特集 2026年2月24日

3枚で4600円!千葉名産「はばのり」、その納得の味

千葉の道の駅で、調子に乗って買った高級食材「はばのり」。なんと3枚で4600円…!これを買えた過去の自分、まるで自分じゃないみたいです。

買ったはいいものの、一体どんな味がするのか、どう調理すればいいのか見当がつきません。ひとつひとつ確かめるべく、試食会を開きました。

塩味・苦味・海藻のうま味が凝縮!そしておにぎりとお雑煮の相性の良さ…!はばのりの立ち居振る舞いに度肝、抜かれました。

 

大阪で生まれ育ちました。工作と漢字が好きです。チェキで盆栽を撮影したり、豆腐を千切りしたりしています。

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千葉の道の駅で購入

昨年12月、置き去り企画で千葉のど真ん中にある長柄町に置き去られた私と文園うどんさん。

知らない土地でまどう私たちの頼みの綱となった「道の駅ながら」
霧深く、寒い日でした

置き去りにされた心細さの反動か、道の駅で燃え盛るショッピング魂…!

2人で店内を何度もぐるぐるして、人の頭蓋くらいあるジャイアント柚子、調理方法が一つも浮かばないキクイモなど、家の近所で買えないものをどしどし買い込んでいたのですが、

文園さん「なんか、でっかいのりありますよ」

 文園さんが気になる商品「はばのり」を発見。お、千葉の名産でしょうか。パッケージをじっくり見てみると、

え…4600円…⁉

大きいとはいえ、3枚で4600円というお高さ。

4600円、今履いているギリギリのスニーカー(滑り止めが磨滅済み)を買い換えられる値段…

この価格には、「購買欲の化身」となっていた私たちも、「おら!いつもの金銭感覚を思い出せ!」と頬をはたかれました。

しかし…

「せっかくだから!」(&経費で落ちるから!)を後ろ盾に購入へ…!

置き去り企画に参加した他のライターも、千葉各地の道の駅で「はばのり」を目にしていたようですが、全員「あまりにも高くて勇気がでませんでした」とのことでした。あのときの私と文園さんは確かに買い物蛮勇だったようです。

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はばのり試食会

そうやって調子に乗って購入したはばのり。一体どんなお味なのか…いつもの海苔とはどうちがうのか…。試食会の開催です。

メンバーはこちら

文園さんは残念ながら欠席…!

試食会の当日、「花粉症のレーザー手術で両穴から鼻血が止まらなくなった」という連絡が来ました。

見聞きしたことのない欠席理由で、どうお声がけすべきか迷いました。今はもう鼻血は止まっているのでしょうか…?

文園さんの分まで堪能することを誓い、はばのり、開封です

 

高級品は、やはり「開封即嗅ぎ」

橋田さん「おいしいものの匂いだよ!」

唐沢「ちょっと昆布っぽい香りですね」

まいしろさん「すごく磯を感じる」

西村さん「これ大好き!」

西村さんが香りだけで愛を叫んでいました。はばのり、期待大です!

そーっと取り出します

 

色が鮮やかで目が粗い独特のヴィジュアル

石川さん「すごいテクスチャーですね」

まいしろさん「油絵!油絵!」

 西村さん「ゴッホだ」

今まで海苔がポスト印象派になぞらえられたことがあったでしょうか…

人数分にカットしていきます。(かなりの身の乗り出し方で香りを嗅ぎにきてくれたまいしろさん)
唐沢「すみません、一旦1000円札と同じ大きさに切らせてください」

高級品と言えば、「値段の感覚がつかめないので、身近なものの量・大きさにそろえて比較」ですよね。

3枚で4600円、1枚あたり1000円札4枚分の大きさにカットできたので、こちら4600÷3÷4=383円札だと考えてください。

500円札を食べるくらいの感じでしょうか…ていうかこの比較、そもそも紙幣は食べ物じゃないので、めちゃくちゃわかりづらかったかもしれないです!500円札を食べるくらいの感じって何?

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展開していく味

まずは、はばのりだけで味わってみましょう!

いただきます!

一口目、第一印象は…! 

んん!おいしい!

海藻のうま味と香ばしさが強い!そしてパリッ・パキッとした小気味いい歯ごたえ!  

さすが高級食材!

 これはみなさんにも早く試食してもらわなきゃ…

…ん?

 

あ…

西村さん「え?どうしたの?」

まいしろさん「何?」

「外(そと)の味」がしてきました…

橋田さん「外⁉どういうこと?」

西村さん「外?」

周りがざわざわしました。

一口目は海苔らしい磯の風味が広がるのですが、時間が経つにつれて乾燥した落ち葉のような香ばしさが強くなっていきます。

このイメージが「外の味」という何とも伝わらない語彙に結実しました。(それは周りもざわつきますよね。)

奇妙な感想になってしまいましたが、おいしさは確かです!

はばのりへの警戒度MAXのまいしろさん
まいしろさん「すごくいい香り・・・!」
まいしろさん「あっ、」
まいしろさん「え!食べて一秒後から起承転結がある」

石川さん「そんなに展開あるんですか」

西村さん「舌、敏感すぎない?」

まいしろさん「磯の風味もあれば、ちょっと化学っぽい苦味もある…勢いのある4コマ漫画みたいな感じでスピーディーに味が展開します!」

いや、ほんとうにそうなんです!めっちゃ味が変わるんです!

次は、香りの段階で「大好き」と声に出していた​​​西村さんが実食

お味はどうでしょうか…! 

西村さん「あっ、これ…申し訳ないけど」
西村さん「板わかめじゃん」

板わかめでした。

 

「板わかめじゃん」、という感想でした。

 

珍しいご当地海藻グルメを、別の珍しいご当地海藻グルメでたとえている奇特な状況に。(みなさん、面喰って大丈夫な場面です)

説明すると、板わかめは鳥取・島根の名産で、わかめを水洗いして乾燥させた食品。

青木商店の板わかめ(西村さんの記事「鳥取・島根名産「板わかめ」の美味しさを皆様に知っていただきたい」から引用)

私は一度も食べたことはないですが、写真で見ると確かにはばのりっぽさがあります。西村さんによると、板わかめはわかめの「海藻」としての味がしっかり味わえる一品なのだそう。

西村さん「俺はこういう味が好きなの」

板わかめは西村さんのソウルフード。世界最大の板わかめを作るイベントに現地取材までしています。

つまり、「板わかめじゃん」=「めちゃくちゃおいしい」ということで合点していただければと思います。

橋田さんも実食…!
橋田さん「板わかめ」

 板わかめでした。

 

「板わかめ」、という感想でした。

 

実は橋田さんも板わかめの大ファン。

板わかめの経験があるかないかで大きく別れる感想!(板わかめ経験者の方々、もっと情報ください!)

橋田さん「これ、いつもの焼きのりとは全然違うよね」

唐沢「ほうれん草とか、そういう葉物野菜っぽい味もあるんですよね」

ちなみに、はばのりの原料(カヤモノリ科の海藻)と、スーパーでよく見かける海苔の原料(ウシケノリ科の海藻)は違うもののようです。

最後に、板わかめ未経験の石川さんも実食

「はばのりを掲げて何をしているんだろう」と思ってたら、

石川さん「光にすけて、ステンドグラスみたい…」

はばのりという芸術にうっとりしていました。

石川さん「ん…!」

 

石川さん「あとのほうに海のミネラルっぽい苦味がありますね」

まいしろさん「そうですよね!化学っていうか、マグネシウムとかそういう『なんとかウム』みたいな感じ」

西村さん「板わかめの味だよね」

石川さん「食べたことない味だから不安になりますけど、『板わかめ』と言われると安心できておいしいです」

西村さん「板わかめの味なんだよ」

※西村さんは試食以降、「はばのり」よりも「板わかめ」の名前を口にする頻度が多くなっていました。

⏩ はばのりが威力をあらわす塩むすび

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