異常に暑かった10月上旬の九州
今回、私が九州を旅行した目的は、まだ訪れたことのない「重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)」(古い町並み)および「重要文化的景観(重文景)」(昔ながらの風景)の取材と、「続日本100名城」(城郭)巡りである。
なお、重伝建については「この町並みがすごい!~ユニークな町並みコレクション」、重文景については「重要文化的景観に見る日本各地の原風景」、私が続100名城巡りを始めたきっかけは「続日本100名城巡りを始めたら、新たな城の扉が開かれた」の過去記事がありますので、よろしければご参照ください。
私は年に1~2回、このようなスタイルで2~3週間の旅行をしており、今回もまたその流れである。
九州をカブで訪れるのはこれで3度目だが、今回は新門司港から九州を時計回りに一周したいと考えていた。
最初のうちは極めて順調な旅行であり、実訪問の重伝建・重文景・城郭を主軸としつつ、これまでに行ったことのある場所にも足を運ぶなど余裕があった。
毎日が晴天続きで写真も映え、実にゴキゲンな気分でカブを走らせていたのだ。そう、最初のうちは。
――という感じで、私は阿蘇に寄り道をしつつ大分県を南下していった。佐伯からは国道10号線で山を越え、宮崎県の延岡市へと入ったのだが、この峠がまさに今回の旅行の転機となった。
カブが停止している時のみならず、走っている時でさえ、じりじりとした太陽光が肌を焦がす。大分県を走っているときには感じなかったその強烈な日差しに、「あ、国が変わったな」と実感した。
延岡の後は宮崎まで南下したのだが、その道のりもまた日差しが眩しく、まさに南国という空気であった。道路沿いのあっちこっちにヤシの木も生えてるし。
鹿児島県に入ると太陽光はさらに強くなり、私は精神的にも体力的にも余裕がなくなっていった。最初のような寄り道もしなくなり、目的の場所だけをピンポイントで訪れる旅行になっていった。
さらには寝袋の下に敷くエアマットに穴が開いて空気が徐々に抜けるようになってしまい、キャンプの士気も低下していった。
この加世田に残る武家町を訪れたことで、実訪問であった九州の重伝建・重文景をすべて周ることができた。これで最低限度の目的は達成できたので、ここからは帰宅を視野に入れつつ北上し、ついでに続100名城の城郭にも寄っていくという感じであった。
島原半島といえば、温泉街の小浜にある「くま屋」の「とり弁当」を忘れてはならない。というか、九州にきたからには、とり弁を食べずに帰るわけにはいかないというレベルである(参考記事→「島原半島の棚田と段畑が凄い、あと『トリ弁当』がうまい」) 。
くま屋は地元のローカルなお弁当屋さんなのだが、ここの「とり弁当」がとにかくうまいのだ。ジューシーな唐揚げを、うまみたっぷりの昆布とおかかが引き立てており、驚くほどにうまい。
本来この後は長崎へ行って五島列島の福江島に渡ったり、唐津を経て福岡へ行き、余裕があったら対馬や壱岐にも渡ってみようとか計画していたのだが、正直このとり弁を頂いたことで、今回の旅行で思い残すことはなくなった。
翌日にはすっかり帰宅ムードとなり、結果的に予定を切り上げて早めに九州を後にすることとなった。
こうして今回の九州旅行は幕を閉じた。帰宅後に鏡を見て思ったのが、やはり「焼けたなぁ」ということである。南九州の強烈な日差しに散々さらされて、夏以上に日焼けした。
私としてはかなりの焼け具合だと思うのだが。いかんせん、普段の自分と比較しての相対的なものなので、その度合いが伝わりにくいかもしれない。
どのくらい日焼けしたのかをより分かりやすい指標で示すことはできないだろうか。例えば、日焼けの色と身近なモノの色を比較することで、「〇〇くらい焼けた」とより具体的に表すことができるのではないだろうか。
日焼けの度合いを食品と比べよう
というワケで、近所のスーパーマーケットに行って黄~茶色系統の食品を手当たり次第に買ってきた。これら全25種のうち、最も日焼けの色に近いモノを探そうという試みである。
色の比較にあたっては、すべてを均一の環境で撮影し、主だった部分の色を数値化して日焼けの値と比べることにする。
なので、まずは撮影の環境を整えるところからだ。
この二つのライトに照らされた箱の中に対象物を置くことで、外的要因に左右されない均一の撮影条件を実現しようというワケだ。
まずは基準となる私の日焼け具合の撮影だが……当然ながら私の体はこの撮影ボックス内には入らないので 、なんとか顔だけを納めて撮影することにした。
なお、具体的なカメラの設定は、ISO感度3200、絞りf8、シャッター速度1/100秒である。以降、ボックス内で撮影した写真はすべてこの設定であり色調補正なども行っていない。
ライトの美白効果はかなりのもので、これだとあまり日焼けしているように見えないかもしれないが、鼻やその左右、額の辺りが赤くなっているのが見て取れる。
普段は眼鏡をかけているので目の周り、マスクをしている口の周りはあまり日焼けしていない。カブに乗っている間はヘルメットを被っているので額の上部もあまり焼けておらず、全体的にムラだらけの日焼け具合である。
この顔のどの部分の色を抽出するかだが、ここは最も焼けている&二つのライトにしっかり照らされている鼻の頭にした。この部分における26x26の平均値を取り、それを日焼けの色と定める。
なおRGB値というのはデジタルにおける色の表現方法である。光の三原色である赤(R)緑(G)青(B)から成り、それぞれ0~255の値の組み合わせで色を表現している(例:赤(255,0,0)、青(0,0,255)、深緑(0,128,0)、灰色(128,128,128)、黒(0,0,0))。基本的に各値が低いほど暗くなり、大きいほど明るくなる。
この日焼けのRGB値と全25種の食品から抽出したRGB値を比べ、日焼けの色に一番近いモノを決めるのだ。
コッペパン
よく日焼けした肌を小麦色と表現するだろう。それは小麦の穀粒の色らしいが、穀粒の状態の小麦を手に入れるのは難しい。そこで(少し強引だが)小麦から作るパンの色と比べるのはどうだろう。
まず最初はパンの中でも最もスタンダードなコッペパンである。学校の給食でもおなじみの、ノスタルジックな色合いと味わいだ。
コッペパンはパンの中でも色が薄い方だと思うが、二つのライトのパワーによってさらに色が飛んで薄くなった。
カメラの設定は日焼けの写真を撮った時に決めたのだが、こう見ると少し明るすぎる設定だったかもしれない(以降、全体的に写真が明るめですが、何卒ご了承ください)。
コッペパンの中央部から抽出した平均のRGB値は(246,196,79)、パンとしてはおいしそうなきつね色であるが、日焼けの値とはだいぶ差があるようだ。
あんぱん
続いてはあんぱんである。コッペパンと同様にスタンダードなパンであるが、あんぱんは他の菓子パンよりも色が濃いイメージがある。さてはて、どうだろう。
やはりあんぱんはコッペパンよりは色が濃いようだが、しかし日焼けの色とはまだ結構な差があるようだ。
カレーパン
総菜パンの代表格、カレーパンはどうだろう。パンをさらに油で揚げているので、その分、色の濃さに期待が持てるというものだ。
さすがのカレーパンというか、なんというか。予想通りの色の濃さであるが、日焼けと比べたらいささか濃いだろうか。
カンパン
お次はパンはパンでも保存食のカンパンだ。防災用品として備蓄しているという方も多いことだろう。
思っていたより固くなくてサクサク食え、味もゴマ風味で結構イケる。……が口の中の水分が全部持っていかれるので、水が不可欠だ。保存食としては十分なおいしさだろう。
色は……まぁ、淡い黄色で日焼けの色とは言えないかな。
厚揚
お次はパンから離れて豆腐製品である。豆腐を油で揚げた、美しい狐色の厚揚はどうだろう。
こんがりとしたイメージがあったので取り上げてみたのだが、思っていたよりも明るい黄色であった。おでんなど、味が染みた後の厚揚だったらまた違ったかもしれない。
いなりずし
というワケで、味が染みたいなりずしである。油揚げを甘辛く味付けしたいなりは日焼けの色に近い気がするが果たしてどうか。
ううむ、厚揚げをやや濃くしたようなRGB値ではあるが、しかし黄色成分が強く、日焼けの色とは少し方向性が違うようだ。
さつま揚
味付けで色を濃くするのではなく、元から濃い色を求めて食品売り場をうろついていたら、さつま揚にたどり着いた。
ううむ、どうにも日焼けの色とは違う。具体的にはRとGの値が高く、Bの値が低い。黄色に偏っているのだ。
からあげ
みんな大好き、私も大好き、鶏のからあげである。最近ではCGの爆発エフェクトとしてからあげが用いられることも多くなった。
Bの値は日焼けに近いが、それ以外がやや高めである。カラっとした色合いであるが、日焼けの色としてはどうだろう。
メンチカツ
色の濃い揚げ物といってまず思い浮かんだのがメンチカツである。からあげよりもさらに濃い色のコロモに、ソースを多めにかけて食うのがたまらない。
実はメンチカツにはかなり期待をこめていたのだが、その期待に応えるかのように、なかなかに良いセンをいってる感じである。
チキンラーメン
揚げ物とはちょっと違うかもしれないが、麺を揚げたものとしてインスタントラーメンがある。中でも麺に味が付いているチキンラーメンは、日焼けにも渡り合える色なのではないだろうか。
日焼けの色とは言い難いかもしれないが、実に食欲をそそる色合いである。いやはや、それにしても腹が減ってきた。
みたらし団子
和菓子を代表しては、みたらし団子の登場である。醤油の香ばしくも甘いタレが団子に絡まり実に美味だ。
ツヤのあるタレが食欲をそそるが、日焼けの色とも結構近そうだ。……が、やはりBの値が低い感じである。
オレンジ
ここら辺で趣向を変えて果物はどうだろう。まずはオレンジだ。文字通りのオレンジ色で、ツヤがあってみずみずしい。見てるだけで爽やかな気分になる果実である。
失礼ながら代打ということもあってあまり期待していなかったが、まぁ、そういうことだ。
先に結果を述べてしまうと、今回比較した全25種の中で、最も日焼けの色からかけ離れているのがオレンジであった。
柿
同じ果物とはいえ、日本古来の在来種である柿は渋さが違う。和の心さえ感じられるその落ち着いた色合いは、日焼けの色ともマッチするのではないだろうか。
むむむ、オレンジと違って柿には結構期待していたのだが、RGB値的にはオレンジと大して変わらない感じだ。少々残念である。
タマネギ
果実ではなく野菜はどうだろう。特にタマネギの皮は、日に焼けた色に近いような気がしないでもない。
ライトを当てると透き通るような色合い見せてくれるタマネギであるが、想像以上に眩しすぎて土臭い色からかけ離れてしまった。意外な一面を見ることができたものの、その存在はもはや日焼けよりも遥か彼方の明るい世界へと旅立っていった感じである。
ぶなしめじ
野菜続きで、キノコにも出てもらおう。私が常日頃から昼食の食材として利用しているぶなしめじである。
こう改めてぶなしめじを見ると、妙に密集していて集合体恐怖症の方にはキツイ画像かもしれない。しかし色合いは意外とバランスが良く、日焼けの色にもだいぶ近い印象だ。
シャウエッセン
肉系統の中でも、茶色系のウインナーは日焼けの色に近いのではないだろうか。ということでシャウエッセンの参戦だ。
あまりにうまそうなのでひとつ生でかじったのだが、シャウエッセンは皮が厚めなので(それが売りのソーセージだ)加熱調理が必須だと悟った。色的にはRとGが強い。
ポテトチップ リッチコンソメ
ここからはお菓子である。お菓子のコーナーをのぞいてみると茶色系統のものがたくさんあり、ひとつくらい日焼けに近い色のものがあるのではないだろうかと思った次第である。
まずはお菓子の代表格といえるポテトチップの中でも、特に色が濃いリッチコンソメ味である。
ポテトチップの中では色が濃い方だと思っていたが、こうして見るとやはり黄色である。残念ながら日焼けの色には届いていない。
キャラメルコーン
お次はキャラメルコーンだ。今更説明するまでもないだろうが、コーンスナックをキャラメルでコーティングしたお菓子である。
はい、コンソメポテチとほとんど変わらない、実に黄色である。キャラメルでコーティングしているとはいえ、コーンスナックなのだから黄色なのは当然だ。選出した私が悪い。
ドンタコス
というワケでお次は色の濃いスナックだ。タコス味のコーンチップである。カリカリの食感にスパイシーな濃いめの味付けがビールによく合う。
確かに濃い色であるが、赤色に突き抜けている感じで日焼けとはまた違った色味である。ちょっと方向性が違っていた。
柿の種
ツマミといえば柿の種だ。分類すると米菓のせんべいとか、あられになるのだろうか。ピリ辛味でこれまたビールのお供に最高だ。
ほぉ、これは予想外。ドンタコスよりも良い感じの傾向である。となると、ポテトチップやコーンチップなどよりも、醬油味のせんべいの方がより良い値が出るのではないだろうか。
ぽたぽた焼
醤油味せんべいの流れがきたので、続くはぽたぽた焼だ。私の子供の頃からある定番商品であり、表面の甘辛醤油をうまいうまいと舐めていた覚えがある。
私の記憶ではもっと濃い色だった気がするが、いつの間にか薄くなったのだろうか、あるいは記憶が誇張されているだけか、別の製品と混同しているのか。
うむ、思っていた以上に黄色だ。コンソメポテチ以上に真っ黄色である。残念ながら、日焼けの色からは遠い。
歌舞伎揚
茶色いせんべいといえばコレ。ザクザク食感に濃い目の醤油味がたまらない、歌舞伎揚はどうだろうか。
色も味も濃いだけに結構期待していたが、どうしてもオレンジ色を抜け出せない。むむむ、これでダメならもう、お菓子の限界を感じざるを得ないという印象だ。
オールレーズン
いいや、まだだ。オールレーズンがある。私の記憶ではかなり濃い色のビスケットであり、レーズンをふんだんに使っていることから登山に持っていく行動食としても良かったと覚えている。
なんだか記憶と多少の齟齬がある感じだが、まぁ、それが時代の流れというものなのだろう。色もビスケットとしては濃い目であるが、歌舞伎揚とほぼ同じ値である。
カンロ飴
もはやこうなったらコレを投入するしかあるまい。昔懐かしの醤油味キャンディ、カンロ飴だ。亡くなったおばあちゃん家のお菓子受けには、もれなくこの飴玉が入っていた。
これまでのお菓子はRとGの値が高くBが低いものが大部分であった。しかしカンロ飴はRとGが抑えめで、Bの値もなかなか大きい。日焼けの色に近そうな、なかなかの有望株だ。
ミルクチョコレート
さぁ、いよいよ最後になった。トリに持ってきたのはチョコレートである。普通のチョコレートだと色が濃すぎると思ったので、ミルクたっぷりのハイミルクチョコレートにした。
さすがにチョコレートを日焼けの色とするのはムリがあったようだが、それ以上に思い知らされたのは、この年になるとチョコレート1枚を食べきるのは結構な苦労だということである。
これからはチョコが食べたくなっても、板チョコより小分けのものを買った方が良さそうだ。
日焼けの色に一番近い食品はなんだ?!
さぁ、全25種すべての候補が出そろった。日焼けの色に一番近い食品はどれか、各RGB値および日焼けとの差を一覧表にしてみよう。
なお、日焼けとの差は、日焼けのRGB値(180,129,93)から比較物のRGB値を引いた絶対値の和として算出している。
日焼けとの差=|180-比較物R|+|128-比較物G|+|93-比較物B|
この値が小さければ小さいほど、日焼けの色に近いというワケだ。
|
R |
G |
B |
日焼けとの差 |
日焼け(基準値) |
180 |
128 |
93 |
0 |
コッペパン |
246 |
196 |
79 |
148 |
あんパン |
213 |
145 |
56 |
87 |
カレーパン |
183 |
111 |
55 |
58 |
カンパン |
241 |
202 |
100 |
142 |
厚揚 |
223 |
182 |
76 |
114 |
いなりずし |
219 |
169 |
68 |
105 |
さつま揚 |
222 |
167 |
58 |
116 |
からあげ |
212 |
172 |
83 |
86 |
メンチカツ |
196 |
132 |
55 |
58 |
チキンラーメン |
219 |
147 |
48 |
103 |
みたらし団子 |
169 |
111 |
47 |
74 |
オレンジ |
254 |
194 |
41 |
192 |
柿 |
254 |
173 |
51 |
161 |
タマネギ |
238 |
165 |
99 |
101 |
ぶなしめじ |
174 |
148 |
87 |
32 |
シャウエッセン |
227 |
174 |
88 |
98 |
リッチコンソメ |
252 |
200 |
68 |
169 |
キャラメルコーン |
240 |
190 |
61 |
154 |
ドンタコス |
252 |
171 |
46 |
162 |
柿の種 |
229 |
159 |
57 |
116 |
ぽたぽた焼 |
250 |
221 |
98 |
168 |
歌舞伎揚 |
240 |
186 |
72 |
139 |
オールレーズン |
240 |
188 |
72 |
141 |
カンロ飴 |
199 |
110 |
66 |
64 |
ミルクチョコレート |
137 |
105 |
75 |
84 |
というワケで、日焼けの色に一番近い食品は――
日焼けとの差32「ぶなしめじ」に決定!
いやはや、なんというか、これは完全に予想外の結果である。ちなみに次点は同率二位、日焼けとの差58の「カレーパン」と「メンチカツ」であった。これらは予想の範疇である。
すなわち結論! 今回の九州旅行において、私は 「ぶなしめじ」くらい日焼けしたということだ。
ちなみに色の濃さ順に並べてみると、次のようになる。なんの役に立つかは分からないが(なんの役にも立たないだろうが)、まぁ、参考までに。
【薄い】ぽたぽた焼 < カンパン < コッペパン < リッチコンソメ < タマネギ < オールレーズン < 歌舞伎揚 < キャラメルコーン < オレンジ < シャウエッセン < 厚揚 < 柿 < ドンタコス < からあげ < いなりずし < さつま揚 < 柿の種 < あんぱん < チキンラーメン < ぶなしめじ < 日焼け < メンチカツ < カンロ飴 < カレーパン < みたらし団子 < ミルクチョコレート【濃い】
日焼けの度合いとしての「ぶなしめじ」
正直言って、今回色を比べてみるまで、日焼けの色に一番近いモノが「ぶなしめじ」になるとは夢にも思っていなかった。比較対象のラインナップに入れたのも、いつも食べている食材なので冷蔵庫にあるからという理由だけだ。
改めてラインナップを見直してみると、どうも茶色に固執しすぎた感がある。日焼けの色は単純な茶色ではなく、もっと青みをも含む、生々しい複雑な色合いなのだ。それだけに、RとGのバランスが良く、Bもしっかり含む「ぶなしめじ」が選ばれたことは必然といえるのではないだろうか。
この結果を受けて、これから人に会った際に「お、焼けたねぇ!」と言われた時には、胸を張って「えぇ、ぶなしめじぐらい焼けました!」と言おうと思う。