【グループ展のお知らせ】
キーホルダーのグループ展に参加してます!
私はカレー、たわし、ひよこなどのぬいぐるみを出品してます。
お近くに来たときは是非のぞいてみてください!!
『ラッkey chain 展』2025. 9.5(金) ▶︎9.26(金)
13:00-19:00※開催期間中休業日はございません。
開催場所:The Bee’s Knees Gallery
〒135-0024 東京都江東区清澄3-9-18
工作などでよく下地材のジェッソを使うのだが、「ジェッソって何ですか?」と聞かれることがあるので説明します!
美大生なら誰しもが使ったことがある下地材「ジェッソ」。私もよく工作記事で使用している。誰しもが知っているものだと思っていたのだが、絵を描かない人には縁遠いアイテムのようだ。
主な使い方としては、キャンバス、木製パネル、布など、絵を描く前に下地として塗ることが多い。ジェッソを塗ると発色がよくなるのだ。
ドロドロしているので、塗るときは程よい柔らかさになるように水で薄める人もいるが、私はそのまま塗る派。
ジェッソを塗ってない方は、絵の具が木の方に染み込んでしまっている。下地に塗ると、このように絵の具がのりやすくなるのだ。
基本的に白が使われることが多いが、黒、金など、色展開も豊富。
S〜LLという種類があって、Lに近つくにつれ粒子が大きくなる。
油絵、アクリル、水彩、日本画など、いろんな画材に使用できるのもいいところ。キャンバスに限らず、基本的には何にでも塗れる。
私が1番よくやるのは、スタイロフォームに塗ることである。
スタイロフォームとは、ちょっと固めの発泡スチロールみたいなアイテムだ。
絵の具の発色をよくする意味もあるが、スタイロフォームは強く押したら凹んだり傷がついてしまう繊細な素材なので、補強のためにも塗った方が良い。
美大の学園祭のオブジェは、大体このスタイロフォーム+ジェッソで成り立っているよ。
大学生時代、浮かせずに放置していたら、ジャッソがこびりついて床が剥がれたことがある。大惨事になるので、絶対浮かせよう。
作品として置いておくならジェッソだけの強度で十分だ。
舞台の小道具など、動かしたり長期的に使う場合は、もう少し強度が必要である。私個人としては、障子紙をはるのがおすすめ。
とはいえ、ここまで強度が必要な工作はあまりないので、ジェッソだけあれば大抵大丈夫です。
基本的には発色をよくするため、強度アップのために使われることが多いが、変則的な使用法も存在する。
キャンバスに何重にもジェッソを塗って層にした後、上から絵を描き、後から削ってジェッソの白を出す方法がある。
鉛筆デッサンでは、何度も描いたり消したりを繰り返していくと、紙が汚れて綺麗な白が出し辛くなる。でも、最初にジェッソの層を作っておけば、後から削って綺麗な白を表に出すことが可能だ。
ドロドロしていて、時間が経つと固まるという性質があるので、シンプルにその特性を生かし、ドロドロが固まった立体の作品を作る人もいる。
私は今までずっとジェッソって石膏だと思っていたのだが、調べたら炭酸カルシウムという白い顔料と、アクリル樹脂を混ぜたものだそう。
フランスの伝統的な絵画では石膏を下地にしていたらしく、「ジェッソ」という言葉は「石膏」という意味だが、だんだんと石膏以外の地塗り材料も「ジェッソ」と呼ばれるようになったそうだ。
もし石膏だったら、使った筆を流しで洗ったら水道管詰まるよな……。少し冷静になればわかるのに、ずっと石膏だと思っていた。今回紹介記事を書くことで、ジェッソへの理解が深まって良かった。身近なものでも、長い間ずっと勘違いしていることもあるのだな。
撮影のためにせっかくジェッソと絵の具をひっぱり出してきたので、1枚描いてから押し入れにしまいます。
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