意外と売れた部門
つぎは、「これが売れると思わなかった」とか「この記事で売れるの!?」って感じで、編集部的に意外な売れ方をした商品です。
第1位 新車の匂いの芳香剤
売れた数も意外性もともにダントツ一位だったのがこれ。

安藤さんが見つけてきた商品なんですが、これそもそも紹介してる記事が2022年なんですよ。なんで今売れてるんだっていうのがまず意外。
何ですけど、本当に意外なのはこれからです。
記事から引用してみましょう。
まるで自宅近くに無慈悲な化学工場ができたみたいである。煙突から漏れるのは黒い煙、合皮とゴムとを工業用接着剤でひっつけたような匂いだ。ザ・害。
車は工業製品である。ならばまあ、工場ではこういう匂いだったのかもしれないが、誰がそこまで厳密に「新車」を希求しただろう。せめてディーラーに引き渡したあとの匂いを再現してほしかった。

「ザ・害」。そこまで言わんでもという酷評ですが、それが逆に興味を引いたのかロングセラーで売れております。無慈悲な化学工場の香りを味わってみたい方は是非。
くわしくは↓
新車の匂いの芳香剤で車は新車に戻るのか
第2位 夜道も安心、光る首輪
犬用の光る首輪。ちょっと派手だけど交通安全にもよさそうだし、特に黒い犬なんかは夜道に溶け込みますからね、便利かも……とは思いつつなんで意外かというと、記事でつけてるの、犬じゃなくて人間なんですよ。なんでそれで売れたの!?
こんなに光ったら犬はまぶしいのでは!?という検証の記事でした。
意外に首にかけてる本人はまぶしくなく、 ただし相手の首が光ってるとまぶしいとのこと。つまり犬につけるのはOKだけど飼い主がつけると犬がまぶしい思いをします。
実験してくれたライター小堺さん宅の犬は目が悪いので、飼い主がこのくらい光ってたほうが認識しやすくてちょうど良かったとのこと。
くわしくは↓
犬の光る首輪、犬自身はまぶしくないのか検証する
第3位 昭和の名品「イチゴスプーン」
言われてみれば「そんなのあった!」なアイテムですが、実際に自宅にお迎えする人がこんなに多いとは予想していなかったのがこちら。
イチゴに牛乳をかけてつぶして食べるときに使う専用のアイテム、イチゴスプーン。

最近あまり見なくなりましたが、よく考えると、「つぶす」・「すくう・「刺す」ができるかなりの優れモノ。唐沢むぎこさんの研究により、ポテトサラダや納豆などいろんなシーンで活躍できる逸材であることが判明しました。

実用してもよし、ただ懐かしむのもよし。
くわしくは↓
イチゴ用スプーンはポテサラ用スプーンでもある
第4位 あのドクペがゼロカロリー
こちらは編集部視点で意外だったもの。毎月売れた商品をチェックしてるのですが、あんまり上位にいるのを見たことがないんですよ。でも年間で調べたら上の方にいて、「お前そんなに売れてたのか!」と意外だった商品です。
ドクターペッパーにゼロカロリーがありました。その名もドクターペッパー・ダイエット。

ゼロカロリーといっても味は確かにドクターペッパー!
しかし記事では、飲み比べるとふつうのドクターペッパーと比べて甘さもパンチも控えめ……ということが判明してしまったものの、しかしこちらはこちらでフィットするシーンがあるんです。
- 仕事や勉強をしながら常飲する
- まとめ買いしてたくさん飲む
- 味の濃い料理やお菓子と合わせる
こんなシーンでおすすめ。通常版との味の違いを踏まえてもなお、かなり使える飲料です。
くわしくは↓
あのドクペがゼロカロリー。ドクターペッパー・ダイエットを30本買え
第5位 爲房お父さんが学んだ「髪の毛を編む」本
こちらは文句なしに定番で売れてるのですが、考えてみたらデイリーでこの本が売れてるのすごい意外かも!?ということで5位にランクイン。
娘さんの髪を毎日編んであげているという、ライター爲房さんの参考書です。

三つ編みにもだんだん慣れてきた爲房さんが、ネクストステップとして手に取ったのはこちら。


「三つ編みには、表三つ編みと裏三つ編みがある」など、今まで見よう見までやってきた中ではわからなかった知識が詰まっています。子供向けの本とはいえ、子供の髪型を学ぶ上ではプロ向けのバイブルです。
記事はこの本で習得した髪型、フィッシュボーンの写真とともに「やりたい髪型ばかりである」と締めくくられています。
くわしくは↓
子どもの三つ編みを1ヶ月練習してわかったこと
以上、意外と売れた部門でした。
次はいったん知性を挟みますね。本部門です!