺」と「馬刺B」の間で揺れる心に、その一文を思い出した。

そうだ、もともと質の悪い肉を美味しく食べるために始まったハンバーグ。ここは迷わず「B」で正解だ。「馬刺B」ゲット!

⏩ 次ページに続きます

▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

banner.jpg

 

デイリーポータルZのTwitterをフォローすると、あなたのタイムラインに「役には立たないけどなんかいい情報」がとどきます!

→→→  ←←←

 

デイリーポータルZは、Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています。

デイリーポータルZを

 

バックナンバー

バックナンバー

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ